ヨガを始める前の自分は、運動でも何でも、とにかくがむしゃらに一生懸命動くことがよいことだと思っていました。

私は基本的には運動のセンスがない人間で、柔道もダンスも一生懸命やっていましたが、何か腑に落ちぬまま、大きく花開くこともなく、うまくいかないまま続けていたように思います。

私はそれらの運動をする時、たしかに自分の力で動いていましたが、「自分がどのように動いているか」といことはほとんどわかっていませんでした。

ですので、柔道では腰を、ダンスでは首を痛めることになってしまいました。

きっと正しい使い方ができていなかったのだと思います。

大切な自分のからだという相方にただただ無理をさせ、無視をした結果だと思います。

ですが、この仕事に就き、勉強し、そしてヨガと出会い、「からだの声」を聞くことの重要性を知りました。

まだ私はヨガを学び始めて日も浅いですが、すでに多くの恩恵を得ています。

特に感じた喜びのひとつは「座ることの喜び」です。

ただ座って呼吸をする。それだけのことに集中する。そうすると沢山の声が身体から聞こえてきます。

一見ただ座ってみえるだけのポーズがヨガにはいくつかありますが、その状態・カタチを作る為に働いてくれているからだの様々な部位の様子を、とても多く感じ取ることができます。

本来であれば「座る」という行為は腰に負担のかかる行為であり、長時間行うことはオススメしません。

ですが正しいポーズとしての「座位」はむしろ腰の調子を整えることに繋がります。

（ちなみに私は先日１０分くらいのつもりが気付いたら３０分も快適に座っていました。）

痛みがあれば施術が大切であるのは言うまでもありません。

ですが運動・リハビリはあらゆる症状を解決に導くためには必要不可欠です。

正しく行うことができればいいですが、どうしても夢中になるほど「自分のからだの声」を無視してしまいがちなもの。

しかしヨガは夢中になればなるほど「自分のからだの声」を聞くことに繋がります。

まずは何かひとつのポーズをしながら呼吸をする。

呼吸のひとつひとつを楽しむ。

伸びている筋肉や支えてくれている筋肉を感じる。

今この瞬間のからだの在り方を大切にすることは人生を大切にすることです。

当院では毎月、ヨガと施術を合わせた「セラピーヨガ」を開催しています。

次回は１１月２４日（日）です。

施術後にヨガを行うことでよりよいリハビリ効果、よりよいヨガのパフォーマンスに繋がり相乗効果を生み出します。

今までは邪険にからだを扱ってきたけれど、これからはもっと大切にしていきたいと考えている方には本当にオススメです。

予約制ですので興味がございましたら是非お早目にお電話等でご連絡下さい。