移転/AIやIoTなどのテクノロジ総合プラットフォーム運営のVACANがWeworkへ

混雑・行列・満席といった人流の課題を、AIやIoTなどのテクノロジーで解決する総合プラットフォームを運営するVACANがオフィスをWeworkに移転した。

会社概要と業態

VACANは2016年6月に設立された企業である。
同社は混雑・行列・満席といった人流をテクノロージを用いて可視化するプラットフォームサービスを運営している。

バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業に選ばれており、IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信が可能なサービスを運営

空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理を行い空き/混雑情報を起点とした「待つをなくす」DXサービスとして幅広く提供している。

資金調達

2023年2月には複数社を引受先とした第三者割当増資ならびに融資により約8億円の資金調達を実施した。これにより、同社のこれまでの累計調達額は、約28億円にのぼる

移転背景と目的

移転背景はリモートワークによる規模の縮小だと考えられる。
移転前のオフィスは住友不動産永田町ビルに200坪程度を借りていた模様である。同社は東京以外に大阪にも拠点を持っており従業員数ベースでは約70名である。

働き方やオフィスへのコストを考えてオフィスのフロアの規模を適正に見直す狙いがあったのではと考える事ができる。

移転先おWeWork 半蔵門PREX Southは1棟がWework仕様となっているオフィスビルである。

Wework本国では連邦破産法第11条の適用を申請しているが日本法人は影響は無いとの声明発表をしている。Weworkを利用するスタートアップは数多く入居企業希望企業は日本国内に限れば変わらず盛況な様子である。

MAP

[移転概要]

企業名:バカン VACAN
目的 :リモートワーク
エリア:千代田区

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