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【選んではいけない】アップグレード5選。新型 : M3 MacBook Airのオプション

Macはベースモデルですら高くなったのに、M3チップのMacBook AirではメモリとSSDのオプションなども高くなりましたね。今日は新型M3チップモデルがでたMacBook Airのいろいろあるアップグレードオプションから、「選んではいけない」ものを5つ選んでみました。なるべく無駄なアップグレードは避けて、最高のMacBook Airを手に入れましょう。

1. M2からM3への買い替え

まずは、M2からM3への買い替えについてです。新機能は微々たるものであり、デザインの変更も見られません。CPUやGPUの性能に大きな差は感じられませんが、GPUも1段階向上しています。より高いGPU性能が欲しい人はM3モデルにいくことも可能ですが、M2でラグい作業はレイトレなどの新機能活用以外の状況でM3チップで快適になるということも少ないほどの差でしょう。

電力効率は大きく向上しています。しかしグラフで見たようには常にうまくいくわけではありません。消費電力あたりの処理性能はその作業の内容によって大きく変わります。

グラフではピークに近い性能を発揮しているときには大きく差が出るようです。Cinebench 2024実行中にM3 MacBook Airは16Wからすぐに7Wへと電力制限がかかりましたが、それでも比較的高いパフォーマンスを発揮することができています。電力に制限がかかりながらもM2チップモデルより高い性能を発揮することができる。

一方でブラウジングのバッテリーテストにおいては、期待されるほどの差は出ていません。最大で1時間くらいの差しかないようです。

出典元:Tom's Guide

ピークパフォーマンスといえばチップ性能を最大限に開放し続ける長時間の変換作業ですが、それほどMacBook Airを酷使し続けることも稀でしょう。正直なところ、「電力効率」の進化は素晴らしいところではありますが、バッテリーの持ちに過度な期待はしない方がいいでしょう。

2. SSD1TB以上

次に、SSD1TB以上のアップグレードですが、これは率直に言ってふざけています。市場価格を考えると、このアップグレードにかかる費用で高い周辺機器類が買えます。M2チップモデルではベースモデル256GBではSSDの速度が半減してしまうという仕様ですが、512GBにアップグレードをすることによってSSDの低速問題を解決することができます。(内臓NANDチップの枚数が増えるため並行アクセスが可能になる)しかし、内蔵ストレージの速度が向上しても実感できる差はほとんどありません。

ストレージ容量は512GBがおすすめです。動画編集の際に作られていくプロジェクトなどは以外と容量が必要ですで、512GBあると安心。1TBはお好みですが、正直高いと思います。ハイエンドSSDの1TBモデルは約15000円ほどです。(最近ちょっと高くなったがこの金額)

2TBは絶対に選ばないようにしましょう。Windwosにいきましょう。

3. M3チップと8GBメモリ

Appleのメモリアップグレードは非常に高額であり、8GBから16GBにアップグレードするには莫大な費用がかかります。しかし、メモリ容量が少ないと、ブラウザのタブの増加などでも挙動が変わる可能性があります。2024年においては、16GBがスタンダードと考えられるほどです。


「メモリを8GBにして予算を下げたい」という方は基本的には重い作業は想定していないはずです。そのためにCPU、GPUの性能差をM2とM3チップの間で感じることはほぼないと思います。あらゆる状況下でM2モデル+16GBメモリの方がかなり快適になると言い切れると思います。

そしてなにより、M3チップの8GBモデルではレイトレの制限がかかるアプリも報告されています。M2チップモデルの選択肢がある現在では、M3チップは16GBメモリを選ぶ人のみの製品をいえるでしょう。

4. M2チップのGPUコア数アップグレード

GPUコアのアップグレードは、性能向上が見込まれますが、M3チップへの移行の方がより効果的であると予想できます。M3チップとのGPUの差は3DMark Wild Life Unlimitedでは約17%の差があります。これはGeekbenchよりも長い時間をかけるテストなのでもう少し現実的な数字になっています。

8コア→10コアに増量する理論的にはピーク性能を最大25%強化できますが、それ以下です。コア数が増えるデメリットでは発熱量が増える、そしてパフォーマンス向上の効率が下がる、といろいろありますが、最大性能発揮時にはM3チップの電力効率が非常に有効でもあります。M3チップに行かずにM2チップのGPU10コアモデルを選ぶ選択肢にはならないかと思います。

しかし、特にレンダリングなどの重い処理を行うためにGPUを強化したい人は、MacBook Proの上位チップモデルを検討することをお勧めします。


5. Wi-Fi 6Eを求めるためにM3チップモデルを買う

最後に、Wi-Fi 6Eへのアップグレードですが、実際にはその必要性はあまり感じられません。現行のWi-Fi 6でも十分な速度が得られますし、高速化を求める場合はルーターのアップグレードを検討する方が効果的です。ルーターのアップグレードというのは必ずしもwifi6E規格にするというわけではなく、ハイエンドルーターを購入することでかなり快適になることもあります。ハイエンドルーターは内臓のCPUやアンテナの本数なども増強されていますので、特に数人で同居している家庭では端末の台数が増えますので、同時アクセス時に安定性が増します。

Wi-Fi 6Eは6GHz帯域を使えて5GHzからの電波干渉を避けることができるのが一番のメリットかと思います。


まとめ。アップグレードについて、アレコレ語ってみます↓↓


今回は選んではいけないアップグレードをまとめてみた。SSDやメモリについては他の施品でも大体同じですね。選ばない方がいい順に並べると、

1. M2チップのGPUコア数アップグレード

2. Wi-Fi 6Eを求めるためにM3チップモデルを買う

3. M3チップと8GBメモリ

4. M2からM3への買い替え

5. SSD1TB以上

となりますが、、SSDに関しては使うことができるものであるし、人それぞれということで。基本は「良さが体感できない順」に並んでいます。 そういった意味では、ほとんどの人にとってメモリ24GBへのアップグレードもランクインしそうです。

特に1位のM2チップのGPUコア数の10コアへのアップグレードはさすがに選ぶ人は少ないんじゃないかなと思います。 M2とM3チップモデルの差額が 16,000円で10コアへのGPUのアップレートが+1万5000円。どう考えてももったいないですよね。





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