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M3 vs M2 チップモデル。MacBook Airの比較:どちらを選ぶべきか?

はじめに
MacBook Airの最新モデルは、M2とM3の2つのバージョンが登場しました。どちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はそれぞれの特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。

1. M2とM3の比較

マイクやスピーカーなどの周辺機器がアップデートされているとのことですが、いくつかの比較を見ても正直大きな違いは分かりませんでした。基本的には、こだわる方はMacBook Proを選ぶのが良いでしょう。MacBook Proは高品質なマイクやスピーカー、ディスプレイや周辺機器が揃っており、その魅力は際立っています。 チップだけではなく、そういった周辺類に魅力があるのがMacBook Proだと思っています。

SSDの速度もM3チップでは元の2枚構成に戻っているため、性能面での改善が期待されます。 実際にテストではまた倍速に戻っているみたいなので、これで外部ストレージからのファイル、転送速度を速くしてあげることができます。 クリエイティブ作業ではわずかな差しか生まれませんので、こだわる必要もないと考えています。

正直1,500 MB/s リードあれば十分でもある。

CPUではM3チップが最大クロックを伸ばすことに成功し、世界最速のシングルコア性能を発揮しています。ただし、GPUの性能はベンチマーク上では意外にも、あまり大きな差が生まれていないものもあります。

あまり差が出ていないスコアもある。(最適化の可能性もあるので注意)

でも今回の M 3 チップはここがポイントで、レイトレーシングを活用できるものであれば 圧倒的な速さが生まれます。つまりは新しく追加された これらの新機能を使いこなさないと M 3 チップは使いこなせないので、レイトレの足を引っ張らないためには 16GB のメモリを使うことが必須になります。

圧倒的な差が出ているアプリケーションもある。

基本的な GPU や CPU を伸ばしていく世代が続いていましたが 最近はインテルを含め いろんなチップが AI とかを活用してより 消費電力が低い状態で早い処理をこなそう と チップを開発しています。

動画編集するならば メディアエンジンが非常に必要になりますので自分が 使う使う クリエイティブ作業はそのチップのどの機能を使いこなすのかを事前に確認しておくと、もしかすると 上位 チップに行かなくても爆速になるかもしれません。

2. バッテリーと熱の管理
MacBook AirのM3チップは、過去のチップに比べてパフォーマンスが向上し、消費電力が1Wあたりの処理性能が大幅に向上しています。しかし、熱の管理には注意が必要です。長時間の使用や高負荷のタスクにおいては、サーマルスロットリングによって性能が低下する可能性があるため、適切な冷却が必要です。

実際にCinebench R23でもかなり早い段階でクロックの低下が見られていますね。もちろん全体のクロック低下の挙動があったとしても、最終的にCinebenchのスコア上がっていますので、確実にM3チップの方が性能が高くなったと言い切れます。しかしCinebenchを実行中100度を超えるチップの温度 には少し驚かされますね。

M3は一瞬でクロックダウンが始まった。

やはり、 ファンレスのMacBook Airでは、M3リッチチップの性能をフルに発揮するのには少し限界があるといえます。 MacBook Proにはファンが付いていて、少し製品も大きくなっていますので、同じチップでもパフォーマンスの維持に差が出る可能性があります。 やはり ベースのM3チップをはじめにMacBook Proに投入したのは正解だったかもしれませんね。

IPhone 15 ProのA 17 Pro チップと同じように、今回のチップもやはりチップのピーク時の発熱が増えていると考えるべきです。 おそらく、TSMCの最新プロセスである3nmに起因するものでしょう。 次のM4チップは2nmプロセスに移行するわけですから、その時までには良い方向に改良できるのでしょうか。 ここで少し大きな壁があるのかもしれません。

それでもアップルがプレゼンしている通り 今回は M 3 チップが過去のチップに比べ 「パフォーマンスーパーワット」、消費電力 1 W あたりの処理性能が大幅に向上したことはある程度の確認ができましたので、期待してもいいのかもしれませんね。

3. M2とM3の選び方

M2の場合は、価格が魅力的であり、安定したパフォーマンスを提供します。 M2世代では macBook Airでも発熱問題は一切ありませんでしたからね。 しかしピーク時のみの発熱なので、常用時に特に気にするものではありません。Cinebenchは数分間の間ピークパフォーマンスを発揮しておりますので、CPUやGPUを使った長時間の書き出しのときには発熱量が増えるという意味です。

しかし価格差は大きく、どうしてもM3チップよりもメモリやSSDを1段階アップする方を優先したい。

一方で、M3は洗練された機能や優れたパフォーマンスを求める方に最適ですが、メモリ16GBを最低基準としたい。予算に応じて選択することがポイントです。

結論
MacBook AirのM2とM3、どちらを選ぶかは個々のニーズによりますが、予算やパフォーマンス、機能面で考慮して、 今回は大きなデザイン変更がなかったM2モデルもいまだに魅力的。MacBook AirではやはりM2チップからの買い替えとまではいかない性能向上だと考えました。その理由はM3チップで追加されたレイトレを始め、いろいろな機能がまだ たくさんのアプリケーションで活用できる段階では無いからです。AIなどはこれからどんどん進化していくポイントになりますので、もう少し時期が経てば大きなアドバンテージになるかもしれません。それでもBlenderの結果や、 メディアエンジンを活用したときに見れる書き出し速度の速さなど見たところ、圧倒的な速度向上になっておりますので、 ぜひ単なるCPUやGPUだけではなくて、これらの新機能をどれほど使いこなせるかにも注目してみてください。

このままどんどん進化を続けていけば、インテルデスクトップにも劣らないクリエイティブマシンが完成する可能性もありますね。

しかし、レイトレーシングが16GBでないと使えないアプリがあることは少し寒い感じがしますよね。なので自分はM3チップに行くならば確実に16GBに行き、8GBであればM2を選んだ方が無難だと考えています それでも個人的にはどのAppleのどのチップを買っても今は、メモリは16GBの時代になっていると思います。


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