子どもが巣立っていった職場の先輩たちと子どもの話をしていると、「とくこさんとこは５歳か～かわいいやろ～？」と言われたりする。
わたしはそんなとき、「はい！超かわいいです！」と答えていた。

しかし、別の人が同じようなことを言われたとき、「もう〇〇で△△で全然言うこと聞かないんですよ～！」と答えていた。
あれ？もしかしてこれが一般的回答？やばい、超まじめに答えちゃった。

そういえば、わたしの母が誰かにわたしの話をするときに謙遜がなかった気がする。
この子は自分とは違ってこうなんです、みたいな話し方だった記憶がある。
さらに、わたしが幼かった当時、母は母の姉弟たちにあんまりかわいいからとわたしの写真を引き伸ばした（拡大した）やつを郵送で送り付けたという。
そして姉弟みんなに「バカか」と言われたという話をしていた。
なので、超かわいいです！と言ってしまうのは遺伝なのだろう。

でも謙遜したい気持ちもわかる。
人前でわが子をかわいいかわいいと言っているのを、はいはい、って思う人もいるだろう。
照れちゃう人もいるだろう。

職場の謙遜（だと思う）していた人は、自分は自立をうながすため厳しめに子育てしていると話していた。
そんな彼女がそう答えるのはしっくりくる。
この質問の答え方には子育て方針も垣間見えるなぁと思う。
あとその人らしさも。

もしかしたら、こう答えるのが正解、とかあるのかもしれないが、みんなそれぞれの自分らしさで答えちゃったらいいんじゃないかな、と思った。

うちの子も言うことは全然きかないし、きーってなるときもあるけど、また同じようなことをきかれたら、やっぱり超かわいいです！って言おうと思う。
なんかそれがわたしらしい気がするので。
でも写真は送り付けないように気をつけよう。