徳川 ジェイコブ

30歳、都内サラリーマン。既婚子二人

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俺のエクストリーム出社について、話そう。

俺のエクストリーム出社について、話そう。 100円の価値がある。後悔はさせない。 当時、俺は愛知県にある会社に勤めていた。 ある日の出勤ルートが、新宿→愛知県西部になったときの話だ。 日頃からエクストリームな君たちは、品川発名古屋行きの始発新幹線に乗って、愛知県にある会社に8:30に出社が可能なのか、考えたことくらいはあるだろう。俺の場合は、乗換案内で検索してみても結果は、8時13分に最寄り駅に到着。駅から会社までは徒歩20分。遅刻だ。 さあ、一気にいくぞ。 【序章

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    • さまようモノクローム

       世間では、1週間続いての快晴で、いつもは騒がしい天気予報でおなじみの気象予報士でさえも退屈そうにリポートしている。鈴木卓也は昨日からつけっぱなしにされているテレビを見ていた。  現実から目を背けるかのように寝返りを打った。そちらの方向にはモノクロで撮られた、仲睦まじい親子3人の写真が立てかけられている。他界した妻と息子のそのときの笑顔は5年の月日が過ぎ去った今でも、変わることなく卓也の記憶の中に色濃く保管されている。   最初に卓也の目に映る世界に異変が起きたのは、一昨年

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