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角交換が終わったらしい

結構前のことだけど、以下の情報は衝撃的だった。

まさかの角交換終了。たぶん文脈的に角換わりということでいいと思う(戦法に詳しくないのでどう違うかがあまりわからん)けどこれは衝撃的。

元々藤井竜王名人が先手角換わりで9割くらい勝っていたのでAIレベルでも有利だと思ってたけどまさかそんな有利になるとは思わなかった。1つの戦型がこういった証明をされてしまうのは面白いと思うと同時に寂しさのようなものを感じてしまう。非常に複雑な気持ちである。

正直な話、AIでほぼ100%の有利が証明されたからといって人間レベルだと普通に選択されると思う。なのでそこまで影響はないと思うけどそれでもこれは衝撃的。将来的にはほとんどの戦型でこういったことが証明されると思う。それもそんなに遠くない未来かもしれない。

なんなら1年以内に来る可能性もあるのでAIの進歩は驚異的である。完全解はまだ見つからないと思うけど序盤の定跡段階で有利不利がわかってしまう可能性は普通にあるのですごい。

ただ将棋AIの開発者のやねうらおさんが書いてた記事を後日読んだけど、角換わりがAIで分析しやすい理由は一発逆転の必殺の角打ちが様々な場面で出現しやすく逆転しやすいのでそもそも読む変化が少ないという要因があるらしい。

むしろ序盤に評価値が下がる振り飛車の方が読む量が多くなり必勝形を見つけづらいらしい。これは意外なことである。振り飛車が不利なんて言うのは相当前からAI界隈では言われていたことなのでもう厳密に指せば負けやすい戦法だと思っていた。もちろん正確に指せば必勝になるパターンが多いのかもしれないけど角換わりより分析しづらいのは意外。

将棋もまだまだ奥深いんだなぁと思わされる話だった。

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