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【アークナイツ】サイドストーリー『帰還!密林の長』の感想

最近復刻した『理想都市』を読む前にそのイベントと多少なりとも関係しているらしいイベントの『帰還!密林の長』を読むことにした。今回はそれを読んだのでその感想を書いていこうと思う。

今回のイベントはサイドストーリーにしては珍しくドクターが出てくる話となっている。情報処理室の「公共事業実録」を見ると6番目に実装されたサイドストーリーのようなので、初期らしくドクターを出す方針の頃だったのかもしれない。

今回の舞台はガヴィルの故郷であるサルゴンのアカフラだ。アカフラの族長を決める大会の様子が中心となって描かれる。

アークナイツと言えば悲劇的で残酷な話が多いが、今回はアークナイツにしては珍しく穏やかでポップなシナリオとなっている。アカフラの人々はオリパシーに対してもそこまで阻害するような態度を見せないし、基本的に明るく物語自体もノリで進んでいく。読み味も軽く分量もそこそこなのでスラスラと楽しく読めた感じがある。ここにおいては「文明と原始の対比が云々~」というのが語れると思うが、その対比って散々語りつくされていると思うのでここではあえて取り上げないでおく(どこかで見たので)。

今回の話はガヴィルが魅力的だったなと思う。回想秘録を読んでいないのでガヴィルというキャラクターにも初めて触れたけど、良い意味でアークナイツっぽくない勢いや熱さがあって良かった。キャラクターは全然違うけど物語を牽引する力があるという点で言えばフェデリコに近い存在なのかもしれない。そういったパワーのある人物が1人いるとテンポよく進むなーと思う。

ロドスに帰ってきたときにケルシーがガヴィルに対して素直に「おかえり」と言っていたのが良かった。ケルシーは話が長いけどたまに見せる優しさが良い。謎の人物ではあるし目的もわからないけど根本にあるのはやはり善性だと信じたくなる。

面白かったけど考察的には意外と書くことがないかもしれない。AUSの話もあったけど結局わからないし、様々なシナリオを読むたびにエーギル関連のシナリオを早く読みたい気持ちが強くなる。復刻した『理想都市』も読みたいので次はどれを読もうか迷う(一応理想都市は読み途中ではある)。

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