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アニメ『16bitセンセーション』5話の感想(1985年にタイムスリップするかもしれないという説)

今回はアニメ『16bitセンセーション』の5話の感想を書いていこうと思う。ちなみに1~4話に関しては以下の2つの記事ですでに書いているので割愛する。

実は4話放送後に以下の記事を書いたけど、5話の時点で予想を外してしまった。コノハがおばあさんにもらったゲームで映されていないゲームが1作ありそれがYU-NOだという予想をしていたが、実際は『午後の天使たち』だったということが5話で明かされた。

このゲームを検索してみても検索には引っかからなかった。タイトルを少し変えた『天使たちの午後』というゲームならあるようだけど、この作品のパロディなんだろうか?単にマイナーすぎて検索に引っかからないだけの可能性もあるが自分は見つけられなかった。

どうやら『天使たちの午後』はいくつかシリーズが出ているほどの作品らしい。批評空間を見ると中央値等の数値自体はそこまで高くないが、古い作品は低い傾向にあるので実際はどのくらいの人気だったかはわからない。

この作品を調べたら学園の美少女ゲームの始祖と呼ばれるくらいの作品らしい(批評空間に書いてあった情報なので信憑性がどれほどかわからないけど)。もしかするとこのアニメの最後には初代『天使たちの午後』の発売日である1985年にタイムスリップして何かをするみたいな展開もあるんだろうか。

ちなみに1985年といえば日米半導体協定が結ばれた年の前年でもある。この協定は日米貿易摩擦を解消するために結ばれたと言われているが、「この協定を機に日本の半導体産業が衰退した」と一部でいわれているということを聞いたことがある。このアニメでそんなリアルな歴史背景に則した政治描写を入れてくる感じはしないけど、そのくらいしないとPC-98なんて普及しないだろうしワンチャンなくはないのか……?(具体的な話に触れず最終話で駆け足的に一部そういう要素がある可能性もなくはない気はするが流石に無さそうではある)。

ちょっと話がそれたので本題へ戻ろう。『午後の天使たち』というおそらく架空のゲームはとりあえず置いておくとして、5話では普通にYU-NOも出てきた。同級生が出てくるんだからそこまで以外ではないけどやはりYU-NOは個人的に特別感がある。なので登場してくれて嬉しかった。

自分の家の美少女ゲームが消えたという現象を「エロゲ専門の空き巣」が出たと解釈するコノハが面白い。字面だけ見ると割れ厨っぽいけど、コノハが言っているのは物理的なデカい箱を盗んだ空き巣を指しているので流石にいなさそうである。

今回コノハはタイムスリップする時代がそのゲームの発売日になるという法則に気づくことになる。そして今回はKanonを開くことで1999年に飛ぶ。

1999年にはもうコノハの勤めている会社が入っているビルがアキバの再開発によって既に建設されている時代となっており、守の父たちの会社もゲームの成功により潤っていた。ここで出される売り上げの数字が10万となっているけど1本でこの数字って相当すごいんじゃないだろうか。当時の水準だとわからないけど今の水準でいったら相当ヒットしてる数字だと思う。

そして守父の会社のヒットしたゲームがコンシューマー化するという話になる。コンシューマー化の話を持ってきた市ヶ谷という人物がいかにも怪しい人物で次回はその人物の実態を調査するという内容になりそうである。

コノハが落としたゴミ袋から守が市ヶ谷の店のカードのようなものを見つけ、そこから市ヶ谷の内情を調査しようという流れになったので、またコノハが未来を変えてしまったという展開なのかもしれない。この小さな過去の変化が未来にどういった影響をもたらすかはまだわからないけど今回はより大きく未来が変わりそうな気もする。

5話も小ネタ満載で面白かった。良い作品が多い今季の中でもこの作品が一番好きかもしれない。次回も期待。


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