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ガンダム劇場版『GのレコンギスタⅡ~Ⅲ』の感想

・前回の映画の感想記事は以下。

・ベルリってなんでキャピタルアーミーと戦うことに全然悩まないんだろうか?そこは結構大きなところだと思うけど自分の元居たところと普通に戦ってるのは違和感ある。モビルスーツで相手の顔が見えず名もない人と戦っているように思えるから誰が敵であろうがあまり何も思わないという設定なのかもしれない。

・それともキャピタルアーミーだから別に戦ってもいいという感じなんだろうか?キャピタルガードと戦うのは抵抗あるみたいな心理もある可能性はある。

・富野作品にしてはキャラクターが記号的な気がする。全体的にキャッチーなキャラ付けは監督が意識的にやっているように思える。若干ポンコツの姫様に自称天才の天才などわかりやすいキャラが多い。ただあくまでも富野作品にしてはという話なので富野的なキャラと記号的なキャラが混ぜ合わさった独自のキャラクター造形となっていて面白い。

・Ⅱの最後まで見たけど、設定を理解しているからなのかやはり結構面白い。この作品の面白さの1つとして文明を発達させることを忌避する宗教の存在があると思う。ベルリ自身もその宗教の考え方が染みついており、ことあるごとに「~すると祟られますよ!」と少なからず信仰している様子が垣間見える。

・そういったベルリの無意識の信仰心が見えるシーンでは面白いと感じるのだけど、この面白さを感じるためには少なくともそういった教義の宗教が存在していることを把握しなければならない。そして本作においてはその面白さを理解するのに必要な設定理解の説明や描写が希薄なのでそういった点は根本的な欠陥に感じる。つまりwikiを見ないとわからん人多いんじゃないだろうかという話。理解すれば面白いとは思う。

・ふと思ったけど少年少女たちを中心に世界の紛争をなくすために奔走するという話の形式はテイルズオブシリーズに近い気がする。単に形式だけじゃなく世界設定の分量や複雑さとしても近いと思う。テイルズがゲームの分量でやっていることをアニメでやっているんだからわかりづらくなるわけである。

・Ⅲを最後まで見たけどわからなくなってきたかもしれない。なんとなくはわかるけどごちゃごちゃしてきている。ただ世界を巡る旅のようなワクワク感は伝わってくるのでその点は変わらずに面白いと思う。

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