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アニメ『16bitセンセーション』2~4話の感想

この記事ではアニメ『16bitセンセーション』の感想を1話ごとに書いていこうと思う。ちなみに1話に関しては以下の記事にてすでに書いているので割愛する。

2話:いっしょに美少女ゲーム作ろ!

美少女ゲーム会社で雇ってもらい働くことになるという展開。すぐに塗りができるようになったりと若干順調すぎる感じはあるけどそれでも面白いと思う。

昔の塗りの制作過程が知れるのは普通に面白い。15色だけで上手いこと中間色を作って色を塗るのすごすぎる。マウスで塗るというのもすごい時代だと思う。

「未来が美少女でいっぱいになったのは美少女ゲームがあったから」というのは正しいんだろうか?普通にエヴァとかナデシコ及びその時代のアニメの影響という説明もできる気はするし直観的にはその方が要因としては大きそうにも思える。大きなムーブメントの中の1つではあると思うけど要因として大きいかと問われるとそこまででもないような気がする。

最後はまさかの現代に戻って終了。現代と昔を行き来するタイプの作品なんだろうか?現代の美少女ゲームパッケージをもっと出してほしいと思ってたのでちょっとだけ嬉しいし物語の引きとしても面白いと思った。ビジュアルアーツ協賛だし田中ロミオ信者の自分としてはRewriteや終のステラも出してほしい。ついでに田中ロミオも新作出してほしい(これが一番の望み)。

3話:もう一度みんなに会いたくて!

過去から現代に戻ってしまうもまた過去へ行くことに。しかし過去と言っても1992年ではなく1996年となっており4年も時が経っている。ちょうどpiaキャロットへようこそと痕が発売している時のようだ。批評空間を見たら確かに同日発売だった。このまま2000年代までちょっとずつ進んでいく感じなんだろうか?コノハは2023年時点で19歳なので誕生するちょっと前の2004年付近まではやりそうな感じがする。

「ああいうゲームを買うのに慣れてそうな感じがしましたので」と言われてしまうコノハ。さりげなく言ってるけど面白いセリフだ。今はエロゲユーザーも女性が結構いる印象(すかぢ先生が言ってた気がする)だけど当時はどうだったんだろうか?やはりユーザー層は現在も変わらず比率的には男性が多いと思うけど当時の方が女性率は少なそうなイメージがある。

このちょっと出てきたメガネっ娘も年代を経るごとに出てきそうな気がする。守とこのメガネっ娘がコノハの両親という可能性はコノハが気づくはずなので流石に無さそうではあるけど現代のコノハに何かしら繋がってそうな気がする。コノハの両親がこの2人だけど実は亡くなっていて施設育ちだったから名前も顔も知らなかったという超絶展開もあるかもしれないが流石に重すぎるのでないとは思う。

あとED観てようやく気付いたけどこのメガネっ娘がシャニマスの美琴さんと声優が一緒ってすごい。山根さんは水星の魔女でも出ていたがどの作品もそこまで一緒の声という感じがないので演じ分けがすごいのかもしれない。

「ニフティのフォーラム」って当時はよく見られていたんだろうか?流石に当時のネットについては知らない。こういうところにも当時の空気感が表れているんだろうけどわからない点も出てくるなぁと思った。

「プログラムのこと知らないやつがパソコンを使っているからダメなんだ」という意見は今でも思ってそうな人はいるなぁと思う。確かにUIのわかりやすさの向上によりパソコンの中身を知らずに使えてしまう傾向はどんどん進んでいる。商業的にはわかりやすくした方が売れるので売る側としてはそちらの方向にUIを進めたがるんだと思うが、その分ヘビーユーザーには使いにくくなりがちなので今でも共感される意見だと思う。ただPC-98とWindows95の差異がどれほどのものかは知らないのでもっと違うような問題の可能性もあるが。

Windowsで作るのが嫌だと逃げ出した守を何とか説得する役目を任されるコノハ。そして次回はどうなるかというところで終わり。今回も時代特有の空気感が感じられて面白かった。次回も楽しみ。

4話:いいんだよ!

まさかの雫のOPが出てきた。やったことはないしOPも初見だったけど地上波でこの時代の美少女ゲームOPが流れるなんてすごいことだと思う。

登場人物が普通にアリスソフトとかリーフの名前を出しているのがなんか良い。パッケージやゲームだけでなくブランド名が会話で出てるのが新鮮な感じがする。

前回に引き続き守を説得するために奔走するコノハ。夏コミが出てきたりしてそういった面も面白い。

PC-98愛のために未来を変えるという意気込みで頑張るため戻ってくるという展開。このままPC-98系譜の未来になったら面白そうな気がする。確か1度未来に戻った時に少なからず未来が変わってそうな描写があったのでもしかするとそういう展開もある気がする。タイムリープものは世界の命運とか仲間の命を助けるために奔走することが多いけどPC-98の未来のために頑張るというのは斬新すぎる。だけど熱い展開だと思う。

4話のラストでまた未来に戻ってしまったコノハ。また過去に行くという展開になるんだろうけど今度は何年なるんだろうか?2000年くらいにはなってそうな気がする。次回も楽しみ。

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