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夢日記「早とちり先生」 2020/01/07

 まるで学園ドラマのシーンのような晴天のキャンパス。建物の前の芝生でくつろいでいたら先生が親しげに声をかけてきた。眼鏡をかけた先生は若くて爽やかだ。先生は「生徒の為に」あるハンドルネーム〇〇を名乗り、教師であることを隠しながらSNSで活躍していたある男性の話をしてくれた。その話は結構面白かったが、僕には生徒の為という目的を外れて、ただSNSにハマってしまった教師の話にしか聞こえなかった、などと感想を伝えると、その男性はあくまで教育を目的としてやっていたのだと、先生は穏やかに主張した。
 「そういえば僕も×××××(漢字の当て字、5文字くらいの面倒くさいやつ)というハンドルネームでやってるんだけど…」
先生はこちらから聞きもしないのに自分もSNSをやっている事を生き生きと話しだしたかと思うと
「お父さんは君のことをどう思ってたのかな?」などと、唐突な質問をして来る。それに答えようとする僕には構わず、手に持ったカプセルの薬を僕に見せるように(この薬を飲まなきゃ)と目で合図してどこかへ行ってしまった。なんとなく、彼が手にしていたのは精神薬なのかな、と思う。あまり深く考えたりせずに、僕はそのままその場所で彼を待っていた。話の途中だったから。
(先生、ちゃんと薬は飲めたのだろうか?)

 再び先生が現れてこう言った。
「ところでご両親は君のピアノの事はどう思ってるのだろう?」
 (先生、僕が演奏する楽器はドラムなんです…)

早とちり先生_S


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