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23'ドラフト、西武どうする?って話

お久しぶりです。とくのです。
いやぁ、もうドラフトの季節ですか…1年は早いですね

今季の私は某贔屓球団の圧倒的弱さから野球モチベが上がりきらず。5月頃には早くも未来に目を向けよう、ってことでドラフト候補をなんとなく追っていたのですが
夏にはもうそのモチベすらなくなってましたね、はい。

そんなこんなでCSを逃し、残すはドラフトのみえ?山川不祥事問題?平井FA問題?光成メジャー問題?そんなの無視無視。最近奇しくもインフルに罹り隔離されたので、改めて復習するだけの時間ができました。

そこで今回は各候補者についての詳細はなるべく避け、西武がドラフトどうするって話にフォーカスしたいと思います。
※かなりくだけた文章です、校正も特にしてないです

ポジション別考察

捕手

長年絶対的地位を確立していた森友哉がFAで抜けて大きな穴となったポジション。特に前半戦は非常に苦しく、育成2年目の古市尊が支配下登録、1軍出場するなどしてなんとか耐えていた。
後半戦は古賀悠斗が大躍進。守備ではリーグトップの盗塁阻止率.412を記録、打撃でもAS以降はOPSが0.7を超えるなど著しい成長を見せた。

しかし、捕手分業が一般化された現代野球では2番手捕手(以降)も非常に重要。現状柘植世那、古市尊ともに古賀とは大きな差を感じる。
古賀はまだプロ2年目の24歳。この先も正捕手の座に居続ける期待がされることを考えると、来季から2番手捕手としてすぐに使える即時的な人材が理想です。

よく大学生野手の上位候補が「即戦力野手」って表現されるけど、1年目から活躍できる大学生野手なんて近年はほぼいないです。ましてや捕手なんか自軍投手のことも知らないといけないしもっと無理だと思う。ってなわけで1年目から出したいなら守備力のある大卒社会人が狙い目。あとデプス的に野田海人や古市尊がいるので特に高校生は必要ない

候補:城野(西濃運輸)、久保田(パナソニック)、進藤(上武大)

一三塁手

大誤算嬉しい誤算もあったこのポジション。前者は言わずもがな「彼」ですね。後者に関してはまずマキノンの外国人ガチャ当たり。クリーンアップに入りOPSリーグ11位、GG級のファースト守備も見せた。ファンサも神(残留するよね?)。次に佐藤龍世の打撃開眼。西武らしからぬ選球眼を見せ、出塁率.390と凄まじい成績を残した。これなら守備には目を瞑ってあげよう。最後に渡部健人のプチ台頭。大卒3年目で6本塁打、去年の地獄からの這い上がりぶりとしてはまぁ良かったと思う。もっとやらんと困るけど。

他にも山村崇嘉が最終2試合で才能の片鱗を見せてきたり、この枠に入るか微妙ですが中村剛也が大復活を遂げたりと満足感は高いでしょう。「彼」も復帰するし来季のための補強は特にいらないと思います。

高校生は欲しいですね。下見てるとクリーンアップは呉念庭、陽川尚将あたりが打ってて寂しいなと。中山誠吾の戦力外もあり、渡部も1軍で使いたいとなると、長距離砲を取って育てるタイミングとしては今だと思います。
麟太郎がプロ行くのかってところはわかりませんけど。提出したら全然行っちゃって良いですね。あとの候補は順位次第で。

上田希由翔(明治大)を推す声も良く聞きます。その大多数は「なんとか来季の攻撃力を高めよう」という主張ですね。ですが前述した通りこの上田であっても私は即戦力としての説得力は低く見積もっています。西武なら守備住所も考えものですし。なので首脳陣が数年後のコアになる圧倒的打撃力を見出してない限り、順位的(全体16番には残っていなさそう)にも難しいかなって考えてます。

候補:佐々木(花巻東)、真鍋(広陵)、小笠原(京都翔英)、山城(JFE東日本)

二遊間

セカンドは外崎が復活。終盤にかけて成績は尻すぼんではいったが、過去3年とは期待感が違い、OPSも7割台まで戻した。打率・打点・安打・盗塁などでチームトップ。頼もしい限りです。
ショートはWBCでの骨折で源田壮亮が出遅れ。ルーキー児玉亮涼に早速出番が回り、高い守備力とそれなりの打撃で被害を最小限にした。復帰した源田は当初攻守に精細を欠いたが、治癒とともに成績は少しずつ改善されていった。

いずれも長期契約を結んでおり、数年は安泰。後釜も滝澤夏央児玉亮涼山村崇嘉など有望な若手が割拠している。デプスのため高校生を一人取っても良いかも、ってくらいかな。

候補:横山(上田西)、山田(仙台育英)、ワォーターズ(日本ウェルネス沖縄)、津田(三菱重工East)

外野手

どんぐりころころどんぐりこ。あれ、どんぶりこだっけ。まぁなんでもいいけどとにかくどんぐり。
なんかみーんなOPS.550とかに収束したね

でも今年は外野手マーケットじゃないからドラフトでなんとかしようとしても無理だよ。新外国人と既存でなんとかして

長谷川信哉くんは合格だ。ひっかけゴロだけ修正してコアになろう。
蛭間拓哉くんもルーキーだし合格で。何度もいうが「大学生=即戦力」ではないので。
来季は山村崇嘉に外野手やらせてみたいね。

度会いるけど去年1.2位外野手だったし流石に縁ないかな、そもそもあの手の左バッターを育成できる気しないし
取るなら下位で博打の社会人スラッガーとか一芸ある選手

候補:三井(大阪ガス)、山内(JR東日本)、福島(白鷗大)

投手

一悶着ありそうだけど一旦光成は来季もいる想定にします。

平良海馬の先発転向、隅田知一郎の本格化によって高橋光成、今井達也を含めた先発4本柱を形成。残り2枠は與座海人、松本航で埋めた。

中継ぎは増田達至が乱調。昨年の新人王・水上由伸も精細を欠き、頼みの森脇亮介も右肩動脈閉塞症で長期離脱。佐々木健が左肘手術、新外国人ティノコも制球難と非常に苦しいブルペン事情となった。

しかし期待の新顔も現れ、佐藤隼輔は左から150㌔を超える直球で前半戦勝ちパターン入り。青山美夏人は開幕からずっと1軍に残り、指標を含め後半戦では確かな成長を見せた。豆田泰志も力強い豆直球で勝ちパターン入り。佐藤や青山は将来の先発転向までも視野に入る

主な退団・戦力外選手は森脇亮介(病気)、佐々木健(怪我)、エンス(退団見込)、ティノコ(退団見込)、公文克彦(引退)、平井克典(FA流出の可能性)となる。
質・量ともに小さくない穴ができるため、このドラフトでは即戦力系の投手を取っておきたい。今年、有り難くも大学生投手は豊富なので、ある程度期待ができよう。

エンスが1勝10敗防御率5.17の成績だったのにも関わらず12先発もしたことから、7人目の先発の大切さは伝わってこよう。下では羽田慎之介黒田将矢と将来の左右エースが登板機会を伺っているが、まずは中継ぎで試す可能性があったり、怪我があったりと様々な事情が絡み合うことから、即戦力先発の獲得は第一優先事項だと言える。先発可能の素材は中位以降でも取れるとファーム運用も楽になる。

救援の穴はできれば外国人に任せたいところだが、正直先発候補取っとけば今年の青山みたいに必要に応じて中継ぎもできるかなと。

またこの時代、左右に拘るのも考えものだが、佐々木、公文と2人の救援左腕がいないことを考えれば、左腕というのもポイントになってくると思われる。しかし社会人にはあまり即戦力左腕がおらず、ここは市場とミスマッチが生まれている。

高校生の素材を取るのも大賛成だ。20年の豆田泰志、21年の羽田黒田菅井、22年の山田陽翔とスカウトの目利きが非常に良いカテゴリであるため、どの順位でどの選手を取っても特に異論はない。

麟太郎がプロ行かないなら入札は常廣(青学大)or細野(東洋大)かな。なんだかんだでローテは埋まっているので、完成度に固執せずある程度ポテンシャルに割り振っても罰は当たらないかと。

個人的には前田(大阪桐蔭)に入札でもいいと思ってる。2位か3位で大学生投手取るイメージでも間違えないのでは。古謝(桐蔭横浜大)はGMが熱心ですごい指名したそうですね、左ですし。こちらも16番目に残っているかは微妙です。

どの順位帯でどの投手を取ってもおかしくはないので、候補を挙げるのは難しいです。1位なら前述の2人、2位なら岩井(名城大)、滝田(星槎道都大)あたりでしょうか。評価やスリップ次第では木村(霞ヶ浦)や日當(東海大菅生)ら高校生の可能性もありますね。

指名パターン例

A
① 佐々木麟太郎 内・花巻東
② 滝田一希 投・星槎道都大
③ 坂井陽翔 投・滝川第二
④ 城野達哉 捕・西濃運輸
⑤ 蒔田稔 投・明治大
⑥ 田上優弥 内・日大藤沢

王道パターン。1位で麟太郎取ってそれ以降は脳死で残ってる好投手取っていくだけの作業ゲー。たまに編成要因を取る。以上。(左腕ノーコン取るな!2位で遊ぶな!ってよく知らないX民が騒ぎそう)(地味に2年連続で陽翔を指名、おしゃれでしょ

B
① 細野晴希 投・東洋大
② 木村優人 投・霞ヶ浦
③ 森田大翔 内・履正社
④ 福島圭音 外・白鷗大
⑤ 久保田拓真 捕・パナソニック
⑥ 大山凌 投・東日本国際大

麟太郎米留学パターン。高校大学の一流素材を上位で獲得し、あとはデプスを埋める。編成のバランスは一番良くなりそう。(福島圭音は”けいん”って読むんだけど、スピードとディフェンスに優れるってなんかハリー・ケインと真逆で面白いよね

C
① 前田悠伍 投・大阪桐蔭
② 明瀬諒介 内・鹿児島城西
③ 村田賢一 投・明治大
④ 富士隼斗 投・平成国際大
⑤ 有馬涼 捕・関西大
⑥ ハッブス大起 投・東北

※10/9追記
前田悠伍パターン、自分で提言しといて忘れていました。先にスペシャルな選手を獲得し、層の厚い大学生投手を後回しにする戦略。こちらも成功すればかなりのリターンがありますが、他球団と狙いが被ると厳しいかも

D
① 古謝樹 投・桐蔭横浜大
② 上田大河 投・大商大
③ 進藤勇也 捕・上武大
④ 河内康介 投・聖カタリナ学園
⑤ 福田幸之介 投・履正社
⑥ 三井健右 外・大阪ガス

くじ外しパターン。わずかに足りない投手の質を数でカバー。なんとなく2021ドラフトみたいな雰囲気になった。ならいっか。
結構古謝匂わせてるけど実際はどうなんだろ。

おわりに

まぁ、投手ドラフトだとは思います。編成的にも市場的にも
ひたすら上から残ってる良いピッチャーを指名していけばこの層の厚さだと間違いないのではないでしょうか。
野手の指名タイミングだけ気をつける感じで。麟太郎1位で取れたらすごく楽なんだけどね…

指名人数は7~8人ではないでしょうか。このチームに光をください。
読んでいただきありがとうございました。 


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