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中立や公平を言い訳にすることは、実は逃げになっていないか

これはメディアだけでなく、多くのビジネスパーソンにとっても必読の記事だと思います。

今年、電通総研のラウンドテーブルで田原さんにお会いする機会がありましたが、個人的にとても印象的だったのは、田原さんは世の中を良くするためにジャーナリストとしての活動を続けているということ。そこはずっとブレてない。
ジャーナリストとか、メディアとかって言うと、公平中立とか不偏不党というキーワードから、とかくバランスをとって賛否両論を紹介しなければいけないとかっていう議論が出てくるんですが。

新聞紙面でしか情報が紹介できなかった時代ならまだしも、誰もが情報発信できる時代において、中立って実は現実的にもあり得ないですよね。
こうやって私がコメント書くだけでも、なんらかのポジショントークは常について回るわけですし。

本来は発言一つ記事一つにも、なんらかの意思があるわけでそれを何のためにしているのかという意思があることが重要で、中立性を担保することを言い訳に黙るというのは、実はメディアとしてジャーナリストとしての存在意義を自ら否定する行為だと田原さんは捉えているのかなと感じました。

で、これって普通の企業やビジネスパーソンも同じですよね。
一部の顧客からのクレームが怖い、取引先からのクレームが怖い、と無難な選択に終始していたら、結局ビジネスの選択肢を狭めてしまう上に、自分の存在意義も否定しかねないわけで。
改めて自分にとっての仕事とか、情報発信の意味って何だっけ、と考えさせられる記事でした。

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。