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NFTを社会貢献と組み合わせるのが、実は一番可能性がある気がしてきた件

これはちょっと混乱するタイトルですよね。

寄付と稼ぐって、ある意味対極にある概念だと思うんですが。
この記事で紹介されているMetabowsというサービスは、犬を殺処分から守り保護する為のNFTを発行し、そのNFTにGameFiの要素を組み合わせることで、トークンを増やす形で購入者にリターンを戻す仕組みを模索しているんだそうです。

個人的には、Play to Earnと呼ばれている現在の楽しみながら稼ぐ仕組みは、仕組み自体の構想が先行していて、ゲーム性自体が弱いアプリが多い印象なので、正直斜めに見ている面が強いのですが。

社会貢献活動においてNFTが発行されるという仕組み自体は、いろいろと模索する価値はあるんじゃないかと感じています。

従来の寄付って、あくまで匿名でお金を提供する形で、その資金が結果的にどうなったかとかも見えづらいですし、寄付先とのつながりをつくらない前提の構造だったと思うんですけど。

このMetabowsが模索しているような寄付した結果によって、どういう犬が殺処分から救われたのかとか、その犬とバーチャルに交流できる、みたいなのは可能性がある気はします。

ただ、やっぱり「楽しく稼ぐ」とか「寄付して稼ぐ」と稼ぐことが目的になるのは違う気もしちゃうんですよね。
それなら、YouTuber同様に他の稼ぐ手段の方が稼げるという構造に最終的にはバランスするはずで。

楽しくて仕方ないゲームをプレイした結果稼げちゃった、とか、犬の殺処分回避のために一生懸命活動していたら結果的にリターンがあった、という形になるのが理想なのかなと思ったりします。

最近、山古志村のNFT配布の記事を読んで面白いなと思ったんですが。

これも、ある意味限界集落を救うという社会貢献活動でありつつ、NFTを買ってコミュニティに貢献すること自体が楽しいから活動に参加している人が増えているという構造な気がしています。

なんかNFTが転売して儲けるためのもの、という前提で考えると、どうしてもポンジスキーム的になりがちで、まずはそのコミュニティの目的とかビジョンとかに賛同する人が集まるエネルギーが必要なのかなと思ったりしていたところなんですが。

逆に社会貢献のような目的が明確なプロジェクトにおいては、単発のクラファンで御礼のお手紙とかをリターンにする代わりに、NFTを寄付や貢献のシンボルにする形で、その活動にコミットしてくれた方々をコミュニティ化して、継続的に活動していくというのが、1つの成功パターンになってくる気がします。


※こちらの記事については水曜日の13時にツイッタースペースで雑談させていただく予定です。



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