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YouTubeの「広告ブロッカーブロック機能」が出ると、それを回避する広告スキップ拡張が公開されるという無限イタチごっこ

これ、文字通りのイタチごっこですよね。

Chromeの拡張機能として「Ad Speedup」というYouTubeの広告を自動的に16倍速にしてスキップすることができる機能がリリースされたよ、というニュースなんですが。

これ、経緯としては

■YouTubeの広告をブロックする広告ブロッカーが普及する
 ↓
■YouTube側が広告ブロッカーに警告画面を表示するように
 ↓
■それなら広告高速再生だとばかりに「Ad Speedup」登場

という流れなんですよね。

なんでも現在は広告ブロッカーを入れてYouTubeを閲覧すると、「広告ブロッカーの利用は、YouTube の利用規約で認められていません」と警告画面が表示されるようになってるんだそうです。

それならばと、広告を高速表示するプラグインが公開されて、これだけ話題になるあたりが、広告をめぐる現在の課題が良く分かりますよね。

本来、YouTubeを無料で視聴できるのは広告収入でYouTubeがサーバー代を賄えているからですので、実際問題広告ブロッカーを入れてYouTubeを閲覧するのって、YouTube側からすると窃盗に近い行為になるんですが。

一時期スマホアプリの人気ランキングでアドブロッカーが1位になっていたように、ユーザーからは、広告自体が嫌われ者になってしまっているので、こうやって類似アプリが人気になるサイクルが生まれてしまっているようです。

広告の高速表示とか、YouTubeの広告主からすると明らかに契約違反なので、当然YouTube側は速攻でこのアプリも禁止する流れになると思いますが、このイタチごっこ自体は永遠に続きそうな印象がありますね。

YouTubeとしては、当然広告表示したくないなら、YouTubeプレミアムの料金を払ってくださいという立場になるはずです。

私自身は、YouTubeプレミアムを契約させていただいたので、もう長いことYouTubeの広告は目にしていないんですが、私みたいに仕事でYouTube使わない人からすると、月額1200円近くをYouTubeに払うか悩むのは良く分かります。

YouTube自身も、広告は邪魔者という趣旨のテレビCM流してましたしねぇ・・・・

まぁ、こういう問題が出てくるのが明らかなのに、Google傘下であるChromeのストアにちゃんとこの「Ad Speedup」が公開されるというのが、ある意味Googleならではの懐の広さということは言えるのかもしれません。

まぁ、いずれにしても、この手のアプリがYouTube上で禁止される流れなのは間違いないと思いますので、個人的にはYouTubeプレミアムの利用をお勧めしたいです。
YouTube Music とセットだと思えば、そんなに高くは感じないはず。

今日の雑談部屋「ミライカフェ」では、このあたりの話題を皆さんと雑談できればと思っています。
タイミング合う方は是非どうぞ。


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