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Disney+が「STAR」でコンテンツの裾野を拡げると、業界にどういう影響をもたらすのか

このDisney+の戦略がどういう結果になるかは、ビジネススクールのケースとしても面白そうですよね。

Disney+といえば、ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズなど、ディズニーグループが権利を持っているDisney+でしか見れない唯一無二のコンテンツ群が最大の売りなわけですが。

それだけでサブスク契約すると、案外あっさり主要コンテンツ見終わってしまってサブスクの月額費用払いつづけるの馬鹿らしくなってくるんですよね。

で、「STAR」という別ブランドを建てて、ディズニーグループ以外のコンテンツもまとめてみられるよ、というアプローチを取っているのがDisney+の現在の戦略。

ライバルの動画配信サービスも、独自コンテンツには力を入れているものの、基本的にはどこでも見られるコンテンツが並んでいる印象が強いため、同じ月額費用払うなら、強烈な独自コンテンツを持っているDisney+の方が、それ以外のコンテンツも合わせて見れるしお得、ということになるだろうという流れですね。

英国のリサーチ会社の予測では「5年後の26年にはDisney+の契約者は2億8420万件に上り、Netflixの2億7070万件、Amazon Primeの2億4340万件を抑えてトップに立つ」と予測されているんだそうです。

当然、Netflixはこの戦略に対抗すべく、Netflixでしか見られないコンテンツをこれから増やそうとするはずで、Netflixオリジナル以外の他社のコンテンツをNetflix独占にしようとする流れになるのかどうかが気になるところ。

個人的にはDisney+に多様なコンテンツを突っ込みすぎると、Disney+のブランドが毀損するリスクもあるんじゃないかなと思ったりもしてるんですが・・・杞憂ですかね。

いずれにしろ、5年後の結果を見るのが楽しみな戦いです。

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Disney+が“脱ディズニー”を加速するワケ 日本製ドラマも配信:日経クロストレンド(この記事は2021年11月17日 23:12まで無料で読めます) https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00761/?gift=CvnUI1%252BGIfvEByoeaco4QyPqfFidJcTJ3XHoTwIB4oo%253D&n_cid=nbpnxr_gift


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