ザッカーバーグ的メタバースが、メタバースの主流の世界観になるのか
日経クロストレンドに、SXSWで実施されたザッカーバーグCEOのメタバースについての講演の様子が日本語で記事化されてます。
Facebookグループがメタグループに社名変更したおかげで、すっかり時代の注目キーワードになった「メタバース」ですが、やはり人によって言葉に対する定義や印象がかなり異なっているのが現状な気はします。
ザッカーバーグは、メタバースをモバイルインターネットに続く「インターネットの次のチャプター」と定義していますが、やはり基本的にはVRゴーグルを利用したバーチャル空間のサービスをいっている感じですね。
文字、写真、動画というメディアのリッチ化の延長と考えると、スマホやPCのディスプレイの先というのがやはりザッカーバーグ的「メタバース」の完成形のイメージなのかもしれません。
一方で、広い意味での「メタバース」的なサービスを考えると、フォートナイトや、FFオンライン、どうぶつの森のようなすでに大勢のユーザーが存在するゲームも含まれてくるはずで、どちらがリーダーシップを取る形になるのかが興味深いところ。
日本ですらメタバース系の協会が複数設立されて混乱してる感じありますからね。
ここでやはりポイントになるのが、ザッカーバーグCEOも講演の中で言及している「相互運用性」だと思います。
今のところは、どのサービスも「メタバース」をうたいつつも、一つ一つの個別のユニバースでしかないんですよね。
その状態である限りは、サービスの流行り廃りによって盛り上がりが変わってしまう気がするので、どこがこの「相互運用性」のリーダーシップをとって、個別のユニバースが本当の意味での「メタバース」になってくるのかに注目したいです。
なお、実際の講演の動画自体はこちらで全部見られるようですので、クロストレンドの記事を読んでから英語の勉強にこちらの動画も見るのがお薦めです。
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