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いまやZ世代女性は半数以上が「推し活」をしている時代に突入している模様

「推し活総研」という組織が設立されて、第一弾として発表されたレポートが興味深かったのでご紹介したいと思います。

推活総研の所長をされているのは、推し活メディアの運営や、推し活応援グッズの販売などをされているOshicoco代表の多田夏帆さんという方で、元々MERYでトップライターとして活躍されていた方だそうです。

運営されているメディアもInstagramがメインというのがイマドキですよねぇと思ってしまう50代男性ですが(汗)

このレポートで一番印象的だったのはトップに画像も入れさせていただいたこちらの年齢と性別毎の推し活率。

(出典:推し活総研)

10代後半女性の2人に1人が推し活中というビックリするデータになっています。Z世代の後半の世代ですかね。

また、予想していたことではありますが、ほとんどの世代で女性の方が男性の倍近いスコアになっています。

推し活はオタ活とよばれることもありますが、昭和の「オタク」という単語とはもはや完全に真逆ですよね。
典型的なゲームオタクだった人間としては、実に感慨深いグラフです。

ちなみに、推し活総研の2つ目の記事には、推し活とオタクの変遷がまとめられていて分かりやすいのでお薦めです。

(出典:推し活総研)

「推し」という言葉の普及をになったのは2010年頃のAKB48の大流行による「推しメン」という言葉がきっかけだそうで、推し活という言葉が広く取り上げられるようになったのは2022年以降だとか。
確かに私もnoteに推し活と言う言葉を書いたのは、2022年の日経クロストレンドの記事がきっかけでした。

まだ2年なんですけど、10代後半女性の半数以上が「推し活」をしていると回答するのが、この2年間の言葉の浸透度の高さを感じますよね。

ちなみに、このレポートでは「好きなことがある」と「推し活している」を分けて聞いているのが個人的に大事だなと思ってまして。

従来の「好きなだけのファン」と「推し活までするファン」の違いを良く表現しているのがこちらのデータと言えそうです。

LUMINATEのレポートでは「スーパーファン」と表現されていましたが、こうした熱量の高いファンの比率が高いかどうかが、いわゆる推し活エネルギーが高いファンコミュニティになっているかどうかの分岐点になっていそうです。

で、これは上記のチャートに「自分の好きなこととコラボキャンペーンしている商品はつい買ってしまう」や「自分の好きなことに関係ある商品はできるだけ購入したい」という項目で、大きな差がついているように、企業にとっては大きな違いになる可能性があるんですよね。

NewJeansが大手ブランドのCMに次々に起用されているのもこうしたファンのエネルギーを期待しているからだと思いますし、Number_iの中でも平野紫耀さんが抜きんでて様々な企業から広告起用されるのも、こうしたファンの熱量の違いが顕著だからだと思われます。

ということで、詳細を勉強したい方はこちらを参考にして下さい。


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