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「MAMA AWARDS 2023」で日本と韓国の音楽番組のSNS活用の圧倒的な差を感じた件について

正直、「MAMA AWARDS」がなんなのか、今日の今日まで良く分かってなかったんですが(汗)
韓国最大の音楽賞なんですね。

韓国の音楽賞を東京ドームでやるんですねぇ。

そういえば、去年「ミライカフェ」で、韓国の音楽賞の授賞式を日本でやるのが画期的なんだ、というようなことを聞いたような記憶が今頃蘇ってきましたが。
当時は全く理解してませんでした。

これ、韓国の人からすると、日本レコード大賞とかNHKの紅白歌合戦を、日本以外の国で開催するようなイメージですよね。
しかも、その授賞式を東京ドームの規模で開催してるってことですよね。

K-POPが、いかに海外市場を重視してるかが分かる現象ですね。
去年の東洋経済に詳しい記事があがっていて、ようやく理解しました。

で、ちょっと気になって調べてみて驚いたのが、そのデジタル対応やSNS活用の手厚さ。

Mnetというのが、このアワードを運営するテレビ局みたいなんですが、様々な日本のケーブルテレビと提携してますし、スマホのサブスクでも番組がみれるようになっている模様。

さらに驚いたのが、イベントをやっている最中に、ガンガンYouTubeやSNSにパフォーマンスの動画があがってくるんですよね。
これ、多分放送が終わってすぐにアップロード作業してますよね。

地上波の放映中にYouTubeにもあげちゃうとか、日本ではまだまだ考えられないですよね。
しかも、そのショートバージョンの動画をXにもアップして、YouTubeに誘導するリアルタイムさ。

なるほど、K-POPコミュニティの人たちが韓国ではテレビ局も普通にYouTubeを併用していると言っていた意味が、ようやく腹落ちしました。

MnetのYouTubeチャンネルとか登録者数2070万人とかですからね。
BTSの過去の出演動画とか、平気で1億再生超えてますし。

昨年のIVE、Kep1er、NMIXX、LE SSERAFIM、NewJeansというK-POP第4世代のガールズグループのコラボステージの動画は、2000万超えしています。

日本でも、昨年ようやくNHK紅白歌合戦がハイライト動画をYouTubeにアップして話題になりましたが、それすら1ヶ月ぐらいで全部削除されちゃってるんですよね。

NHK MUSICのチャンネル登録者数は24万人ですし、レコード大賞に至ってはそれらしきYouTubeチャンネルも見当たらない状況。

これは、日本の音楽番組は日本のアーティストを世界に知ってもらおうという努力をしていないも同然なんだな、ということを改めて感じてしまいました。

しかも、今回改めて凄いなと思ったのが、ファンの人たちが同時並行でパフォーマンスの動画をガンガンSNSにアップしていること。

例えば、大賞を受賞して日本でもトレンド入りしていた SEVENTEEN のキーワードでもこんな感じ。
参考:セブチ大賞のX投稿

韓国は、ファンがアーティストの写真や動画をSNSにアップすることには寛容だとは聞いていましたが、想像を超えてますね。
オフィシャルよりも早いんじゃないかレベルで、クオリティの高い動画がガンガンあがってます。

こんなリアルタイムで一般のファンの人でも動画のキャプチャ投稿できるのって、何かW杯の時のABEMAみたいな仕組みがあるんですかね?
とか気になってしまう今日この頃です。

日本の音楽番組は、いつまでも自分達の広告収入のことだけを考えて、テレビの地上波でしか見られない運営をするのではなく、K-POPを参考に、いかに日本のアーティストを世界に知ってもらうのに貢献するかという視点に切り替えないと、本当に存在意義がなくなってしまうんじゃないかなと感じてしまいました。

ようやく、SKY-HIさんが日テレとの「D.U.N.K.」の配信をYouTubeにこだわっていた理由が腹落ちした感じです。


ということで、今日の21時からの雑談部屋「ミライカフェ」では、MAMA AWARDSを実際に観に行った、あさこさんがインタビューに協力してくれるそうなので、いろいろ聞いてみたいと思います。

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