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ユーチューブのナンバー2のインタビューで考えるC2Cプラットフォームのジレンマ

これは珍しい。


ユーチューブのナンバー2に東洋経済オンラインが単独インタビューですか。
あまりこのクラスの人が日本のメディアに個別対応してる印象なかったので、深読みするとGoogleがユーチューブの不適切動画問題に対する批判を気にしている象徴にも見えますね。

実際問題、ユーチューブほど社会的インパクトを持ったインフラが性善説で全ての動画をオープンに受けつければ、一部の悪意のある動画が問題になるというイタチごっこはどうしても繰り返されてしまうと思います。


誰でも自由に動画を投稿できるという革命と、それにより悪意のある動画や危険な動画もその恩恵をえてしまうというサイクルは、ユーチューブだけじゃなくて、ウィキペディアから始まり、ブログも、メルカリも、ウーバーも、エアビーも、インスタも、ツイッターも、すべてのC2Cのロングテールのプラットフォームが抱える構造的ジレンマで。

この問題をいかにプラットフォームが可能な限り制御できるかというのが、とても重要な話な気がします。

そういう意味では、最近また話題になってる食べログの評価営業問題とかは、プラットフォーム側が自らその秩序を壊してるように見えるわけで、致命的だと思うんですよね。

もちろん、食べログ側は否定してるので、事実はわからない前提ですが。事実でないなら事実でないで、食べログのトップが、食べログが目指す世界観をちゃんと説明した方が良いと思ったり。
押し込み営業の噂話に対して電話で否定だけをする広報対応では、食べログが好きで食べログに正規に書き込んでるユーザーの人たちが、可愛そうだなぁと思ってしまう今日この頃。



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