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LDHが、TOBEと同水準の攻めた「SNSガイドライン」に改訂。日本の推し活の常識は変わるか。

いやー、いよいよ流れが来ましたね。

5月1日付で、LDHがSNS活用ガイドラインを変更し、冒頭に明確にアーティストがSNSに投稿した画像や動画をファンが個人的に使用できることが明記されました。

「LDHおよび所属アーティスト・タレントがSNS等(有料コンテンツを除く)を通して発信する所属アーティスト・タレントの画像・動画」をファンの皆様が個人のSNS等に個人的にご使用いただくことに関し、LDHは著作権等の侵害を主張いたしません。」

で、この文章を見て、どこかで見たことがあるなと思った皆さん。
お目が高い。
これ、完全に昨年9月に制定されたTOBEのSNSガイドラインを参考に改定されています。

TOBEの冒頭の文章がこちら。

「TOBEおよびアーティスト個人が発信する画像や動画」をファンの皆様個人のSNS(Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなど)、YouTube等動画配信サイトに投稿いただくことに関して、TOBEは著作権侵害を主張いたしません。」

微妙に変わってますけど、ほぼ同じですよね。
その後の具体的な項目の定義や、NG事項の掲載の順番とかもほぼ同じです。

個人的にTOBEのSNSガイドラインを多くの事務所に参考にしてほしいと言う記事を書いた人間としては感無量です。

ほんと、TOBEのSNSガイドラインは、オフィシャルのアップした素材の利用がOKという境界線が素人に分かりやすいんですよね。

TOBEの東京ドーム公演が、世界トレンド1位に入ったのも明らかにこのSNSガイドライン効果が大きいと思いますし、そうした成功をLDH側も参考にしたものと思われます。

今年の1月に各事務所のガイドラインの状況をまとめてみたことがあるんですが、実はLDHは当時は何もかも禁止の最も厳しいガイドラインになっていました。

1月14日時点の各社のSNSガイドライン

今回LDHがTOBEと同じレベルのガイドラインに変わったことで、少なくともボーイズグループの事務所の日本のSNSガイドラインの常識の重心が大きくシフトすることになります。

5月1日時点のSNSガイドライン

あとは、何といってもSTARTO ENTERTAINMENTがどうするかですね。

また、日本でこうしたファンによる画像や動画の活用を明確にOKと宣言した先駆けは何といっても2021年に明確にSKY-HIさんが宣言をしたBMSGだと思うんですが、少しOKラインが分かりにくいので、各社揃えてもらえるとありがたいなぁと思ったりする今日この頃です。

ということで、5月7日(火)13時の雑談部屋「ミライカフェ」では、この辺の話題を皆さんと雑談できればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。


ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。