キンプリとYOASOBIの、オリコンとビルボードの年間ランキングでの位置づけの違いが興味深い。
オリコンの年間ランキングが発表されたんですが、先日発表されたビルボードジャパンの年間チャートとの位置づけの違いがとても興味深いです。
ヘッダー画像を抜き出させてもらうとこんな感じ。
オリコンの画像を見ると今年の音楽界のトップの顔はキンプリで。
ビルボードを見ると今年の音楽界のトップの顔はYOASOBIという違いが出ています。
それぞれの記事はこちらです。
特に興味深かったのは、オリコンの年間ランキングにおけるシングルランキング。
1位:Life goes on/We are young King & Prince
2位:タペストリー / W Snow Man
3位:Dangerholic Snow Man
となっていて、あれ?YOASOBIの「アイドル」がいない?と思ってしまったんですが、このシングルランキングはあくまでCDシングルランキングなんですよね。
私はビルボードジャパンのチャートばかり最近は見ていたので、すっかりそっちに染まってしまっていますが。
なるほど、これがランキングの違いによってアーティストや事務所がどちらを重視するかも変わる可能性があるという話かと腹落ちしました。
私はストリーミングしか聞かない人間なので、今年の音楽といえばとにかくYOASOBIの「アイドル」一択だろと思ってしまうんですが。
CDのセールスもYOASOBIは一応しているみたいですが、小説付きの限定版とかだからか「アイドル」はトップ25にも入らないんですよね。
オリコンが重視しているCDの世界においては、キンプリやSnow Manの強さが圧倒的というのが良く分かる結果になっています。
ただ一方で、イマオトさんの視点からすると、キンプリやSnow Manは、サブスクを解禁していれば、もっと総合的な大ヒットになり得たのではないかという見方もあるようです。
このあたりが、来年スタートエンターテイメントの新体制で、どう変わるかは注目点ですよね。
追記:イマオトさんが各チャートの集計方法をまとめてくれてました。
ちなみに、今年の日本レコード大賞に、YOASOBIの「アイドル」は、特別国際作品賞枠で、メインの優秀作品賞にノミネートすらされておらず、ちょっとした批判が巻き起こっていたようですが、まぁ、「レコード」をタイトルに関した大賞だと、当然CDセールスを重視しているはずで、こういうことになるのは仕方がないのかなと思ったりします。
でも、一方で、CD側セールストップのKing & PrinceもSnow Manも日本レコード大賞に名前がないんですよね。
こちらはなんか過去にいろいろあって、旧ジャニーズ事務所側が辞退してきた歴史があるみたいですが。
「日本レコード大賞とは」と考えると、いろいろモヤモヤするのは確かです。
このあたりのオリコンの年間ランキングや、日本レコード大賞の選び方の仕組みも、ジャニーズ事務所がスタートエンターテイメントに変わって、デジタル化を推進する過程で変化することになるのかに、来年は注目したいところです。
なお、今日木曜日の雑談部屋「ミライカフェ」は13時から、この辺の雑談もできればなと思っています。
タイミングが合う方は是非どうぞ。
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