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今一眼カメラって何きっかけで買われているのだろう?

マーケという仕事柄色々SNSデータを分析をする。最近は便利でAIに任せるといままで人力で分類や分析をしていたのを、色々関連キーワードまで考えて分類してくれる。あと10年したら私の仕事は奪られるかもしれない。っというのはおいておいて、ふと「今、一眼カメラを買っている人はどういう背景なんだろう?」とおもい分析をしてみた。

「スマホでいいじゃん」と言われてある程度時間が経ち、「コンデジからステップアップ」という昔ながらのあるあるな話ではないのではないか?そういう気がしていた。分析した結果は意外なものだった。


1.何をどう分析したか

分析はいたってシンプル、Chat GPTを利用して一眼カメラを気になり検討、購入に至ったツイートを分類、それに関連したキーワードを分類するというものだ。

分析の概要

一眼カメラに対して「気になる」「悩む」「検討」「購入」という言葉や関連する言葉を使い投稿している人が、ほかにどういうキーワードを発しているかというのを調べる。

ちなみに、これをChat GPTでやるのには本当に分析もデータ集計も不要だ。CSVでSNSデータ入れて、集計したい背景・目的と項目を伝えれば自動でやってくれる。恐ろしく便利な時代だ。

2.意外なきっかけ存在  アクションカメラからステップアップ組

それぞれの時系列(マーケで言うファネル)ごとにではどういったキーワードがあったかを見ていこう。結果は下記の通り。

関連キーワードの流れ

まず気になる人たちがつぶやいている際に、関連としてアクションカメラやPhotoshopを利用していて気になり始めたというのが複数あった。これは意外だった。スマホやアクションカメラが普及してデジカメが駆逐されたというが「逆に、アクションカメラ使っているうちに本格的な写真撮りたくなった」という層がいるということになる。

悩んでいる層に関してはだいたい、昔も今も変わらないだろう。ありきたりな言葉だ。

続いて検討段階になるとランキングやらメーカーの話になる。そこで多かった順は、キヤノン・ソニー・ニコンの3大巨頭、次いでオリンパスだった。これは意外と思いきやオリンパスPENの言及が多い。なるほど今も初心者には強力なのか。次いでパナ、富士フイルムの順番だった。

その後、具体的な機種の検討に入る。ここも有名エントリー機種が多いが、やはりzfcやPENが目立つ。その後、購入に至った後にF値やISOなどについてあれこれしているという言及が多かった。

アクションカメラからのステップアップ組が存在するということと、オリンパスPENが強力なのが意外だった。というのも各社フルサイズでの初心者獲得を頑張っているから。センサーサイズというのは最初のステップアップにはやはりそこまで認知のあるものではないのだろう。

3.結果から感じるもの

この結果を見て感じたのは、最近各社が動画に力を入れてアピールしているが、あながちその戦略は間違っていないのだなと感じた。まぁ基本的自分が動画にあまり関心がないというのもあるが

またアクションカメラからのステップアップ組からすると、機動力高く手軽にかつダイナミックな写真をよりキレイに撮りたいそういう思いがあるかもしれない。なるほど、ソニーのZV-E10やパナのG100が売れているわけだ。

あくまでChat GPTでサクッと分析しただけなのでこのトレンドが本当なのかは確実さは何とも言えない。ただ、これが本当ならば今の時代ならではのニーズを求めた層が一定数は入っていることになり、それは悪い事ではないのだろうと思う。一方で多分、これまでの静止画追い求めていた層とは求めるものに差があるであろうことも。

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