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【点数アップ!】特別区の文章理解(主旨問題)を解く時のコツ3選

こんにちは!
特別区の受験に特化したオンライン予備校「トクヨビ」の代表をしている荒川です。

今回のテーマは「【点数アップ!】特別区の文章理解(主旨問題)を解く時のコツ3選」ということで、特別区に合格したい人に向けて、主旨問題を解く際のコツを解説していきます。

先日僕の公式LINEにこのような質問が来ました。

「得意科目である国語で満点を取るべく過去問演習をしていますが、主旨問題の正答率が五分五分です。何かコツはありますか?」
という質問です。

ちなみに、文章理解とは国語と英語の問題のことです。

その中でも主旨問題は国語で出題されます。

あなたも特別区採用試験の勉強をしてきて、
「主旨問題が全然正解できない」
「正解はできるけど解くのに時間がかかる」
「2択まで絞れたのに、間違いの選択肢を選ぶことが多い」
と悩んだことはないでしょうか?

そこで今回は、特別区の文章理解(主旨問題)を解く時のコツを3つお伝えします。

特別区採用試験においては、どの採用区分であっても文章理解に関する問題は必須回答です。

なので、できれば一問でも多く正解して合格点に達したいですよね。

しかも主旨問題はそこまで難しくはありません。

つまり、解ける人と解けない人で大きな差が生まれる科目のひとつと言えます。

ちなみに、僕は文章理解がそこまで得意というわけではありませんでした。

僕が受験生の頃は、過去問を解いても「選択肢を2つまで絞れたのに、なんで不正解の選択肢を選んでしまうのだろう」と悩むことが多かったことを今でも覚えています。

だからこそ、今回の質問者さんのような悩みを抱えている方が多いのも理解できます。

でも不安になる必要はありません。

今回の動画で解説するコツを理解すれば、国語の主旨問題に関する正答率は一気に上がります。

僕自身、これからお伝えするコツを意識しながら試験本番に臨んだことで、得意ではない主旨問題も正解することができ、特別区に合格することができました。

このコツは、過去に合格してきた多くの受験生にも伝えてきた考え方です。

皆さんも今回のやり方を実践するだけで、文章理解の点数アップが期待できます。

「主旨問題の正答率を上げたい!」
「なるべく時間をかけずに正解したい!」
「コツを学んで他の受験生と差をつけたい!」
とあなたが思っているのであれば、今回の内容はかなり貴重なので、ぜひ最後までご覧ください。

特別区の文章理解(主旨問題)を解く時のコツ①

1つ目のコツは「“主旨”の意味を正しく理解する」です。

あなたは「主旨」という言葉の意味を説明できますか?

ちなみに主旨問題では、このように出題されます。

「次の文の主旨として、最も妥当なのはどれか。」

つまり「主旨」という言葉の意味を正しく理解できていないと、何が問われているのか分からないということになります。

では、「主旨」とは一体どういう意味なのでしょうか?

結論、主旨とは「筆者が一番言いたいこと」を意味します。

これが分かるだけで、実は選択肢が絞れることが多いです。

筆者が一番言いたいことは、言い換えると「筆者の主張や意見」です。

なので例えば、

「おにぎりには海苔を巻くのが一般的だ」といった一般論
「有名な漫画といえば、例えばワンピースだ」といった具体例
「スカイツリーの高さは634mだ」といった単なる事実

などは、当然ですが主旨にはなりません。

なぜなら、筆者の主張ではないからです。

実は文章理解で出題される文章は、そこまで長くはないのに、このような一般論・具体例・単なる事実が頻繁に記載されています。

つまり、それ以外の部分が文の主旨になる場合がほとんどなので、「主旨」の意味をしっかり理解しておくだけで選択肢が絞れるのです。

そして主旨問題を解く際には、このような主旨にならない部分を時間をかけて読む必要はありません。

時間を効率的に使って問題を解くためにも、不要な読解はなるべく減らしましょう。

また、接続詞も意識すると、どの部分が筆者が一番言いたいことなのかが分かります。

例えば、「つまり」や「よって」、「しかし」、「ところが」などの後に筆者の考えが述べられることが多いです。

このように主旨という言葉の意味を理解することで、どこに注目すべきなのかも分かってきます。

特別区の文章理解(主旨問題)を解く時のコツ②

2つ目のコツは「PREP法という文章の型を知る」です。

「PREP法」という横文字を聞いただけで頭が混乱して、読むのをやめてしまおうとする人もいそうですね。

でも大丈夫です。

分かりやすく説明しますので、このまま最後までご覧ください。

「PREP法」とは、

Point:主張
Reason:理由
Example:具体例
Point:主張

の頭文字を取った分かりやすい文章の型のことです。

PREP法を使った文章は、とても論理的で多くの文章に用いられています。

また、この型がそのまま使われた場合、主旨がどの部分に当てはまるかはすぐに分かるはずです。

そうです、最初と最後にある「Point:主張」の部分です。

つまり、一般的に文の主旨とは「文章の最初もしくは最後」に来ることが多いと言えます。

これを知っているだけでも、答えにたどり着きやすくなるのです。

ただし、注意してほしいことがあります。

文章理解の問題で与えられている文章が全てこの型に当てはまるとは言い切れません。

なぜなら、問題の文章は文章全体の一部を抜粋したものだからです。

そのため具体例から始まる文章もあります。

ですが、この「PREP法」を知っているだけで、「冒頭もしくは最後に主旨が来ているのでは?」と考えながら文章を読み進めることができます。

つまり、時間を効率的に使って文章を読み進めることができるのです。

すると1つ目のコツと同様、文章を全て読まなくても正解にたどり着けるようになります。

余談ですが、PREP法は論文の書き方や面接の話し方にも使えるので、必ず覚えておきましょう。

文章理解の主旨問題を解く時のコツ③

3つ目のコツは「筆者が最も主張したい内容が網羅されている選択肢を選ぶ」です。

基本的にはここまででお伝えした2つのコツを使えば、主旨問題を解くことができます。

ただし、問題によっては「選択肢を2つまで絞れたけど、どちらが正しいのか分からない!」と悩む場合もあるでしょう。

その場合は、「どちらの選択肢のほうが筆者が一番言いたいことが網羅されているか」をじっくり考えてみてください。

「この選択肢はたしかに筆者の意見なんだけど、最も言いたいことではないよなぁ」
とか
「この選択肢には、筆者が主張したいことの一部しか書かれていないよなぁ」
と思ったら、その選択肢は正解にはなりません。

少しイメージしづらいと思うので、分かりやすく極端な例をお伝えします。

例えば、文章の主旨、つまり筆者の最も言いたいことが
「特別区に合格したいなら家でのんびりせずに1日3時間は勉強すること」
だとします。

この時に2つに絞った選択肢が、
「特別区に合格したいなら家でのんびりしてはいけない」

「特別区に合格したいなら家でくつろぐ時間を減らして1日3時間勉強すること」
だった場合、後者が正解になります。

なぜなら、前者の場合は主張の一部しか書かれていないからです。

前者の選択肢では、「家でのんびりしてはいけないのは分かったけど、じゃあどうすればいいの?」というところまで書かれていません。

このように、筆者の主張の一部ではなく、「主張が網羅されている選択肢」を選ぶと正答率は上がります。

2択まで絞って悩んだ場合は、
・筆者が最も言いたいのはどちらの選択肢か
・筆者の主張が網羅されているのはどちらの選択肢か
を意識してみて問題を解いてみてください。

以上が文章理解の主旨問題のコツになります。

まとめ

ということで今回は、「【点数アップ!】特別区の文章理解(主旨問題)を解く時のコツ3選」についてお伝えしました。

コツ①:“主旨”の意味を正しく理解する
コツ②:PREP法という文章の型を知る
コツ③:筆者が最も主張したい内容が網羅されている選択肢を選ぶ
でしたね。

主旨とは「筆者が一番言いたいこと」です。

そのため、一般論や具体例、単なる事実は正解にはなりません。

PREP法という文章の型では、筆者の主張は文章の冒頭もしくは最後の”P(Point)”の部分になります。

そして選択肢を2択まで絞ったけど、どちらが正解なのかが分からない場合は、
・筆者が最も言いたいのはどちらの選択肢か
・筆者の主張が網羅されているのはどちらの選択肢か
を考えてみると、正解する可能性は上がります。

ぜひ今回説明したことを参考に、主旨理解の問題を解いてみてください。

ということで最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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