博報堂メディア環境研究所のプレゼン雑感をその2


スマホの動画視聴はなぜ伸びるのか、その要因は


前回に続いて、博報堂メディア環境研究所のプレゼンテーションで気づいたことを書いて行きたいと思います。
スマートフォンによる動画視聴がどうして伸びているのか?
まず前提条件として今回のプレゼンで明らかになったように、メディア接触におけるスマホの占有時間が増えたことが挙げられます。
そして、スマホが伸びる要因は2つの側面から語れるのではないかと思います。
第一の要因として、TVや映画などのコンテンツを保有する動画メディアがスマートフォンというデバイスに乗り出して行ったとこと。
第二の要因はその逆サイドから「Youtube」のように、スマホで見ることを設計に入れたメディア、プラットフォーム
がどんどん増えたこともあるでしょう。つまり、既存のコンテンツホルダーがスマホ配信に進出、さらにスマホで見ることを前提にした動画がどんどん増えたという、両サイドからのアプローチが自然に生まれたことが大きかったのではないでしょうか。

動画で何かが起きていることを確認する習慣がついた


登場当初の「Youtube」はPCで視聴するものでしたが、現在ではスマホで見ている人が圧倒的でしょう。さらには、現在のfacebookのタイムライン、Twitter、Instagramの「ストーリーズ」など、アプリ上で日常的に動画が展開されるようになり、それがユーザーに「動画で何かが起きていることを確認する」視聴習慣を促したのではないか。

ライブコマースも映像が重要に

メディア環境研究所のプレゼンにおいて、インタビューを受けていた女性の動画を見ると、「文字を打たない、文字を検索しない」、ことが当たり前でした。「映像と動画で検索する時代」になっていることを実感させられました。
広告業界のトレンドでいうと、ネット上で生放送の動画で商品の販売紹介をする「ライブコマース」も今後どんどん増えてきています。

我々「C CHANNEL」もそのジャンルには力を注いでい行く予定です。ライブコマースが全盛になると、これまで言葉や文字で語っていたことを、どんどん映像で語るようになるでしょう。いや、そういう時代が、少なからず目の前に来ている感じを持ちました。
<この項、さらに続く>


コンテンツプロデューサーの三枝孝臣です。メディアの現在と未来を僕なりの視点で語ります。ベンチャー企業経営者としての日々についても綴って行きます。