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【編集後記】商業施設が光り続けるために(光が丘IMAの配信を終えて)

 光が丘駅周辺の地図を上から見ると、ローマ字のLをひっくり返したような不思議な形をしている。いかにも以前何かがあった場所である。多くの住民たちが憩いの時間を過ごしている現在の様子を見ると、その場所から命懸けの作戦に参加していった者たちがいるとは、信じ難いものがある。光が丘には、そんな'闇'の一面もあったことは忘れてはいけないだろう。
 
 さて、今回光が丘IMAを語ってきたわけだが、こちらも光と闇、とまでは言わないが、商業施設の栄枯盛衰を感じる趣深い施設であった。IMA開業当時の動画を見ると、今より何倍ものお客さんが来店し、買い物や出し物を楽しんでいた。スマホやゲームの登場前であるから、当たり前かもしれないが、現在のIMAとは比較にならないほど大盛況であった。それから30年、大改装により忠実屋はイオンとなり、時代に合わせフードホールも新設された。かなりのリニューアルであるが、SEIYU館の方は取り残された感が否めない。また、道を挟んだ南館も、せっかくファミリーが楽しめるくら寿司、生活の味方ダイソーがあるのに、暗い感じがしてもったいないと思ってしまった。と、悪口のようになってしまったが、これはお客さんとしての意見である。

 今、URが団地をリノベーションし、古いものを活かして大切にしようとする文化が定着しつつある。もちろん商業施設も、古くなれば新しくしていくことが求められる。だが、人口が減り、経済も決して潤っていない中、昔のようにスクラップアンドビルドで館を建て替えていくことは難しいだろう。懐かしいだけでは商業施設も団地も維持できない。どこに何があれば便利なのか。お客さん目線で考え続けなければ、いつか光は消えてしまう。                (T.Y)

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