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日経新聞スクラム読み 2019年10月14日

台風明けの3連休最終日に、“日経新聞スクラム読み”を行いました。
日経新聞を数人で読み、それぞれ記事を紹介し、俯瞰して抽象化することで、朝刊の全体の潮流を掴む手法です。

前回までのあらすじ

前回は8月に参加しました。(下の記事がそのときのまとめ)

9月にもイベントは開催されましたが、私は行けずで今回2回目の参戦です。
※2回目は次の記事ような感じだったそうです。

今回紹介された記事

今回は7人だったので、3人、4人の2チームに分かれて実施しました。
私は、3人チーム側で、よしやさん(ペア読書の人)、石田さん(グラレコの人)とスクラム読みを行いました。

A.目的に対する打ち手の手段って合っているの?

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・Wikipedia 男女格差なくせ! (よしやさん/ペア読書)
ダイバーシティに関わる問題提起の記事。
活躍をすれば、自ずと増えるので、このような記事を出すこと自体に意味があるのかがもやもやするといった感じです。

・雇止め訴訟 判断相次ぐ (私)
厚労省が13年に有期雇用者5年で無期転換のルールを作ったために雇止めにあい、訴訟問題になった記事。
ルールを作る厚労省側と実際に有期雇用で働く現場側の課題のズレがあるように感じました。
派遣法の改正も良いほうに転ぶと良いのですが…

・自民党 BATからデータ寡占について懸念 (石田さん/グラレコ)
中国BATのデータ寡占事情に関して、自民党が幹部と接触する見込みであるという記事。
IT大手への規制に喘ぐ国際的な流れもある中、日本にあった形を探ることが目的のようです。

別チームのグラレコはこんな感じでした。

B.世界の流れをどう日本にインストールするか!!

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・データ売却停止 企業に対応義務
米国では、データの同意/不同意に関する消費者プライバシーの州法が決議された話です。
直近だと、リクナビ事件もあり、日本でも注目される内容だと思います。

・日本の特許戦略、40年進まず
知財に関わっている方が取り上げた内容で、“知財”をテーマにされることが増えたとのことです。

・美食で農業・観光振興
日本食と旅行でインバウンド獲得を狙うということ。
旅館とかがまさにそれ!な感じです。

・「ノンアル」の市場拡大
ノンアルコールでのコミュニケーションも増えてきています。
参加者の方の一回答は下記の記事の通りです。

感想

今日はファシリテータをやりました。
記事を出し合った後に、抽象化して統合する過程で、その記事に対する感覚を整理できることに面白さがあります。

私たちのテーマでは、目的に対する打ち手の手段って合っているの?となりましたが、これは力学を意識した行動を取ろうということです。
分からない時は、「走りながら考える」で良いと思いますが、フィードバックを忘れずに。ということです。

おまけ1

次回の開催時は、日経新聞にこだわらずやってみたいと提案しました。
同じ事実でも、メディアによって報道の仕方が異なるため、その違いが見えたら、また面白そうだからです。

おまけ2

同じ朝刊でも微妙に違う箇所があります。それはなぜでしょう。

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答えは、版の違いですね。遅くまで、より伝わる記事にするために、校正している人がいることを実感できました。

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