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地域の高齢者、障害者、児童を支援する施設についてお勉強しました

東京のカフェで朝活!

朝活プログラムがない日はカフェで自習勉強。
私は社会福祉士試験対策をしています。

エミオ練馬店は席確保が大変!

私はいつも端っこのテーブル席を確保しています。

理由としては、一番周りに影響が少ない(おしゃべりしてうるさいので)場所だからなのですが、ここ最近、端っこ席愛用者が増えています。

今日もあっという間に埋まりました。

参加者がいるときは早くきて真っ先に向かわないとダメかもしれません・・・。

地域地域

最近の社会福祉では盛んに地域福祉が叫ばれているそうです。

地域共生社会、地域包括ケアシステム、地域生活支援拠点、地域移行支援などあるそうです。

私は地域包括ケアシステム以外知りませんでした。

その大元締めが「地域共生社会」だそうです。

地域共生社会とは、制度や分野ごとの縦割りや「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が我が事として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会(厚生労働省)

地域住民全てが支え手にも受け手にもなって、お互いが支えあう地域社会を実現して欲しいということです。

つまるところ公的には面倒を見切れないので、「自助」、「互助」で頑張って欲しいということなのでしょう。

その実現のために、各分野では公的な仕組みとして以下のような法制度が整えられています。

高齢者:地域包括ケアシステム
障害者:地域生活支援拠点
子ども:地域子育て支援拠点
生活困窮者:生活困窮者自立支援制度

地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムは、高齢者などが住み慣れた地域で自立した生活を送ることができるように、医療や介護、予防、住まい、生活支援などのサービスを地域内で提供することを目的としています。

その中核となるのが、地域包括支援センター。

設置者は市町村。
設置目安は、人口2万人~3万人に一か所。
そして、保健師、社会福祉士および主任介護支援専門員が各1名ずつ配置されることが人員配置基準で定められています。

では、ここで何をしているのかというと。

高齢者が退院するときに医療と介護の連携調整を行う「在宅医療・介護連携推進事業」

認知症初期集中支援チームで最長6カ月集中支援する「認知症総合支援事業」

生活支援コーディネーターと協議体を設置する「生活支援体制整備事業」

そして、「地域包括支援センター事業」があります。

連携調整はイメージつきますが、その他の業務がいまだに覚えられません。

認知症総合支援事業は、認知症の早期発見・治療を目的に、なかなか医療機関の受診に踏み切れない人などを対象に、適切な医療や介護サービスにつなげるための支援を、一定期間(概ね6カ月を目安に)集中的に行うそうです。

「生活支援体制整備事業」とは、市町村の日常生活圏域ごとに「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」と「協議体」を配置して、地域住民の「互助」による助け合い活動を推進することで、地域全体で高齢者の生活を支える体制づくりを進めると書いてありました。うーん良く分からない。

「生活支援コーディネーター」は市役所や役場など、福祉関係の部署に配置されているそうです。特に資格要件はない為、任命されれば、生活支援コーディネーターとなります。

「協議体」とは、地域住民同士で話し合う場です。医療・介護の専門職、地域住民、行政や高齢者相談室(地域包括支援センター)などで構成され、定期的な情報の共有や連携の強化、課題解決のための取組の検討などを目的として設置されます。

つまるところ、皆で集まって助け合い(互助)を促進しようという事なのでしょうが、上手くいきそうな気がしません。

さらに難しいのが「地域包括支援センター事業」

中身はさらに5つに分解するそうです。

〇介護予防ケアマネジメント業務
〇総合相談支援業務
〇権利擁護業務
〇ケアマネジメント支援業務
〇地域ケア会議の充実

恐らくはメイン業務であるのが「介護予防ケアマネジメント業務」
要支援1・2の方に対してケアプランを作成します。ただ、これは恐らく「指定居宅介護支援事業者」に委託していると思われます。

「総合相談支援業務」は高齢者に関する介護や健康・福祉・医療など生活全般の悩みや相談を受け付けていますと書いてありました。

「権利擁護」は、財産・相続絡みですかね。権利 侵害の予防や対応、権利行使の支援を専門的に行うと書いてありました。

ケアマネジメント支援業務は、居宅介護支援事業者であるケアマネージャーを支援する業務のようです。

地域ケア会議とは、地域ケア会議とは、地域の人が生活するうえで抱える問題を、当事者やケアマネジャー、介護サービス事業者やリハビリ・医療などの専門家、地域の民生委員などが集まって話し合い、解決策を探っていく会議のことだそうです。

地域ケア会議と協議体の違いが良く分かりませんが、地域包括支援センターが主催するか、地域住人同士で話し合いましょうなのかの違いなんでしょうかね。

分科会的に協議体で話し合いが行われ、地域ケア会議が実施されたら、その思いをぶつける。

そういう構想なのかもしれません。

と、地域包括ケアシステムについて書いていきましたが、これを数人でやるのでしょうか?

規模と期待が釣り合っていない気がします。

地域生活支援拠点

お次は、「障害者」を地域で支えていく地域生活支援拠点。

どこにあるんだろうと近くを検索したら2か所ありました。

光が丘障害者地域生活支援センターすてっぷ

石神井障害者地域生活支援センターういんぐ

<地域生活支援拠点5つの機能>
・相談支援
・緊急時の受入れ
・体験の機会・場の提供
・専門的人材の確保養成
・地域の体制づくり

ここには5つの機能があるようですが、地域包括ケアシステムよりずっと分かりやすいですね。

ちなみに、光が丘では
・面談、電話、メール、ピアカウンセリングなどでの相談受付
・成年後見講座など知的障がい本人のための学びの講座
・料理、フラワー、音楽、レク、ヨガ、お化粧、おしゃれなどの体験の提供
・地域に対する障がい理解啓発講演保護者、支援者のための講演
・地域住民とともに活動する演劇・音楽ワークショップの開催など

などやっているようです。

コーディネーターの配置が求められているようですが、おそらく資格等は必要ないのでしょう。

障害者がサービスを受ける為の、障害者サービス等利用計画を作る場でもあるようですが、光が丘のアンケート結果を見る限りでは、オープンスペースとかお祭りとか、そういう活用が多いようですね。

地域子育て支援拠点

子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供する地域子育て支援拠点。

<地域子育て支援拠点4つの機能>
・子育て親子の交流の場の提供と交流の促進
・子育て等に関する相談、援助の実施
・地域の子育て関連情報の提供
・子育て及び子育て支援に関する講習等の実施

ここも地域生活支援拠点と同じような機能ですね。

近場で調べたら練馬・光が丘・貫井・大泉にありました。

と思ったら、ちょっと名前が違いますね。「地域子ども家庭支援センター」となっています。

同じものか別物か・・・・。

練馬区のホームぺージをみると「地域子育て支援拠点事業」というのがあり、その先のリンクが「ぴよぴよ」に繋がっていました。子供を預かってくれる場所という認識でしたが、生活や遊びなどの子育て相談もお受けているようです。

生活困窮者自立支援制度

なぜかこれだけが拠点とかではなく、制度となっています。

名前にも地域は入っていません。

よく分からなかったので、次回以降に勉強しようと思います。


共生型サービス

こうしてみると、高齢者・児童・障害者・生活困窮者、それぞれが独立していて縦割りになっていることが分かります。

拠点も離れていますので、複数の課題を抱えた家はあっちへ行って、こっちへ行ってと大変そうです。

その問題を解決するために、「共生型サービス」が2017年に創設されました。

それぞれ「介護保険法」と「障害者総合支援法」と「児童福祉法」で年齢で区切られている福祉サービスを、縦割りを超えて受けやすいようにする仕組みのようですが、主たる目的は65歳以上になると障害福祉サービスの利用者は介護保険サービスに移らなければならない、この解消が大きな目的の1つのようです。

高齢者と児童は年齢で区切られているので、交わる事はありません。

障害を持った児童はおそらく障害者支援管轄になるのでしょう。(多分)

しかし、障害者が高齢者となった場合、どうなるか?

これは、介護保険に移行する仕組みのようです。

無料だったのが1割負担となり、これまで受けていたサービス(ホームヘルプ、デイサービス、ショートステイ)の事業所が変わります。

これをせめて事業所は変えなくて済むようにしたのが2017年の共生型サービスのようです。

今思いましたが、ほんと最近ですね。

ただ、これ。利用されている方にはありがたいですが、サービス提供者としては、なかなか辛そうです。

過去問を眺めた感じでは生活支援コーディネーターに求められる役割が何かとか、65歳になったらどうなるとか、そういう問題が増えているようです。来年から社会福祉の試験問題が変わるそうなので、この地域なんちゃら系の問題は増えるのでしょう。気が重いですね。


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