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ほとんどフランス?北米のパリで美味しいものを食べつくす!


ニューヨークが大好きな旅の音楽家と、カナダ大好き花のアクセサリー作家、そうだ、2人で仕事しながら北米横断してみよう!

というこで、ニューヨークからスタートし、カナダはプリンスエドワード島モントリオール、チリワック、バンクーバーを巡る3週間の旅。

花のアクセサリー作家は点滴を打つ事態になってみたり、旅の音楽家は寒さで不眠状態が続いて目の下にクマを作ってみたり。。と、そこそこサバイバルな事態が起きる珍道中でもありました笑

それと同時に素敵な出会いや発見もあり、東京も都会とは言え、まだまだ追いついてないのかも!と思うほどのニューヨークの大都会ぶり、美しく壮大なカナダの景色、圧倒的な芸術や多民族の北米文化に触れることができたのは、現実とは思えないほど貴重な体験でした。

さて、そんな旅の間、私たちの気力と体力を支えたもの。
それはもちろん、美味しいご飯!!

元々バックパッカーで世界を旅する音楽家とは、旅先では「土地のものを食べる」「そこにはお金をケチらない」「でも必要とあらば自炊する!」という食事3点セットが全て一致したのもこの旅最大のポイントだったかも。
長旅だったので自炊もしたけれど、やはり土地のものを食べてこそ、そこの文化や人の生活がわかるというものです!!
(ただ食べたいだけっていうのもあるけど)


モントリオールはフレンチB級グルメの宝庫


今回は、特にこの旅行の中でも美味しいものを堪能した、モントリオールのB級グルメについてご紹介します!
カナダの名物というと、メープルシロップ、サーモン。。あとは。。。他に何も浮かんでこないな〜、という方も多いかもしれませんね。
実際には、ロブスター料理や低音で焼き上げるプライムリブ(ローストビーフのようなもの)などもあります。
とはいえカナダは移民大国なので、どうしてもヨーロッパやアジアなどから持ち込まれたもの、もしくはその影響を強く受けたものが多くなります。


中でも「北米のパリ」と言われるモントリオールは、パリに続いて2番目のフランス語圏というだけあって、店名も標識もフランス語(か、英語との二ヶ国語表記)で、お店では「Bonjour!Hello!」と言われるのがほとんど。

モントリオールの名物というと、「プーティン」というフレンチフライ(英語=フライドポテト)にグレービーソースをかけ、チーズや肉を乗せた料理が有名です!
空港に降り立って、最初に食べたのがこちら。

ファーストフード店のもので、どんぶりにたっぷりのポテト!トッピングはスモークチキンで、持つとどっしりと重たい!!!

あれ?こんな感じだったっけ?(10年ほど前に一度食べた)

と、言うことで、「マチュー!プーティン食べたい!!美味しいやつ!」
マチュー「はいはい、じゃあ一番オススメのところに連れてくよ!」

※マチュー フランス系カナダ人、フランス語、英語、日本語を話せる上に超親切なナイスガイ(初対面)

私たちが案内してもらったのは、”Poutine La Banwuise”というプーティン専門店。
いつも行列ができている人気店です。
私たちはサワークリームやベーコンが乗った”La Savoyarde”を、マチューは新メニューの肉とフライドピクルスが乗っているものを注文。

こちらが”本場の”プーティン!!グレービーソースから何から、全然違う!!

お値段は写真のレギュラーサイズが$9~11、グランデサイズは$13~16程度。
グランデサイズを一人でサクサク食べきっている地元の人には仰天しましたが、マチューもそのサイズを食べ切れたのは一度だけ、と言っていたので、二人でシェアするのがちょうどいいかもしれません!
そして私が驚いたのは、フライドピクルスってすっごく美味しい!なぜ日本で見かけないのか不思議なくらい。カモンフライドピクルス!!

ちなみに、ビーガンチーズやビーガンソースを使ったビーガンメニューもありましたよ。
このお店、実は24時間営業で、日によっては深夜も並ぶことがあるそう。
揚げた芋に肉汁のソースとチーズをぶっかけた超ファットな料理を深夜に食すなんて。。。恐るべしフランス系カナダ人。(が持ち込んだ料理)

Poutine La Banwuise
994, rue Rachel Est Montreal, Quebec Canada


外サク、中ふわがたまらない、ベーグルとプレッツェル


「え、ベーグルって。。そんなにそうでもないよね」
と、正直思っていたら、大間違い!!
せっかくベーグル屋さんに連れて行ってくれたのに、「朝ごはん食べてきちゃったから私たちはいいよ」というやる気のない2人に、マチューが「じゃあ一口あげるね」と分けてくれました。

なぜかベーグルの写真は撮り忘れていて、こちらはプレッツェル。

「え・・・!なにこれウマ!!」「うわ!ウマ!!買えばよかった!」と道端で歓喜。
日本でよくあるもっちり系ベーグルは、ニューヨークから来たもの。
モントリオールのベーグルは、茹でるお湯にはちみつが入っていて、石窯で焼いているそうです。外はさっくり、中はふわふわでほんのりと甘みもあって、とても食べやすい!

プレッツェルも、日本ではドイツ系のハードタイプが多いのかな?
サクふわ感にほんのり塩気がきいて、見た目より柔らかくて、プレッツェルがこんなに美味しいとは。。と意外でした。結局プレッツェルは、ほぼ2人でいただく。
ハイカロリーなものに飽きたら、シンプルなベーグルやプレッツェルでリセットもいいかもしれませんね。


ランチにおすすめ、B級グルメ代表「スモークドミート」


マチュー「肉が好きなら、スモークドミートを食べないと!」
私たち「スキスキ!名前からして美味しそう!!連れてって!」
というわけで、創業1928年の老舗、”Schwartz’s”へ。
店内では、オリジナルのスパイスやお肉を買っていくお客さんでいつも賑わっています。
創業者はルーマニアから移住してきたSchwartzさん。現在のオーナーの一人はセリーヌ・ディオンの旦那さんが入っているという、超有名店です。


テーブルで食べたい場合とテイクアウトで、並ぶところが違います。
私たちはテイクアウトにしましたが、席があいていたので、カウンター席に座ることができました!
行列に並んでいる間に注文し、レジに到達するまでには包まれたサンドが手渡されるという形式。

受け取ると、お、重い。。普通のサンドイッチの重さじゃない。。

スパイスで味付けされ、しっとりとした牛肩バラ肉が何枚も入っていて、パンは添え物程度なので、サンドというよりも、肉をそのまま食べている感じ笑
お肉の旨味がぎゅーっと詰まっていて、スパイスやマスタードとの相性もよく、案外脂っこくもありません。
ピクルスは大きくてかなり酸っぱめで、さっぱりとさせてくれるので、セットでおすすめ!

Schwartz’s
3895 Saint-laurent Boulevad, Montreal


モントリオールのスイーツも外せない!!


モントリオールの3大名物「プーティン」、「ベーグル」、「スモークドミート」を食べ尽し、もうお腹いっぱい?
いえいえ、実はまだまだ名物があるんです!!

といってもこちらはカナダ名物なのかな?

メープルシロップを氷の上に流して、待つこと10秒、木の棒にくるくると巻きつけてメープルキャンディー!


これ、ものすっごく美味しかったです!周りの子供達の羨ましそうな顔からもわかります笑

こちらは、メープル街道のハイライト、ローレンシャン高原のトレンブランビレッジでいただきました。この旅の音楽家の子どもみたいな笑顔がすべてを語っていますね。お隣は今回大変お世話になったマチュー。


今年はいつもより1週間ほど紅葉の時期が遅れていたようですが、ゴンドラで登った先に見える景色は、とても清々しいものでした。

でも次は真っ赤なメープル街道を見てみたい!!

ちなみにここではメープルアイスクリームと、メープルシュガーキャンディもいただきました!

ああ。。今思い出しても美味しかった〜★
結局メープルかい!というツッコミもありそうですが、美味しいんですもの。


スイーツ好きの方には、モントリオールのチョコレート


モントリオールの人気店”Juliette et Chocolat”は、チョコレート、ケーキ、チョコレートドリンクなど豊富なチョコレートメニューが楽しめるチョコレート専門店。

赤いコックハットが可愛らしく、店員さんもとても感じが良いです!
ホットチョコレート、チョコレートアイスクリームは、濃厚なのにしつこくなくて、美味しかったです!
カカオ風味の紅茶、チョコレートティーは大人の味。
特に寒い日にはほっとします。デートにもおすすめのお店!

おみやげにもぴったりなチョコレートクリームやブラウニーも豊富だったので、モントリオールの美味しいチョコレートを持ち帰りたい!という方にも是非行っていただきたいお店です。

Juliette et chocolat
3600 Saint Laurent, Montreal, Quebec Canada


マーケットでお手頃スイーツ&フレッシュなフルーツを


そして滞在していたアパートから近かったので朝散歩で訪れたJean Talon Marche にも美味しい物がたくさん!!


生鮮食品だけでなく、クレープ、ガレットなどのフランス料理やトルコ料理、エスニックフードも味わえます。
旅の音楽家が匂いにつられてフラフラと買った焼き立てふわふわのワッフルは、「あなたそれどこで買ったの?」と聞かる位、バターの良い香りでした!


私は一個25セントのリンゴを丸かじり。靴が入るくらいの箱いっぱいのイチゴやブルーベリーなどもスーパーより相当お安い値段で買えます!!

数日滞在するなら、このマーケットで野菜やフルーツを買って自炊するのも楽しそうでした。旅の間は、野菜やフルーツが不足しがち。
そんなときにもマーケットは助かりますね!!

Jean Talon Marche
7070 Avenue Henri-Julien, Montréal, Canada


美味しい食べ物との出会いも、旅の大きな楽しみの一つ。
カナダの料理は、地域的に言うと、東北はイギリス、アイルランド、スコットランドからの影響が強く、東南はフランス、西はアジア、真ん中はイヌイットの影響もあってジビエ料理や、それぞれの文化から少しずつ影響を受けているのかな?という印象でした。
それぞれの土地で、それぞれの国から持ち込まれてアレンジされたり伝統になった料理は、その土地の歴史も感じさせてくれる、大切な要素。

次に行くなら、どこに行こうかな?
と思うと同時に、「何を食べたらそこの生活がわかるかな?」なんて考えながら、地図を広げています。

花のアクセサリー作家 Aromariage 鷲尾直美

お花、旅、音楽、の日々つれづれコラムです。
アクセサリーデザイナーと旅の音楽家という女性2人によるインテリアブランド「TOKYO BENZAITEN by studio iota label」と申します。
流木やドライフラワーなどボタニカル素材を使用したインテリアを企画・販売し、アウトドアライフを送ってます。

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