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不定期日記。2022-12-21

 最近、六十代の芸能人の訃報が多いなあ、と思う。
 私自身時々、自分の年齢を忘れてしまうが、五十四である。自分の父親が五十二で亡くなっているのでそれより長生きするのをイメージ出来ずにいたのだが、結局それより長生きしている。
 中学校に上がるまで、小児喘息が酷く、修学旅行でも夜喘息の発作が起きて後半は殆どバスで寝たきりだったくらいで、自分が丈夫なイメージがなかった。だが、今年ちょっと頭の右側だけ痛くなったりしてレントゲンとCTスキャンをやった時も、あとは毎年の健康診断でも、滅茶苦茶健康優良児、もとい、健康優良中年ぽい結果ばかり叩き出す。強いて言えば下の血圧が高く、これは母親譲りなのだが、その母親も八十五でまだまだ元気なので、恐らく私も思ったよりは長生きするのだろう。といって、七十代まで生きてるイメージもないのだが。
 若い頃、夢はあったが、大人になるにつれ、何となく夢と自分自身の考えのギャップを微調整しながら生きてきた結果、なんとも中庸な人生を歩んでしまった。とはいえ、人生の評価というのは、第三者目線からの評価軸ではいくら稼いだとかどれだけ知人がいたとかになろうが、自身の中ではそういう基準ではないと思うので、語るべき事であったり、思い出であったり、そういう部分が豊かであれば、まあいいんじゃないかと、この頃は思う。そういった意味ではまあ今のところそこまで悪くもないし、今後もまだ出来ることがあるのをありがたく噛み締めて行こう。
 そのように考えれば、六十代で亡くなった方達に対して「まだ早い」みたいな言葉を言う人がいるが、そう単純な話ではないはずだ。

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