世界を暮らすように旅する「シニア・ノマド」がおすすめするAirbnbの選び方
はじめに
自分のニーズにあった宿泊先を Airbnb で探すのって大変ですよね?
Airbnb のサイト上には数えきれないほどの家が登録されています。2018年9月時点で全世界に500万以上もあるそうです。
2016年3月から Airbnb を使って世界中を暮らすように旅しているデビーとマイケルの「Senior Nomad」(シニア・ノマド)夫妻が、過去の Airbnb 体験から得られた知見をまとめた『Your Keys, Our Home』という本を出版しました。旅慣れた彼らのリアルな情報は Airbnb の宿泊先を上手に選ぶのに役立ちそうなので、紹介したいと思います。
① 必要最低条件を決める
計算が得意な夫のマイケルは、自分たちの貯蓄額から1日に使えるおよその金額をスプレッドシートを使って算出しました。その結果、一泊の宿泊費が90ドル以下であれば、Airbnb を使って世界中を暮らすように旅することができることが分かりました。そのため、いくら魅力的な家が Airbnb に記載されていても、90ドル以上であれば予約をしないようにしています。このルールを基本的に守るようにしているため、宿泊先選びで夫婦仲が悪くなることはないそうです。
暮らすように旅をするには、チェックイン後に、一度他人の家を自分の家仕様にカスタマイズする必要があります。クローゼットの中に収納棚があるか、荷物が置けそうなスペースがあるか、キッチンのカップボードに私物の調理器具やコーヒーを置けるか、音楽をかけるスピーカーが置ける場所があるかなどを、写真情報から確認しています。中でも外せない条件はキッチン環境と寝室だそうです。
妻のデビーは旅先でも料理をするのでキッチンは必要不可欠です。といっても、キッチンに全てを求めることはできません。とりあえず大きなテーブルが1つあれば十分で、料理を調理するだけでなく、食事、仕事、ゲームなどにも使えて便利です。
就寝前には本を読むのが2人の習慣なので、眠たくなったらすぐ眠れるように、ベッド横に小さなライトがある寝室を選ぶようにしています。
多くは求められないけれど、予算や自分たちのライフスタイルを見直しながら、これだけは外せないという必要最低限の条件を決めておくといいです。
② 家探しのプロセスを楽しむ
引っ越しをするとき、不動産屋に立ち寄り、記載されている不動産情報をじっくり見たことはありませんか? どんな家があるのか、家賃はいくらぐらいするのか、周辺にはどんなお店があるのかなど、さまざまなことを想像したと思います。
引っ越しのときの家選びのように、Airbnbでも現地での生活を想像しながら家選びをするといいです。一見滞在先の家を決めるのは労力と時間がかかり大変です。しかし、そこで生活していたらどんな仕事に就き、どんな人と出会い、どんなライフスタイルを築けているかなど、家探しのプロセスを楽しむことで時間が有意義となります。
③ フィルターを上手く活用する
上記の方法を試しても、まだまだ Airbnb のサイト上にはたくさんの家が記載されているはずです。そんなときは、「フィルター」を活用しましょう。
Airbnb のサイト上には、宿泊先検索で使えるフィルターがあります。このフィルターを使えば、例えば、Airbnb 社から優良認定されたホスト(スーパーホスト)で、無線のインターネット環境やキッチンがあり、まるまる貸切することができる条件を満たした家を、簡単に短時間で調べることができます。
ただし、一度に使うフィルターの条件が多すぎると、選択肢が絞られてしまいます。もし泊まっていれば、あなたのニーズに意外にもぴったりだったかもしれない宿泊先も検索から漏れてしまう可能性があります。フィルターを上手に活用して、気に入った宿泊先を探してみましょう。
④ お気に入りリストに保存する
直感的に気に入った家があれば、とりあえずお気に入りリストに追加しましょう。早い段階で、滞在先の家候補をいくつかに絞り込むことはやめたほういいようです。
検索時点では滞在可能でも、ホストの予定が突然変更していたり、他のゲストが自分たちよりも先に予約をしたりする可能性があります。
宿泊先の見た目をよく見せるため、広角レンズや画像編集ソフトを使った写真をページに記載するホストもいます。写真と実際の部屋の様子が乖離していることもしばしばあるので、他のゲストが書いたレビューをあとでチェックしましょう。
まずはお気に入りリストにできるだけたくさん気に入った宿泊先を追加し、後で宿泊先候補を見返せられるようにしましょう。
⑤ 絞り込む
ある程度お気に入りリストに気に入った家が保存されたあとは、それぞれの家の情報を細かくチェックしてみましょう。
例えば、ページに記載されている写真が家の中の様子を紹介するものよりも、周辺の観光地や飲食店の様子などを紹介するものが多い場合、カエルの置物などわざわざページにそういうものを記載したホストの意図が汲み取れない写真がある場合、そのホストはごまかしをする人として感じ、そういう家はお気に入りリストから排除するようにしているそうです。
過去のゲストが残したレビューには貴重な情報が眠っています。家を管理するホストが責任感ある人なのか、ベッドの居心地はいいか、家の近所にドラムを叩く人がいるか、周辺は安全か、近隣住民が Airbnb を嫌っているかなど、写真から得られない情報を知ることができます。
情報を精査して、宿泊先先候補をいくつかに絞り込みましょう。
⑥ ホストを知る
宿泊先候補がいくつかに絞れた後、最後はホストの人間性を見て、滞在先を決めましょう。ホストがいい人であれば、家の多少の不便は気になりません。
ホストのプロフィールページを見ると、ホストの経歴やホストになった理由など、ホストのことが詳しく書かれています。ホストのことを大まかに知ることができます。
家の写真の中に、例えば、オシャレな自転車があれば、自転車好きなホストと簡単に想像することができるでしょう。自分も相手も自転車好きであれば、会った際に自転車の話でお互いに盛り上がることができます。
自分たちをもてなしてくれるのはホストですが、Airbnb では新しい友人となってくれるのもホストです。ホストのことをよく知ろうとし、最終的な滞在先候補を決めましょう。
⑦ プロフィールを充実させる
予約をする前に、プロフィールを充実させましょう。特に Airbnb をゲストとして初めて利用する人にとっては必須です。
自分がいざ予約申請をしたとき、申請を受け取ったホストは自己紹介も他人からのレビューも書かれていないあなたのプロフィールページを見て、あなたが信頼できる人かどうか判断するのに困ります。
プロフィールページを充実させて、ホストに少しでも自分を知ってもらう努力をしましょう。
⑧ 会話が始まるあいさつを送る
最後に、予約申請をするときに会話が始まりそうなあいさつを送るといいです。あいさつをきっかけにして、マッチングが上手くいくか判断することができますし、思いがけない情報をホストが与えてくれるかもしれません。
例えば、ホストの中にはシニア・ノマドたちのようなシニア世代の受け入れを不安視している人たちがいます。ホストの家が構造上シニア・フレンドリーでないため、もし階段から落ちて怪我をしたら困るという理由で予約が断れることもあります。シニア世代でも受け入れてくれるかどうか事前に確認することで、最終的にホストとゲストがハッピーな関係になれます。
訪れる場所が初めてだということを伝えると、ホストはいろいろと助言をしてくれるかもしれません。住むエリアによっては、ATM・両替所がないところもありますので、事前に両替しておくといいという情報を教えてくれるかもしれません。インターネット環境が不安定な場所なので、SIMカードはどこの会社が一番いいのかという情報を教えてくれるかもしれません。訪れる期間が、たまたま国の祝日とかぶってしまい、ほとんどのお店が閉まっていることもあります。そんなときは、事前にスーパーで買い溜めをし、人がたくさんいるメイン広場は避け、ホストがおすすめするレストランで過ごすといいという助言をしてくれるかもしれません。
ゲスト側から会話に発展しそうなメッセージを仕掛け、お互いに会話のキャッチボールを何度かし、自分のニーズにあった宿泊先を決めましょう。
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