ポール・グレアム（Paul Graham）が執筆したエッセー「Charisma / Power」の日本語訳になります。

2017年1月

パワフルだけどもカリスマ的でない人たちは嫌われがちだ。彼らのパワーは、自分たち自身を批判を和らげるカリスマ性を持っていないという批判の的にする。これはヒラリー・クリントンHillary Clintonの問題だった。口が達者schmoozerであるよりもビルダーbuilderである CEO にとっても、問題となりがちである。けれども、ビルダー・タイプの CEO は（ヒラリーのように）その仕事に最適な人かもしれない。

私はこの問題に対する解決策があるとは思わない。これは人間の本質である。私たちができる最善のことは、「そういったことが起きていることを認識すること」「批判を引き寄せることは、ある人がその仕事に適していないのではなく、ある人が時にはその仕事に適しているサインであることを理解すること」である。