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サンフランシスコの霧「Karl」の名前の由来について

サンフランシスコに住んでいる人は、サンフランシスコに出現する霧のことを「Karl」(カール)と呼ぶ。

Karl is extra moist today.
今日の霧は一段と湿っている。
Karl would go away and get a little sun.
もう少ししたら霧が晴れて、太陽が出てくるだろう。

地元民に人気のバーやレストランなどに行けば、ひょっとしたら上記のような会話を耳にするかもしれない。サンフランシスコに住む人たちは結構日常的に使っているそうで、なぜ霧のことを「Karl」と呼ぶのか調べてみた。質問掲示板サイト「Quora」に、それらしき理由が書いてあったので紹介したい。

「Karl」という名前は、2003年に公開された Tim Burton 監督の映画「Big Fish」に登場する大男の名前からきているそうだ。

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大男の Karl は山奥に住み、多くの人に恐れられていた。なぜなら、体がものすごく大きく、多くの人が彼に殺されるのではないか、彼に食べられてしまうのではないか、と考えていたからだ。ところが、実際の彼は単にお腹が空いていて、寂しい人間だったのだ。

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「君が大きいんじゃなくて、この住む世界が君にとって小さいんだよ。大きい人は大きい街に住むべきだ。大きい街にはビュッフェもある。ぼくが大都市に連れてってあげる。」

という会話を経て、Karl は大都市に行くことを決める。

大都市に到着すると、彼はその見た目から、多くの人に興味を持たれたり、避けられたりした。

彼と同じように、サンフランシスコの霧に対する現地の人の考えは異なる。サンフランシスコが涼むという理由で霧を好む人もいれば、いつもジメッとしていて嫌う人もいる。その様子が彼の姿と重なり、サンフランシスコの霧の名前は「Karl」になったそう。

今ではサンフランシスコの霧を「Karl」と呼ぶことで、現地に親しみのある存在となった。



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