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『名店の味を記憶で再現』6豊栄(小石川)アボカドのセイロ蒸し

うちの近所は飲食店が少ない。地味だ。とても地味だ。教育熱心な家庭が多く、食にはシブチンが多いとも聞く。新しい店も出来るが、残っているのは松屋coco壱などファストフードと焼肉屋ばかり。飲食店には鬼門だろう。そんな不毛地帯にてオープン数年で大人気店になったのが四川料理の豊栄。

最初は『こんなトコで地主の道楽?』と邪推もしたが、どうにも気になる。気になり過ぎる。嫌がる老犬を連れて散歩のフリして偵察に行く。店主は早くから仕込みをしている。ほう、やる気だな。次の日も見に行く。休店日なのに仕込みをしている。一人黙々と仕込みをしている。コレは!と翌日入ってみたら本当に凄かった。坦々麺によだれ鶏、海老とマコモダケの豊栄醬炒め、オニカサゴの姿蒸し...。何を食べても美味しかった。が、その味の割には店内に客は少なく『ココらへん、あんまり人がいなくて...。大丈夫っスかね?』と言っていたのが印象的だ。

そんな杞憂をよそに、その後は快進撃。井之頭五郎を唸らせたり、アイドル錬金術師A元康に絶賛されたり、そのA元氏がM嶋N々子やF山M治を率いてお食事会したり...。いまや東京でも屈指の人気四川料理屋になった。それでも店主は驕らない。相も変わらず朝から地味に仕込みを続け働き続けている。本当に足腰が強い。

5/10現在はテイクアウト実施中。2.3人前のお任せセットが5000円(税別)(昨日のメニューは、『よだれ鶏 麻婆豆腐 海老とマコモダケの豊栄醬炒め 黒酢の酢豚』)
車や赤チャリでアクセス出来るならば、こんなお得な事もそうない。時短営業で店内飲食もやっているので、運が有れば願い叶う。

複雑な旨味の自家製醬が沢山あって、真似をするが超難しいんだけど、アボカドのセイロ蒸しを作ってみるぞ!アボカドって蒸すとトロッとポクポクっとして美味しい。井之頭五郎が『アボカドの大トロだ』と唸った一品なので、是非お店で答え合わせを!

水大匙3に醤油小匙1オイスターソース小匙1、砂糖ひとつまみと鶏ガラスープひとつまみと胡麻油小匙1を混ぜておく。
アボカドを半割にし皮をむく。1センチ幅にスライスして深さのある皿に盛って、ソースをかける。湯気の上がった蒸し器に入れて4分蒸す。
取り出して白髪ネギ、あれば糸唐辛子を散らす。

●改善点
うーん、一見簡単なようで難しい(涙
胡麻油じゃなくて、葱油プラス鶏脂にするといいのかな?うーん、早く本物が食べたい

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