貰えるものはもらっとけ!税金でパリ進出しよう。〜ブランド支援やコンペのいろいろをご紹介〜

私、高嶋一行は「Showcase Tokyo」という日本ブランドのエージェントを運営しています。
業務内容は、イギリスを拠点に日本ブランドの海外セールスを行うことです。

主にパリコレ期間中にパリにて展示会を開き、世界中のバイヤーを呼び込み。
そして担当する日本ブランドの海外営業を行っております。

www.showcasetokyo.co.uk

このnoteのマガジンでは、パリの展示会での出来事から日本ブランドの海外進出に向けたヒントや方法。
その他、海外ファッションに関することをご紹介して参ります。


貰えるものはもらっとけ!税金でパリ進出しよう。〜ブランド支援やコンペのいろいろをご紹介〜

さてさて、毎シーズンのパリコレにて展示会を行う日本ブランドのセールスを担当していますが、一体展示会ってどれくらいの費用がかかるの?

と疑問に思う方も多いでしょう。

パリコレの期間中はいろいろなところで大きいショールームからギャラリーを借りて行う展示会まで様々。
お値段もピンキリ。ですが、あえて値段をお伝えするとなると、、、

50万〜100万円くらい?でしょうか。

たくさんのブランドが集まるショールームにハンガーラック1〜2本だけのスペースだと50万円以下で収まると思います。

ですが、ギャラリーを借りたり、大規模な展示場に出店しようとすると100万円近くはかかってしまいます。

この50〜100万円の値段、高いと思います?安いと思います?

安いと思った方でファッションブランドを運営されているなら、ぜひぜひ参加すべき。
パリコレには世界各国のバイヤーが集まりますから、チャンスは転がっていますよ!

で、ここで50〜100万円の値段を高いと感じた方。
そんなお金、用意できない!でもパリで出展してみたい。

という方もいらっしゃるでしょう。

そこで、実はちょっとした裏ワザがあるんです。
もちろん正当な方法での裏ワザ、知ってるだけで得する話。

「伊藤家の食卓」も「トリビアの泉」でも教えてくれない話です。

税金でパリコレに参加しよう!

えっ税金で参加するの?と思いますよね。
働いたら働いた分だけ取られてしまう税金。
そんなイメージ悪い税金が一気にイメージアップするかのように。

そうなんです、国や東京という行政が支援を行ってくれるんです。
海外進出したい日本ブランドを後押ししてくれるんです。

もちろん、支援にふさわしいブランドかどうかは審査されますよ。
でも、これで支援してもらえるようになったら、、、嬉しいですよね。

なので、ここではそんな支援をしてくれるところをいくつかご紹介します。

新人ブランドでも海外進出を狙っているブランドでも、とにかくエントリーできるなら即エントリー。支援をもらえるとラッキーですよ!

その1、Tokyo 新人デザイナーファッション大賞

まず最初に紹介するのが、東京都が支援する「Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」です。

http://www.fashion-gp.com

大きく分けてアマチュア部門とプロ部門があり、今回注目するのはプロ部門です。
応募の条件としては「東京を拠点にファッションビジネスをしていること」などがあります。

支援に選ばれると最長3年は支援を受けられるところが有難い。
最高10名が選ばれる比較的大きな支援です。
国内でもいいみたいですが、海外進出のために海外での展示会も支援してくれるところが魅力ですね。

確か、展示会経費の半額はサポートしてくれるような話だったかな?
50万円の展示会場やトレードショーに参加すれば1回25万円も支援してもらえるんですね。
もちろん東京都の税金で。笑

その2、東京ファッションアワード

こちらも「東京」と名前が付くので東京都の支援なのかもです。

http://tokyo-fashion-award.jp

この東京ファッションアワードは毎年6ブランドの支援が行われます。
応募の条件はこちらも東京をベースとしていること。
そして支援を受けたブランドはパリでの展示に参加可能。
1月と6月のメンズメインの時期にパリで東京ファッションアワードの支援ブランドを集めた合同展に参加できるんです。

僕も1度、この東京ファッションアワードのパリでのショールームを見に行って来ましたが、とてもキレイで良い立地な場所で展示会ができるんです。

「これで無料なの!」という贅沢感。
多分ですが、同じような水準の展示スペースを個別に借りようとすれば100万円以上はかかるじゃないでしょうか。

それだけ支援ってお得なんですね。東京都の税金、恐るべしでした。笑

その3、ファッションプライズオブトウキョウ

http://fashion-prize-of-tokyo.jp

こちらは今シーズンに第1回が始まったばかりの新しい支援です。
選出されるのは1ブランドのみ。今回は「Mame Kurogouchi」が支援に選ばれていますね。

この支援のいいところ。
それはパリでコレクションを発表できること。
プレゼンテーションなど、モデル着用の形式で発表できるんです。
パリコレの公式スケジュールに乗るんだったかな?とにかく、パリでコレクションを発表できるのは魅力的ですよね。

この前、2018年2月に「Mame Kurogouchi」はプレゼンテーションをパリコレ期間に行っており、日本人のファッション関係者の中でも話題中の話題でした。

日本である程度の実績を出したら、ぜひチャレンジしたい支援ですよ。

その4、ジェトロの支援

ジェトロというのは、日本の国の管轄になるの?
日本貿易振興機構として、海外ビジネスをサポートしてくれます。

日本からの輸出や輸入に関するサポートをしてくれるところです。
たぶん税金で運営されてます。笑

世界各国にオフィスがあり、ロンドンにも事務所がございます。
僕は関税など分からないことがあれば、ここにお世話になっています。
無料でいろいろ教えてくれるので心強い味方ですよ。

で、そんなジェトロですが、当然ながらファッション関連の輸出入も管轄です。

そして支援も行われています。

https://www.jetro.go.jp/events/mib/8df8c12451873e68.html

ジェトロの場合は、その都度その都度の合同展示会やトレードショーなど大きなイベントへの参加支援が基本。

自分たちで申し込むよりも半額ほど安い価格で出展できる内容となっています。

こちらは基本的にどんなブランドでもエントリー可能。
そして、ある程度の規模や継続年数があるブランドなら支援してもらえるそうです。
ただし応募が多ければ厳選されます。

噂では先着順なんて話もありますが、どうなんでしょう。

上記のリンク以外にもショールーム参加の支援や海外進出に向けたセミナーなど、いろいろとサービスがありこまめにチェックするといいかもです。

その5、独立行政法人中小企業基盤整備機構

これもジェトロと同じくファッションを専門としていないですが、海外進出の支援としてはピッタリ。

詳しくは以下の記事にて分かりやすく紹介されています。

http://milieu.ink/interview/smrj

で、この海外ビジネスの支援ですが、誰でも中小企業なら無料で支援やアドバイスを受けることができるんです。
全ては国の税金!笑

全国に10箇所あるそうなので、近くの機構がすぐ見つかりそう。
「海外進出を目指すんだ!」というブランドは、まずは相談してみるといいかもですね。
海外用のウェブページ作りの資金が半額出してもらえるチャンスだってあり得ます!
しかも意外と知られていない完全無料で的確なアドバイスがもらえるんですよ。

全て税金!税金で海外進出しようぜ!笑

と、上記のように代表的な5つの支援先を集めました。
パリコレで展示会をしたい!と思っているブランドの方はエントリーをしてみてはどうでしょう。
毎年高い税金を払っているんだから、ここで取り返すつもりで。笑
そしてチャンスがパリでつかめることがあれば、たくさん税金を納めて恩返ししましょうよ。


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パリの展示会にて。日本ブランドをセールスする奮闘記

日本ブランドの海外セールスを行うエージェント「Showcase Tokyo」を運営。主にパリコレ期間中に行う展示会でのノウハウや出来事をマガジン形式で紹介。
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