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私の音楽の好きなあり方

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FAVORITE MUSIC OF 2022

FAVORITE MUSIC OF 2022

年末恒例のオバマ元大統領プリイリスト風の東京ゾンビ版2022です。

簡単な紹介をさせていただきます。

今年はレッチリの新譜にJOHN FRUSCIANTE復活に加えまさかの2枚リリースのほか、久しぶりのYEAH YEAH YEAHS新譜が嬉しかった。

そして胸にすっと入ってくる不思議な声の持ち主BETH ORTONのアルバム「WEATHER ALIVE」は素晴らしかった。夕暮れのポートレイト

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くるりのプレイリストがやっぱりセンスよい

くるりのプレイリストがやっぱりセンスよい

spotifyですが、くるりのプレイリストとてもよくてオススメ!

くるりの音楽的引き出しの広さやイノベーションにはこういった背景があるのか〜、そりゃーそーかと思う奥行きの広さです。

そういえば、昨日ちょうど久しぶりに下北沢のアナログレコード垂れ流しのつむじ風でさよならストレンジャーを聴いてぐっと来たんだった。そして今日。こういう新しい出会いの嬉しさはアルバム単位よりも人が選んだプレイリストの時

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音楽制作という祈り

音楽制作という祈り

最近は音楽や映画やエンタメで成功するにはやりたいこととかとは別で、並外れたテクニックがあるか、方程式に寄せる知性と戦略の巧みさがないとしんどいね。前者は普遍的に好かれるけど、後者の方はだいぶ好み分かれる。そしてどちらにも当てはまらない人は、エンタメをやることに対しての哲学とか意義とか主義主張だったりひたすら祈りみたいな感じでやり続けるのかな。生きるために苦労して飯とか食いつつ、一方で生きるとは何か

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SUMMER OF LOVE EVEなプレイリスト

SUMMER OF LOVE EVEなプレイリスト

【Spotifyプレイリスト公開】
夜風が気持ちいい。夏の訪れの手前の湿った生暖かい夜の空気に包まれたプレイリスト作りました。愛する人や家族や友達や誰かを想う夜は尊い。近日同名シングルリリース予定。

🌌SUMMER OF LOVE EVE(THINKING ABOUT SOMEONE)
https://open.spotify.com/playlist/2uAbqbTj7qstH4Z0k7W

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COACHELLA FES.ドキュメンタリーに感銘のステイホーム

COACHELLA FES.ドキュメンタリーに感銘のステイホーム

コロナウィルス拡大の影響で惜しくも中止となった毎年4月開催のCOACHELLAフェスティバル。突如ドキュメンタリー動画「Coachella: 20 Years in the Desert」がYOUTUBEで無料公開!音楽好き、フェス好きなら必ず楽しめる内容だ。

朝から視聴して心の中での荒ぶりを3点にまとめる。

①2000年代ポップ・ミュージック史を振り返る傑作である点

20周年を迎えたカリフ

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FAVORITE MUSIC OF 2019

FAVORITE MUSIC OF 2019



バラクオバマ風今年のベストソングです。偏りありますが、全ての音楽を聴けるわけではないし、AIみたいに優れていないし、東京ゾンビの生活にしっくりしたプレイリスト30+1曲?です。

オバマはこちら。2曲被った。

「デブ」はお笑いでしかなかなか消化しにくいけど、ポップミュージックにあそこまで馴染ませたLizzoのPV最高でした。オバマも選んでいる。あとは別記事で書いたように小沢健二(今のオザケン

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坂本慎太郎に心臓が揺さぶられた夜

坂本慎太郎に心臓が揺さぶられた夜

2019.11.26坂本慎太郎LIVE2019@昭和女子大学へ。初めての坂本慎太郎ソロでしたが、心底打ちのめされました。

変だと思われるかもしれませんが、まず終わったあとの感想としては、「恋したときに胸がキューンとする、くすぐったい気持ち」がなぜか来た。

1stアルバムの「幻とのつきあい方」から心底のめり込みましたが、坂本慎太郎は「ライブはもうやらない」と発言しており、もう見ることはできないの

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今のオザケン、あり?なし?

今のオザケン、あり?なし?

ここ数年、そんな自問自答を続けているかもしれない。なんでだろう。

前回の「魔法的なんちゃらなんちゃら」の武道館ライブのMCを見たり、その後ライブで一聴してお気に入りだった「フクロウの声が聞こえる」が意表をついたセカオワとのコラボバージョンになって悔やまれたあたりで、今のオザケンは”なし”が私のコンセンサスであった。
(Mステでサビ前にYo!!みたいな掛け声をやってたあたり頂点)

そして、時は2

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Ceremony ~イアンカーティスの見た衝動~

Ceremony ~イアンカーティスの見た衝動~

自殺に関して、悲しくて辛くてネガティブなイメージがあるのだけれど、
自殺を決意した人にとって、自殺はどのように捉えられるのだろうか?

1980年、23歳で自殺したJOY DIVISIONの若きイアンカーティス。
マンチェスターという工業都市から飛び出した彼は、
20歳になる手前で結婚して、公務員で福祉関係の仕事をしていたらしい。

真面目な人生を歩んでいた彼は、精神障害の方などと接する中で
生み

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あの頃は良かったなぁ

あの頃は良かったなぁ

昔はよかったな〜、あの頃は良かった〜。

が口癖の、懐古主義的なおとなになりたくないなと思う今日この頃です。実際そうだったとしたら今を楽しむことを深掘りしたいです。

さて、この季節、5月は本当に一年で一番過ごしやすく、これから来たる夏への高揚感も内に秘めていることから、個人的に神無月ならぬ、神在(り)月です。

汗ばむこともなく、夜寒くて凍えることもなく。

そして、こんな季節が、年々愛おしく、

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ユーミンとタイムトリップ

ユーミンとタイムトリップ

八王子のスター、というとなんかダサくなるけど八王子出身の私としてはユーミンのヒップさは都会へ出たい気持ちを少なからず刺激した気がする。
八王子駅から徒歩5分程にある荒井呉服店の娘として生まれるも、十代で当時米軍がまだ駐屯していた立川の基地に出入りしたりとてつもなく早熟していたユーミン。当時は1960sとか?
(最近だとスーパーオーガニズムのオロノは15歳くらいで渡米してるけどなかなかの逸材だわ。)

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お幸せに

お幸せに

2012年の照りつける太陽と眩しそうに遠くの山を見ているフジロックの井上陽水の締めの言葉は、「お幸せに」だった。ハッピーニューイヤーみたいに間抜けなハッピーではなく、「お幸せに」っていい重みあるじゃないか。おぅおぅ、なかなかそんな言葉使わないぞ、井上陽水!!尊い人(リスペクト)

さて、最近アンハッピー因子が飛び交って仕方ない気がしている。

わりと見るほうだから見なければいいのだけれど、テレビを

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フジロックが楽しみで仕方ないあなたに

フジロックが楽しみで仕方ないあなたに

今年もフジロックがまもなくやってくる。毎年そわそわする7月。タイムテーブルまだかい。まさかのキャンセルないよね。仕事調整つくよね。

そんなやきもきなIN BETWEEN DAYSで迎えるフジロックは圧倒的非日常。でありつつ、慣れてくるとお正月的いつも実家に帰ってくる感じ。でもそこは実家と違うのだ。土の香り、やさしい風、朝からお酒飲むのが超普通のたしなみのJUST LIKE HEAVEN!

(C

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