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谷山浩子 デビュー50周年フィナーレ大阪 ご当地カステラにはタコが登場

イベント名:
谷山浩子デビュー50周年コンサート フィナーレ(大阪)

他の出演者:石井AQ、斎藤ネコ
日時:2023年4月9日(日)17時〜20時頃
会場:大阪国際交流センター 大ホール

去年の4月に50周年ライブも開催した浩子さん。が、50周年ライブはオールリクエストでやってみた結果「地味な歌ばかりだった」という意見が一部から寄せられたのだとか。

実際、50周年ライブでは代表曲がほとんど出なかったため、じゃあ代表曲を集めて改めて50周年らしいライブをやろう!ということで今回のフィナーレ開催となったそうです(冒頭のトークで浩子さんが言ってた)

まず大阪公演、その約2週間後に東京公演という日程。そのためかセットリストは公開されず(終演後に会場内で探したけど見つけられなかった)

セットリストをメモしていなかったので、私の記憶に残ってる断片の感想だけ書き残しておきます。Twitterも見てないからさっぱりわから~~ん!

とはいえ、東京公演のみ参加の人は公演前に読むとネタバレになると思いますのでご注意ください。

うろ覚えセットリスト

  • 同じ月を見ている…最初の1曲。最初から3人全員での演奏

  • MAY…提供曲の中で1番売れた曲

  • テルーの唄…提供曲の中で2番目に売れた曲

  • ねこの森には帰れない…70~80年代の代表曲

  • カントリーガール…この順番だったか自信ない

  • 窓…70~80年代の代表曲

  • 箱の中にいる…浩子さん作成のDTM音源だけを流して浩子さんがカラオケで歌う

  • 恋するニワトリ…NHKみんなのうたに提供した最初の曲

  • まっくら森の歌…NHKみんなのうたでトラウマソングとして有名になった曲

  • きみがいるから…NHKみんなのうたに提供した最新の曲「血管」

  • 人生は一本の長い煙草のようなもの…この曲と続けて演奏するのは初めてです!と言いながら始まって、そのまま続けたのがまさかの↓

  • 王国

  • 冷たい水の中をきみと歩いていく…この順番だったか自信ない

  • よその子…1曲で2曲分の長さなので、セットリストに入れたことを浩子さんが後悔した曲

  • 海の時間…最後の曲は、ファンの人気投票で不動の1位を誇る曲

  • 銀河通信…アンコール曲(だったはず)

他にもあったかもしれないけど思い出せたのはここまで。順番も多分まちがってる。全然自信ない! 今回は休憩を挟んで第1部・第2部と分かれてた。「箱の中にいる」のあたりで第2部になったんだっけ? それともNHKみんなのうたコーナー?

アンコール曲も自信ないけど多分「銀河通信」だったはず。1曲目の「同じ月を見ている」とつながりがある曲だなと思った記憶があるし。

東京以外での公演はなんと3年ぶりです。久しぶりの西日本! いつもは大阪のライブといえば梅田のフェニックスホールなんですが、今回はちょっと離れて谷町九丁目の大阪国際交流センター。

マネジャーのゆかりんは「フェニックスホールよりちょっと大きいです」と浩子さんに伝えてたそうですが、なんとフェニックスホールの3倍の収容人数(1006人)。「ちょっと」とは……?

私はFC先行申し込みでチケットをとった結果、G列のR(右側)でした。比較的前のほうだったので浩子さんたちの顔はそこそこよく見えた。

浩子さん、第1部では黒くて長いケープがワンピースになったような衣装をお召しでしたが、第2部では柄物のワンピースに変わってました。多分、第1部の魔女みたいな衣装の下に第2部の衣装を着てたんじゃないかな。

AQさんは帽子をかぶったいつものスタイル。足元はよく見えなかったです(以前は派手なスニーカー履いてらした気がする)。てかステージが客席の中央にある猫森スタイルでもない限り、足元なんてよく見えないですよね。見えてた今までのほうが普通じゃなかったんや。

ところでネコさん、50周年の時も今回も「よくわからん、覚えてない」みたいな顔しながら、いざ始まると最高にキメてる演奏をなさってましたが、そういう芸風なんですかね?

「きみがいるから」~「王国」の3曲は浩子さんのディレクター?の男性がコーラスとして参加。「ROLLYさんを猫森のゲストに」と何度も推薦してくださったのはこの方だそうです。もともとアーティストをやってて、そこからディレクターに転身したタイプだとか。

「王国」では最後のサビのリフレインをソロで歌ってはりました。だいたい男性ソロになる例の箇所。ここは人によって歌い方に個性が出るので面白いなと思って聞いてた。

彼が退場する際は浩子さんが「(コーラスの部分は)ノーギャラです」と言って会場を笑わせてた。特別手当はつかないってことでしょうね。

しっかしやっぱり生演奏は迫力あるぜ~! 浩子さんのピアノ、AQさんのシンセ、ネコさんのバイオリン。いやぁよかったよかった。浩子さんは最初のほうはちょっと歌いにくそうだった(高音の時に声がかすれてた)けど、その後は大丈夫でした。

特に「王国」はよかったです。イントロ(あの不穏なシンセ)で「王国」だと気づいて、うぉぉここで来るのか!ってテンション上がった。実際に歌が始まったら、感情が高ぶらないように唇を噛んだりしてた。興奮してちょっと鼻水が出たわ。マスクしててよかった。

んで「王国」っていつも後半の間奏でめっちゃ盛り上がるし、そこは照明も凝ってたりするじゃないですか。今回も照明がすごくよかったです。青い光がゆっくりと回り、白い光が細かく分かれて会場を照らし、曲の世界の中に連れてってくれる感じでした。

照明といえば「冷たい水の中をきみと歩いていく」も印象に残ってます。お花、あるいは葉っぱの形を思わせる影が会場の壁や天井に広がって、水面の光のきらめきが会場いっぱいに広がってるみたいでした。あれは後ろの席のほうがよく見えただろうなー。

一方「箱の中にいる」は浩子さんが自分でつくったDTMの音源だけを流して(つまり楽器の生演奏は一切なしで)、浩子さんがステージの中央に座って歌うスタイルでした。

この曲は安くてかわいい音源をいっぱい使ったんだそうです。1個600円とか言ってたかな。そのへんがDTMの音源で安いラインなのか~。

確か最初に浩子さんが「自分がDTMでいろいろつくった中から楽しい曲を」とかなんとか言ってた気がします。そのあとに曲名を紹介したので客席から笑いが漏れてた。よくあるやつ。「楽しい曲」ってなんだろう。

しかし歌っている途中でBGMがぶつっと切れてしまった。左右を見渡して一拍おいて「私のせいじゃないです」とコメントする浩子さん。その後また急にBGMが再開して、そのまま最後まで歌います。

あとで浩子さんは「DTMやってると、よくこうやって急に止まることがあるんです。PCのせいで。なので思わず『私のせいじゃないです』って言っちゃいました」とおっしゃってました。

うっかり余計なトークをしてライブを長引かせないようにしていたはずの浩子さんですが、やはり今回も「長い」ってスタッフに注意されちゃったそうです。なんかそんな気はしてた。恒例行事。

コロナによる規制がようやく緩和されて人の動きも戻りつつあるので、浩子さんは「早く皆で『ヤマハ発動機社歌』が歌えるように(なってほしい)」と述べて、会場から笑いと拍手が起きてました。あっそこは袋井市歌じゃないんですね?(どっちでもいいが)

アンコールの時、物販の紹介をしたあとで「今年も猫森集会の開催が決まりました!」と発表した浩子さん。「でも東京じゃないか!って思われるかもしれないですが……。『東京じゃないか』ってこっちではなんて言うんですかね?」

少しして客席の後ろのほうから「東京やんけ!」と返事があったので浩子さんも「東京やんけ」と復唱。ふふふ。関西弁だと「東京やないか」「東京やないけ」などのバージョンもありますが、客席から飛んできたのは短くて言いやすいやつでしたね。

猫森のゲストはすでに決まってるけどまだ言えない、と浩子さんは楽しそう。

「AQは知ってる?」
「いや知らない」
「じゃああとで教えるね。AQはうれしいと思う」

「いっそのこと本番までゲストがわからないようにするのも面白いかも」
「でもそれ、リハとかどうするの?」
「リハの時もゲストの方には覆面をしてもらって……」

などとやりとりしてからのアンコール曲でした。

アンコールは余韻をぶち壊すことで名高い「ドッペル玄関」になるのでは?と少し期待してたんですが、そうはならなかったですねぇ。まぁ、「ドッペル玄関」が王道かと聞かれると議論を呼ぶ気もするしな……。

物販では大阪会場限定デザインのカステラと、ベージュのマフラータオルを買いました。

我が家は夫が巨人ファンなので、Huluで試合のライブ配信を見ながらごはん食べることも多いわけです。んで試合中、スタンドのファンは好きな選手の名前のタオル(球団のグッズ)を手に応援してて、得点が入るとタオルをヘリのプロペラみたいにぶん回したりするんですよ。

それを見て楽しそうだなーと思ってたんで、今回はFCからグッズ紹介のメールが来た時に「よし、タオル買うぞ」と決めてました。

ただ、球団のグッズはフェイスタオルだけど今回のグッズはマフラータオル(細長い)ので、これをぶん回すのは現実的じゃなさそうです。わりと長いから多分めっちゃ周りに当たるし、なんなら自分の腕にも当たる。折りたたんでぶん回すのがよさそうですね(ぶん回す前提で語るな)

そもそも谷山浩子のライブでタオルをぶん回す機会などないが……。

カステラはおなじみ文明堂東京。大阪限定のデザインは、のこちゃん+タコです。たこ焼きのタコ。大阪だけに。よく見たら、のこちゃんもたこ焼きとおぼしきものを手にしている。

(東京デザインはのこちゃん+ハチ公?らしい)

商品名は「カステラ特S号1色P」。前の50周年の時と同じっぽい。

谷山浩子50周年記念フィナーレ大阪のカステラ(パッケージは東京と共通)
谷山浩子50周年記念フィナーレ大阪のカステラの熨斗紙(東京と共通)
谷山浩子50周年記念フィナーレ大阪のカステラ(本体)

カステラの箱をリュックに横向きで入れてダッシュしたりしたので、カステラ本体の端っこが欠けちまったぜ。

いつものように半分に切って、夫とふたりでおやつにいただきました。でかくて小腹がふくれる~。ごちそうさまでした!

東京公演は不参加なので、次のライブは猫森の予定です。去年は行けなかったけど今年は行きたいな。