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谷山浩子 デビュー45周年大収穫祭、ガチなファンに真っ向勝負の変化球で私は死んだ

※この記事は、過去のブログからの転載です。
初出:2017/05/01


イベント名:谷山浩子コンサート ~デビュー45周年大収穫祭~
日時:2017年4月29日(土)17時30分~20時40分(16時45分開場)
ゲスト:石井AQ、岡崎倫典、栗コーダーカルテット、斎藤ネコカルテット(1st Violin:斎藤ネコ/2nd Violin:グレート栄田/Viola:山田雄司/Cello:藤森亮一)
会場:東京 東京国際フォーラム ホールC

全国(一部は海外)から1000人超のファンが東京・有楽町に集結しました。
デイリースポーツの記事によると、客席には1500人いたそうです。

私も去年9月の時点で、FC1次先行販売にてチケットを確保しておりましたよ。FC限定デザインのチケットかわいいー!

1階13列の、右ブロックと中央ブロックの境界線あたりの座席でした。
(このホールは3階席まであって、1階席は恐らくFC会員でないと厳しい。私も35周年の時はFC入ってなかったので3階席だった。40周年はFC入ってて1階11列)

メモはとってないんで、セトリの写真を参考に記憶頼りのライブレポ、いってみよー。
もう、やばかった。やばいしか言えなかった。本当にやばい。語彙力は霧散した。


セトリ

第1部
・偉大なる作曲家
・窓
・カントリーガール
・銀河通信
・風になれ 〜みどりのために〜
・そっくりハウス
・恋するニワトリ
・意味なしアリス
・ピヨの恩返し
・猫のみた夢

第2部
・まっくら森の歌
・森へおいで
・Elfin
・王国
・真夜中の太陽
・第2の夢・骨の駅
・満月ポトフー
・きみの時計がここにあるよ
・SAKANA-GIRL
・向こう側の王国
・キャンディーヌ
・海の時間

アンコール
・終電座
・おやすみ


第1部、1曲目から意外すぎた

最初は浩子さんひとりでスタート。
赤いコートみたいな長めのジャケットと、クリーム色とおぼしきワンピース、黒タイツに黒い靴というファッションでした。髪も長くなってたー。髪留めはよく見えなかったです。

すっとピアノの前に座って、弾き始める…。

でね、1曲目のイントロが始まった時に、まさか?!って思ったんですよ。多分、あの場にいた全員そう思った。
だって45周年の大型ライブの1曲目に「偉大なる作曲家」って、ソロツアーの京都会場かよ!
(ソロツアーでも仙台の1曲目には選ばれなさそうだという印象が)

友達も言ってたけど、大きな箱をおさえたアニバーサリーライブの1曲目にモンティ・パイソンをぶつけるなんて、ロックすぎる。

直後の浩子さんは「1曲目から、皆いつかは死んじゃうって歌です」といたずらっ子みたいに笑ってました。狙っただろ!

「今回のライブはあんまり王道の歌がなくて、ちょっとマイナーというか、あまり普段ライブでやらない歌が多いです」と浩子さんの前置きがあり、嫌でも高まる期待。
うん、そりゃそうだよね、1曲目が「偉大なる作曲家」だもんね。ふざけるな!(褒め言葉)って感じですよ。

そのあとしばらく、浩子さんひとりでピアノを弾きながら歌う、おなじみのスタイル。
最近出たアルバム『シングルコレクション』から選んだものを。

「窓」については、「ずっと自分がテーマにしていることだと思います。教室のように狭い世界の中にいると広くなる、外の広い世界に出ると狭くなる…」みたいなことを言ってはった気が(うろ覚え)

「カントリーガール」は、「これを歌わないと怒る人が絶対いるので」みたいなこと言ってはりました。シングルなので、ちょっと悲しいところで終わっちゃう3番までのバージョン。


かわいい浩子さんが全開

「そっくりハウス」の前に、栗コーダーカルテットが登場。
ステージの、客席から向かって左側の奥が、栗コーダーの定位置でした。

栗コーダーは現在3人しかいないので、今回は助っ人としてビューティフルハミングバードのタバティさんも加えた4人です。

登場後、浩子さんに「何か言いたいことないですか」と聞かれて、えーっと、ここMCアリなんだっけ?うーん、みたいなリアクションをする栗コーダー。
そして、マイクを手にしたひとりがおもむろに「45周年おめでとうございます」とコメント。
まさかそんな返しが来るとは思っていなくて、ずっこけそうになりながらお礼を言う浩子さん。

驚いたことに、今回のライブでは浩子さんがピアノを弾かずに歌うケースがかなり多かったんですね。
客席に向かって歌うのがものすごく苦手で、いつもピアノを弾きながらでないと歌えなかった、あの浩子さんが!!

いや、確かに最近はね、ライブでたまーに浩子さんがボーカルのみという演出もあったりするんですよ。40周年でも実際にあったし。

でも今回の45周年では、めっちゃくちゃ多かったの。ボーカルのみを担当する浩子さんが。

栗コーダーの演奏をバックに背負い、客席に向かってスツールに腰掛けて歌う浩子さん、めっちゃかわいかったです。かわいすぎて胸が痛かった。
あれで60歳だなんて信じられない。
曲もかわいいものや明るいものが多かったため、ノリノリでした。めっちゃ楽しかった。

40周年の時みたいに厳密な脚本が決まっていたわけではないらしく、浩子さんはうっかり雑談などしながら、
「私、今日すごく失言しそうで怖いんです。復興大臣のことを笑えない…」
と時事ネタを織り交ぜてました。

第1部のラストだけ、AQさんが追加で登場。「猫のみた夢」でアコーディオンを弾くために!

第1部が終わると、15分の休憩。
思わずスマホの電源入れて、興奮をツイートしてしまったよね。1曲目から意外すぎたし、浩子さんがかわいすぎたし。

でも、そんなのは第2部の前哨戦にすぎなかったんですよ。


第2部、一転して森シリーズ、恐ろしい絵本の世界に

第2部では、のっけから「まっくら森の歌」。
ステージ中央のピアノに浩子さん、そしてステージの左側の手前に、岡崎倫典さん。
中央の奥に、石井AQさん。

この3人体制で開幕したのが、第2部前半の森シリーズでした。

浩子さんは衣装替えして、ブラウスのような襟と袖口がついた、黒のワンピース。コートみたいにボタンが並んでついてた。
でもワンピース、本当に黒かったのかなぁ。なんか光沢のある生地っぽかったの。真っ黒ではなかった。
紺色だと言ってる人もいました。
髪留めは羽っぽいものがついてたかな。

1曲歌い終えた浩子さん、「このあと、だんだん森に迷いこんでいきます」と宣告。

やっっっばかった。

最初はね、「森シリーズってことは『森へおいで』も来るか…?あ、やっぱり来た。でも3人体制かぁ。ちょっと物足りないかも」なんて思ってたんですよ。
そう思ってた自分をしばきたい。

倫典さんのギターアレンジがやばかったんですよ!
確かに淋しかったんだけど、物足りない淋しさではなくて、ぞくぞくとする演出上の淋しさだったの。
あんなに暗くて淋しい「森へおいで」は初めて聞いた…。めっちゃ怖い。

そのあと演奏が途切れないまま、「Elfin」そして「王国」と続いていったわけですよ。
かき鳴らすギターの音に追いつめられて森の中で燃やされ、愛してると言いながら実は愛してなさそうな相手とふたりきりで廃墟の中に閉じこめられる。

怖かった。本当に怖かった。やばかった。最高。

暗く青いライトに照らされたステージは、薄暗い水の底に沈んだか、あるいは「まっくら森の歌」のアニメの中へ迷いこんだみたい。
浩子さんのワンピースが喪服に見える。

こういう絵本ありそうだよね…黒い服を来た不思議な女の子に幻惑されて、どこかへ連れていかれて帰れない…。

特に「王国」は、あえて王道をことごとくはずし、後半のジャジャジャジャジャーン!と盛り上がる間奏をやめて、ラストの男性ボーカルも一切入れないという新しいアレンジでした。
おかげで、ふたりの閉じこめられた王国が、本当はただの夢にすぎず、実際には朽ちた廃墟から永遠に出られないんだと突きつけられた気分です。残酷さが増した。
(王道をこれでもかとぶっこんだ盛り上がりまくりの「王国」は、40周年ライブの音源で聞くことができます)

泣きそうになった。
第1部のかわいい浩子さんとは別人です。落差に殴られた。

このへんで最初の不整脈を起こした気がします。
ライブで不整脈なんて起こしたことなかったんですけど、恐ろしいことにこの日は何回も起こしました。


引き裂かれる

「真夜中の太陽」のあとで、確かAQさんと倫典さんはいったん引っこんで、斎藤ネコカルテットが登場した気がする。
ステージ右側の奥が、ネコカルの定位置でした。

ここからまずは、浩子さんが斎藤ネコさんにアレンジを頼みたくて選んだという2曲。
しかし、渾身のアレンジのイントロをネコカルが弾き始めたちょうどその時、「え、曲名って先に言ってもいいんだっけ?」と話しかけて演奏の腰を折る浩子さん。だいなし!

ネコさんから「曲名は先に言っても言わなくても、お好きに…。あ、あと45周年おめでとうございます」って言われてまたもや崩れかける浩子さんでした。
(このへん記憶が怪しい。おめでとうございますはもっと前に言ってたかも)

そんなわけで「じゃあ曲名は言わずに…」と、何が始まるのか伏せた状態で気を取り直して、スタートしたネコカルアレンジ1曲目が「骨の駅」。

これ、すっっっごかったですね!
ここでも浩子さんがピアノ弾かずに、ネコカルの前に立って歌ってたんですよ。

まず、アレンジ自体やばかったんです。ヴァイオリンとチェロとヴィオラだったっけ。
特に「忘れている 幼い頃」の直前の間奏部分がね。あの不穏さ、ひきむしられて、かきむしられて、引き裂かれる感じすごかった。

あとで浩子さんが「あの部分、譜面あるんですか?ないんですよね?」って聞いてたけど、やっぱり譜面なかったらしい。即興で4人がうわーっと演奏してるのに見事ハマって決まってて、まさに天才集団でした。
さすが、オールリクエストライブにしょっちゅう呼ばれる斎藤ネコさんの率いるカルテット…。

で、もうひとつやばかったのが、浩子さんの歌声。
迫力あったんです。大人の情念ドゴーン!って感じで。
おとぎ話とかの悪役で登場しそうな。お子さん泣いちゃう系。

第1部であんなかわいく歌ってた人が、これ?!

そう、この振り幅の激しさが谷山浩子。

ものっすごく失礼なのを承知で言うと、浩子さんこんなに歌がうまかったんだ!って思ったんですよ。
作曲の引き出しが非常に多種多様なのは知ってたけど、歌自体もここまで!っていう。
絶対に「骨の駅」をリリースした頃よりうまくなってる。

加齢とともに衰えたり駄目になったりしていくパターンって非常に多いのに、浩子さんは加齢とともになぜか歌のキーが上がり、持ち歌は増えていく一方なのに毎年オールリクエストライブに挑んでピアノを弾きながら歌い、毎年新たなゲストと組んで新たなアレンジに挑む。
がんばってる顔は全然しないけど、やさしそうな顔をして、しれっと進化していく。

やばい。
不整脈フィーバー。ちょっと泣きかけてた気がする。

その「骨の駅」の直後に「満月ポトフー」を歌うってどういうことなの?!
呪われた古井戸の底から、ケツ叩かれて軽く月夜の虚空まで放り出された気分だよ!
落差がひどいよ!

多分、落差がありすぎて歌い方も変わるせいだったんだと思うんですが、浩子さんは「満月ポトフー」冒頭8小節をミスってました。
なんか歌声が裏返っちゃってた。そりゃミスるわ。あの落差ひどすぎるわ。

歌い終えてピアノのほうへ近づきながら、浩子さんは、
「やり直したい…40周年の時は『無修正です!』ってえらそうな顔して音源を出しましたけど、今日のライブの音源を出す時は修正しまくります…むしろ1曲目からスタジオで録り直す…嘘です」
とコメント。

すかさず斎藤ネコさんがのっかります。
「やり直しましょうか?冒頭8小節だけ。今ならお得ですよ」

しかし、浩子さんが立って歌う時に使っていた譜面台(「骨の駅」「満月ポトフー」のみの譜面)は、すでにスタッフが撤収済。

浩子さん:「譜面がないので歌えないです。優秀なスタッフが持ってっちゃったんで」

ネコさん:「歌えないんですか」
浩子さん:「歌詞カード見ないと1行も歌えません」
ネコさん:「そうですか。残念ですねぇ」
浩子さん:「やり直したかった…」
ネコさん:「きっと、そうさせないために早く撤収したんだな」

淡々とコメントを返すネコさんに笑ってしまった。

そのあとは浩子さんがピアノに戻って2曲。

「きみの時計がここにあるよ」は、「代表曲シリーズではないですけど…(曲名を言いながら客席を見る)…あ、少なくともひとりは喜んでる人がいます!」って浩子さんが言ってたような。
で、そのあとTwitter見たら「喜んでる人は他にもいるぞ!」って何人か書いてて笑った。

なぜかそのあとに「SAKANA-GIRL」を入れる浩子さん。本当になんで今回こんな曲順ばかりなのか。


大集合

最後のほうは、ゲスト総出。
しかし、栗コーダーカルテットと斎藤ネコカルテットに加えて、倫典さんとAQさん…。
いったいどうやって合わせるのかと思いきや、栗コーダーがすごかったんですね。

栗コーダーはリコーダーがメインの集団ではあるけれども、楽器の担当範囲がめっちゃ広い。
第1部の時点でそれはなんとなく垣間見えてたんですが、第2部後半は本当にすごかったです。ほとんどリコーダー吹いてなかった。まさかエレキベースまで出てくるとは…。

楽器に詳しい人が書いて下さってたツイートをご覧下さい。アイリッシュ音楽の楽器まであったらしい…。

でもさ、こんな終わり間際に「向こう側の王国」をやるのはずるいよね。
完全にここから第3部が始まるテンションになっちゃうよね、あの歌。もう終わるのに!

全然終わる気がしない、むしろあと1時間やってくれよという気分のまま、「キャンディーヌ」と「海の時間」で終幕。

「若い頃は先のことなんて本当にわからなくて、ゾラの『居酒屋』みたいにそのへんで若くして野垂れ死にするんじゃないかと思ってたんですが、まさか45周年を迎えて国際フォーラムでライブをやってるなんて。あの頃の自分に『大丈夫だよ』って言ってあげたいです」
とは浩子さんの談。


アンコール

そしてそして、きましたアンコール。

まさか、アンコール1曲のためだけに、5人もゲストが出てくるなんて思わなかったよ!
「終電座」は終電オペラとも呼ばれる歌なので、「乗客の皆さん」というふれこみで、浩子さんと同じ事務所に所属する若手シンガーや、俳優さんなどがゲストで登場。しかもその中に相曽晴日さんがいるという贅沢…。

浩子さんを含めて16人もステージにいたー!

最後の皆で歌う部分は、歌いたい人は歌ってもいいですよ、と浩子さんに言われたので一応歌いましたが、ぶっちゃけ自分の声なんて聞こえなかったです。そりゃそうだ。

気がゆるんだのか、私は涙目になってました。

しかし、こんなに贅沢なステージだなんて…チケット代7000円くらいだった気がするんだけど、採算とれてるんでしょうか。

浩子さんも楽しそうで、
「もしこの会場が私のものだったら、朝までライブやりたいくらいなんですけど、そうではないので…。私がビル・ゲイツくらいのお金持ちになったら、やります!」
と言ってました。

ダブルアンコールは浩子さんひとりが出てきて、「前はよくライブで歌ってたけど、最近あまり歌ってなかった歌を、『シングルコレクション』の中から持ってきました」ということで「おやすみ」を。

しんみり終わった…けど…私のテンションは全然しんみりしてくれなかった…。興奮して動揺が止まらなかった。

ステージの浩子さんに向かって「生まれてきてくれてありがとう」とか拝みかけてましたからね。私のほうがあとに生まれたのにね!

デイリースポーツの記事では「ファンをほっこりさせた」なんて書いてありましたけど、冗談じゃない。
ぶん殴られて心の中で絶叫して陶酔して昇天5秒前だった。
「感受性を全開にして挑め、全力で殴り殺してくれるわ!」って感じだったんですよ。わたし魂抜けた顔してたと思う。


全体的な雑感

友達と話していて感じたことなど。

40周年ライブは包括的な内容だったんですよね。
浩子さんが子どもの頃に初めてつくった歌から始まって、年齢・年代の経過とともに代表曲をふり返っていく。

しかし今回の45周年ライブは、ファン歴が浅い人にとって親切な内容ではなかった。
もう、ディープファンのためのガチな構成だったんですよ。あえて王道をはずしたり、思いきったアレンジをぶつけたり、この手のライブなら必ず入ってくるような代表曲をやらなかったり。
1曲目に「偉大なる作曲家」を持ってきた時点で察してたけど想像以上でした。

だからもうそれが、その構成と、その出来栄えが、本当にやばかったなって。

終演後、興奮のままに恒例のアンケート(自由記述式。浩子さんはこれを読むのが趣味)を書いて、この会場だけで配布されるメッセージカードも提出して、そのあとも自分の興奮をどうにか言語化して吐き出さなきゃ!と思い、他の友達を探しながらスマホでツイートしまくってました。

他の人たちも軒並み興奮して語彙力を失い「やばい」「やばかった」「すごい」「すごかった」を連呼。

数人から「とりちゃん、涙目になってるよ」って指摘されたけど、そりゃ涙目にもなるよ。泣きかけてたよ。

目の前に「谷山浩子の活動を支援するクラウドファンディング的なボタン」があったら、即決で100万か200万くらいチャージしてたと思います。
それくらいの興奮でした。浩子さんの銀行口座にお金を振り込みたい。

あー。メッセージカード、開演前に書くんじゃなかったなー。
終演後に書いたら絶対に熱量のこもった内容になってたもん。あとで書けばよかった。

あと、フランスの熱心な谷山浩子ファンであり、フランス語のサイトで浩子さんの音楽を紹介してきたオリヴィエさんが、今回初めて谷山浩子のライブに参加されました。
わざわざフランスから飛んできはったよ!

終演後、オリヴィエさんに話しかけた人の情報によれば、彼はフランスのブックオフで見つけた『時の少女』がきっかけで谷山浩子を知ったそうです。
(フランスのブックオフ…?)

本当にすごいライブだった…。
6歳から27年ファンやってるけど、浩子さん、こんなにすごいなんて聞いてないよ…。

今回のライブは記録用カメラが11台入っていたそうなので、円盤化に期待したいと思います。

9月にはオリジナルアルバムも出るそうですよ!楽しみですね!