勉強も娯楽も動画の時代、だけれど

今年読んださまざまなブログの記事の中で、1番印象に残っているのが、マレーシアで子どもを育てながら働く野本響子さんの下記の記事だ。

・書籍は出版されたとたん古くなるから学校でも使わない
・海外の科学者や大学教授がネットで公開している動画を使って勉強する(もちろん英語)
・じゃあ学校の先生は何すんの? → コーチングだよ

この指摘がめちゃくちゃ面白くて「へー、すげー!」と思う反面、私も野本さんと同じく活字を愛好してきた人間なので、この流れに乗りきれていない。そういう事情もあって、すごく印象に残った。

とはいえ、動画で勉強するのは非常に理にかなっていると思う。

20代の無職期間中、失業保険を受給するために職業訓練のコースを受けていた。それと並行してPCスクールにも通っていた。前者は講師の講義を聞きながら作業するおなじみのスタイル、後者は動画を見ながら作業するスタイルだった。

勉強しやすいのは圧倒的に後者のほうだった。動画だから、わからない部分は何度でも再生できるし、わかっている部分はさっさと先に進むことができる。動画を見てもわからない時や、もっといろんな助言がほしい時だけ、教室のすみっこで待機している先生に聞けばいいのである。

のちにドットインストールを使った時も「なるほど、動画は効率的だな」と思った。XDに初めてさわった時だって、もうチュートリアルの記事を探したり、参考書を買ったりしない。動画を見ればいいのだ。

しかし一方で、私は子どもの頃から活字中毒を患っており、今もKindleでの読書に耽溺していて、テキストベースの世界にどっぷりつかっている。

私にとっては、通勤電車の中でも、家の中でも、動画を見るより本を読むほうがラクなのだ。まず音が出ないからイヤホンを必要としない。それにデータが軽くて通信量もあまりかからない。まじで省エネ。

英語がわかれば、自分が最近面白がって読んでいる脳科学やらなんやらの本に近い内容の動画を無料で大量に見ることができるのかなぁ、と考えることもある。いろんな大学の講義が無料動画で見れるなんて、すごい時代なのだ。理解できるものならば。

しかし、この手の動画で話している英語は(ドットインストールの音声速度を考えれば予想できることではあるが)ペースが速く、とても私には聞き取れやしない。英語字幕を表示しても速すぎてすぐ消えてしまう。

私がYouTubeで英語字幕をつけて理解できる英語の動画は、せいぜいBABYMETALを見たYouTuberのリアクション動画なのである。

ここまで読んだ人にはお察しのとおり、英語の動画に手を出す一方、日本のYouTuberを全然見ていない時点で、私は動画を見ること自体にあまり熱心ではない。本当に動画を求めていたら、日本語の動画をもっと真剣に探しているはずだ。やっぱり、動画自体に私がまだまだなじめていない気がする。

本を読むのはすごく楽しいし、面白い本がまだまだ大量にあるから退屈はしてない。けど、動画をスルーしている自分は時代の変化に乗れてない感じがするし、なんだか頭が硬いなぁと感じてしまって、ちょっと居心地の悪さを覚えている2018年なのだった。

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口笛が吹けないのでハミングしときます
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ToLi

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