見出し画像

ワートリ面白いよって言いたいだけの雑記、その6(10代が主力の民間組織ボーダー)

本日はジャンプSQ.2019年8月号の発売日でした。さすがにここでネタバレの感想を書く気はないし(Trickleに折りたたみで書いた)、かわりに前から考えてたことを吐き出しておきたい。

ボーダーって軍に近い組織なのに、公務員じゃなくて民間企業でしょ。スポンサー企業にお金を出してもらって組織を運営してる。でもやってることは戦争に近い。

ただでさえ「自衛隊は軍隊なのか否か?」と微妙な問題をかかえている現代日本で、ボーダーを今の形へと成長させるまでにいろんな問題や水面下での交渉が発生しただろうな。

むしろ憲法や法律との兼ね合いがあるからこそ、ボーダーは公ではなく民間の組織としてつくらざるをえなかったのかもしれないね。うーん、でも今まではトリオン兵が相手だったわけだし、害獣駆除という解釈で行けたのかなぁ。そこんとこどうなの?

ボーダーの隊員たちは中高生が主力ですよね。リーダー格の人たちは大学生だったり、上層部は30代だったりするけど、主戦力として戦うのは中高生。まれに小学生もいる。

しかもよく見たらお給料あんまり出てない。無給だったり出来高制だったり。そりゃ読者のあいだでブラック企業って言われるわ。

とはいえ、私は今まで「エヴァのパイロットをやってた子どもたちは相応の給料を得ていたのだろうか……」って思いつきもしなかったんだよなぁ。あのへん考えると怖い。

ボーダーの中高生が主力なのは、トリオン器官が若いうちに育つから!って説明だけどさ。もっと直球の理由だと思う。「10代は戦闘に必要なスキルを叩きこみやすい」っていう。体力もあるし、適切な指導をすればぐんぐん伸びる年頃でしょ。

最初の頃は「都合よすぎない?」って思ってたんですよ。常に戦争やってるような国から来た精鋭たちを中高生が退けるなんて、本当にきみたちは現代日本の若者か? そんな的確に判断して動けるもんなのか?って。

でも、自分たちの街が襲われる身近な危機(プレッシャー)のもとで、ボーダーの大人たちは伸びしろのある子どもを集めて、彼らがゲーム感覚で戦闘訓練できる仕組みをつくった結果、兵隊として使える10代を生み出すことに成功したってことですよね。

しかもあの年頃は「友達と一緒にいたい」って意識が特に強いから、ボーダー内で仲間をつくれば「皆で強くなろう」って方向に持っていきやすい。子どもたちが友達や仲間や先輩と切磋琢磨して、部活みたいな感覚で戦い方を覚えてくれる環境。

当初は人権団体から抗議されただろうなぁ。「子どもを命がけの戦いに出すのか」って。紛争地帯の少年兵みたいな扱いで報道されたと思うよ。

しかし、子どもに命がけの戦争をさせて社会を維持していることについての後味悪そうな気持ちを、周囲の大人(特にボーダーで働いてない人たち)はどう処理してるんだろう。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いただいたサポートで本を買います。ありがとうございます。

素敵な言葉を見つけて、鏡文字でメモする。書けるかな?
2

ToLi

AndroidのKindleアプリで本読んでる。サムネ画像は https://pixabay.com/ を使用することが多いです。※AmazonのリンクにはnoteのアフィリエイトIDが自動で付与されています(私のアフィリではありません)

コンテンツ会議な感想文

小説、漫画、映画などの感想。コンテンツ会議のタグをつけるよ。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。