子連れ旅行は難しいのか(滞在編)

6月上旬、韓国ソウルに3泊4日で滞在しました。
気候的にも恵まれ、快適に過ごすことができました。

さて、タイトルにあるように子連れでの旅行は難しいのかどうか。
心配事編では、ベビーを連れて海外旅行に行くにあたっての心配事と対策をざっくりと書いてみました。

実際に滞在してみてどうだったのか、というと、
「日本よりお出かけがしやすい」というのを感じました。

1.エレベーターの位置がわかりやすい
2.おむつ替えスペースが男女ともに設置されている(古めの駅なら多目的トイレの中にある)
3.人がとにかくやさしい

【1つ目】
韓国なので日本語もちらほら見られるのもありますが、
ピクトグラム(目印となる絵)や、そもそも動線上にエレベーターがあり、
わざわざ探す、という行為がほぼありませんでした。
日本では、エレベーターどこだっけ、ということがしばしばあり、
あっても端っこというかなり不便な状態だと思っています。

車いすの場合、主要駅構内には専用の移送機械も設置されており、
ベビーカー以上に移動の困難性は低くなっているのではないかと思います。

心配事編にも書いたように、「体の不自由な人や高齢者にも便利になったソウル観光」 には2018年からバリアフリーマップが配布開始になるとのことでしたが、金浦空港を利用した際には、こちらは見つけられませんでした。

【2つ目】
驚いたのが、おむつ替えスペースが男性用にもあること。
日本では、ほとんど女性用トイレに併設されているもので、
男性が子どもを連れて外出しても、それこそおむつ替えスペースを探すのに一苦労するという状態が生まれてしまいます。

もちろん観光をベースとした主要駅・施設が中心なのだとは思いますが
韓国ソウルではそれを感じませんでした。

やや古い駅(かつ学校の多い駅)の恵化駅の場合は、
多目的トイレの中におむつ替えシートがありました。
ただ、こちらは古さも相まって、シートが斜めで、子どもを固定するベルトがなくなっていたため、実際には使用できない状態でした。
旦那さんに子どもを抑えてもらいながらおむつを替えるという
荒業でなんとか事なきを得ました。

【3つ目】
人のやさしさ。
15年以上前に初めて訪れた韓国も、ご年配の方々にとても親切で、
席を譲るのは当たり前の光景でした。
今回もやはりご年配の方々は電車乗車してすぐに席を譲られる、という光景は健全でした。

それは子連れにも例外なく、すぐさま誰かしらが席を空け、
無理やりにでも(笑)座らせてくださいました。
それはベビーカーでも、旦那さんが抱っこ紐をしている時でも変わらず。

加えて、多くの方が子どもに笑顔で声をかけてくださり、積極的に接してくれました。
すれ違いざまでも、ぐずってしまったときでも、言葉通り老若男女問わず、
笑いかけ、あやしてくれたのは、子どもにとってすごく良い影響があったのではないかと思っています。
もちろん私たちも、言葉の通じない異国にいながらも子どもを通して「受け入れてもらえている」という安心感のもと移動をしていくので、
同時に「何かあったらきっと助けてもらえそうだ」という気持ちにもなりました。

席のことも、声掛けのことも、いい意味で「お節介」で、
子連れだからこそ感じることの出来た韓国ソウルのあたたかさでした。

以上、滞在編でした。

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