「トモヒロック流」 〜 ルール編

 ども、管理人トモヒロックです。

 前回のトモヒロックとは?← まだお読みになっていない方はリンク先の内容を先にお読みください)が意外にも好評だったので、調子に乗って今回は「トモヒロック流って何?」という疑問にルールの創始者としてお答えしたいと思います。

 えー、僕が生まれたのは(そこからかよ!)っていうベタは冗談は何度も通じないので、さておき。

 えー、「トモヒロック流」とは、新しいミステリー小説を創作するために独自に設けたルールです。小説の創作にルールが必要かどーかはさておき、根底にあるスピリットを理解してもらえれば、作品のクオリティを高めて行くための基準である事がお分かりになると思います。

 そーいうワケで今回は、これからミステリー小説を書いてみたいと思っている方を対象に、トモヒロック流の中でも比較的に分かりやすい部分を抜粋して説明して行きたいと思います。

 ① 謎がデカッ! 〜 オリジナリティとフェア精神

 トモヒロック流のオリジナリティとは、新しい謎解きの形の事です。世界中に影響を及ぼしているリアルな謎、誰でも知っている様なメジャー級の謎の解明を推奨します。

 したがって、作家は小説用の謎を作り出す必要はありません。作家が自分で謎を作って自分で種明かしをしている作家も多い様ですが、ミステリー作家はマジシャンではありません。トモヒロック流は世界中の謎を解明する小説作法です。ミステリー作家は創作時間の多くを謎解きに使えば良いのです。

 メジャー級の謎は読者からも作家からも距離感は同じであり、共通する距離感が作家のフェア精神を示す事になります。読者には解けなかったメジャーな謎を解明すれば、作家のオリジナリティを人類初という形で証明する事にもなります。

 また、作家が提示するアンサーが前例のないオリジナルなのか、どこかの情報をまとめただけなのか、ネット時代の読者には作品の価値や作家の実力を判断しやすくなります。

 また、小説のネタ切れに頭を悩ましている時間も不要です。リアルな謎を解明するトモヒロック流において、世界中に溢れている謎こそが材料であり、無尽蔵なエネルギー資源と同等なのです。

 ② 一文字目ルール 〜 謎解きクオリティと創作姿勢

 トモヒロック流において、人類初の謎解きアンサーを用意出来ない場合は小説の最初の一文字目を書き始める必要はありません。

 その作品には発見があるのか、ないのか。このフラグが「」か、「」か。「」である場合はミステリー小説ではありません。謎解きがないミステリー小説は駄作です。駄作と分かっている小説を無理に書く必要はありません。「この謎解きは面白いから誰かに伝えたい」という純粋な気持ちが作品を書き上げるモチベーションになるのです。

 解明する謎については、その謎の全体を一度に解明しなくても構いません。謎を構成している要素の一部分だけであっても、どんなに小さな謎に見える場合でも、解明する事でこれまでの常識から何らかの固定観念が取り払われる場合には発見であり、謎解きとして成立します。

 さらに、トモヒロック流では未解明な謎ワードの乱用を禁止しています。書くなら解く。解けないなら書かない。作品が完成した時点で謎を示すキーワード(謎ワード)が謎解きのアンサーと一対のセットになっていなければなりません。

 例外として、作品の最終章までに謎解きが可能であれば、未解明な謎ワードであっても作品に登場させて構いません。他の謎解きから連鎖的に謎が解ける場合なども作品を書き始めて構いません。作家の力量によって結果オーライとします。しかし、最終章までに謎解きが出来なかった場合は、その謎ワードに関連する文章はすべてカットになります。

 このクールな制約は、ミステリー小説としてのクオリティを読者へ約束するものであり、作家の創作姿勢の根本まで試される厳しい基準になっています。

 トモヒロック流では「人類初の謎解きしか書かない」というブレない創作姿勢が当たり前なのです。作家の能力の限界に挑戦するため、作家は脳内イメージの文章化がギリギリのレッドゾーンを超えた「オーバーフロー」状態に直面する事があります。

 「オーバーフロー」について

 文章表現による限界を超えてしまった作家が体験する「オーバーフロー」は脳内パニックの様にも思われますが、トモヒロック作品においては前代未聞の傑作が誕生する前兆である、として歓迎しています。

 つまり、上記のルールは作家の脳内でオーバーフローを起こしやすい状態を作り出すために設けたルールであると言えます。を突き詰めるとオーバーフロー状態になるのが当然なのです。それを意識的に行う、極限的な創作法と呼べるかも知れません。

 オーバーフロー時、作家は「文字」の限界に直面します。メジャー級の謎を解明すると前例のないアンサーに辿り着く場合が多く、前例のないアンサーはその全貌を簡単には文章化させてはくれません。

 作家側の文才や技術的にどーのこーのという事ではありませんので、ご安心を。言うなれば、文章では表現しにくいアンサーの形をしているミステリー側の都合なのです。文章では表現しにくい形だからこそ、ミステリーはミステリーとして解明されずに存在し続けているのです。

 「文字」は常識内でのインフォメーションに適した道具ですが、常識を超えた領域に存在するアンサーを捉えるためには、道具としての機能に限界があるのです。

 経験上、謎解きに関して「百聞は一見に如かず」の場合が多く、アンサーの種類によっては文章表現よりも画像などを使用した方が作家の脳内イメージを伝えやすくなります。

 ③ ハッピーエンディング 〜 達成感と開放感

 新発見で謎解きを果たしたミステリー小説は、達成感と開放感を経てハッピーエンディングで読者を物語の中から現実世界へと帰す事が出来ます。

 純粋な謎解きに重点を置くトモヒロック流は、どの様なシチュエーションで最終章を迎えてもハッピーエンディングになり得ます。

 ストーリー全体の流れとしては、(難解な謎)を、(必ず解明する)によってオーバーフローを起こした作品(作家)の爆発エネルギーをポジティブな方向へ集中させるための( ハッピーエンディング )という事になります。非常にシンプルな力学です。この3つのポイントがしっかり書けていればいるほど作品の内容が際立ちます。

 この3つのポイントがぬるい場合は「ビミョーダ・トライアングル」という微妙な内容の作品に( ← わざとツッコミを入れさせて謎ワードを解明させるトラップに気を付けよう )なってしまいます。メリハリを意識して、それぞれの各ポイントが際立ったミステリー小説を創作しましょう。

 謎解きの補足として、他ウェブサイトへのリンクや動画を貼っても構いません。ブログ上のメリットや可能性を最大限に活かしましょう。

 ブログ小説は印刷物とは違い、締め切りや最終稿などは存在しません。この瞬間も作品が成長を続ける別次元の活きたメディアであり、作家は修正や変更を繰り返して作品を磨いて行けば良いのです。

 リアルな謎を解き、発見で未来の常識を変えて行く。パイオニア精神を持った次世代のミステリー小説のための新基準がトモヒロック流なのです。


( あらためて「トモヒロック流」を考えると、つまり、良い所取りだろ? )

 ん? いきなり来たな、ツッコミ担当君。

( 「面白いミステリー小説」という理想の完成形があって、そこへ到達するために必要な基準を揃えた、という感じだな )

 書き手には厳しいルールだけど、はっきりと明確化しておく事にした。

( 他にも「殺人事件を書かない」っていうミステリー小説らしからぬルールもあるけどな )

 そーだね。それが最初だった。僕の作品ではすでに暗黙の了解になっているけど、大前提だから詳細についてはまた後日。

( 言い方を変えると、新基準の集合体だろ? トモヒロック流って言いにくいからさ、何かミステリー小説っぽいものに例えてくれよ )

 何だろー。何かあるかな?

( キメラとかどーだ? 集合体だから )

 はい、いきなりアウト。

( ウソだろ? 医療用語だから )

 謎ワード。解明よろしく。

( 違うよ )

 「キメラ」は謎ワードだから。笑

( いやいや、医療用語だって。異なった遺伝子情報を持った細胞が同一の体内に最新の遺伝子操作技術で、、、つまり )

 つまり?

( キメラは解明する必要なし。ギリギリセーフ )

 キメラはギリシャ神話に登場する伝説のモンスターキマイラ」に由来する。発音の違いだけで同意語だ。

( 由来まで知るかよ。医学界では常識ワードだから )

 常識ワード? オリジナルの謎解きで勝負するのがトモヒロック流だから。

( 今回もやるのかよ! さっきのビミョーなトラップは回避したのに、ギリシャ神話のモンスターって。キマイラ? )

 君は超一流のツッコミだと思っていたけど、ガヤの三流ツッコミだったか。前回のゾンビの正体はマグレ当たりだったって事か。なーんだ、普通、普通。超一流を名乗るなら独自の新しい見解を示してくれないと。

( トモヒロックのツッコミ担当は超一流だって言ってるだろ? ツッコんだ瞬間にどんな謎でもスパーン! と解けて、広大な未来が目の前に広がるから )←またこんな感じのくだりから。

 未来が広がるかどーかは後で読者が決めるから。三流ツッコミじゃダメだよ? 

( どーせまた、お前はアレか、だろ? 超一流にマグレ当たりなんて無いからな。キマイラでも何でも来い。すべてを踏まえた男の生き様をよーく見とけ )

 ちなみに、ギリシャ神話に登場する合成獣「キマイラ」は、頭がライオン、体と背中が雄山羊、しっぽが毒蛇。口からは炎を吐く、伝説の生物です。

( 何だよ、口から炎って )

 「キマイラ」のイメージはこんな感じかなーと印象を確認しておきましょう。

 さぁ、果たして、ギリシャ神話に登場する合成獣「キマイラ」の正体は何なのか。本当にライオンの口から炎を吐いているのでしょーか。

 それではツッコミ担当君、超一流の、男の生き様をお願いします!


( おぉい、キマイラ! お前は ───



───  EU諸国かっ!  ) 


 ほぉー。答えがあるんだ。キマイラに。笑

( 別アレンジバージョン )

 そー来たか、どれどれ。

 ポーランドがライオンの横顔で、口からベラルーシの炎を吐いている、確かに。ドイツ周辺が雄山羊の体。背中にはデンマークの大きなツノもあって、蛇の様な形のイギリスがしっぽ。なるほどー。ヨーロッパの連合国だったのか。

 古代の人たちはヨーロッパ連合の勢いを恐れたんだろーね。当時の軍事的な強さをモンスターの様だとギリシャ神話に残した、と。ふーん。

 こーいう謎解きは好きだな、僕は。伝説にリアリティが出て来た。

 しかも今回は違う謎なのに、まさかの前回と同じ謎解きツッコミで別アレンジ。色々と踏まえてる。常識からさらに一歩進めるだけで世界がさらに広くなる。やっぱりキレが違うね、納得した。

( こっちは納得してないから )

 何で? 何の件で?

( さっきから「ギリシャ話」を連呼しているけど「」はそのものズバリの謎ワードだろ?   )

  ちょいちょいちょい、デカすぎデカすぎ。解明するって事は古代ギリシャのを現代に登場させるって事だよ? 時間軸的にどーなのか、、、

( それをやるのがトモヒロックだろ? 読み手には関係ないから。えー、皆さん。現在制作中の新作パート5にはが降臨します! ご静聴、ありがとうございました )

 第三章から新しい謎解きをまだ詰め込むって事? 結構、今回は謎解きが多いんだけど、、、あれ? まさか「ギリシャ話」と言わせるための? 

( 秘技、ビミョーなトラップ返し。シャキーン! )

 トラップにトラップで返された。でもまぁ、僕も漢だ。謎ワードを言ったのなら謎解きを書くしかない。潔いのがトモヒロック流だから。

  って事で、そっちは大丈夫? 準備は出来ているかい?

 ( 何でこっちの心配してるんだ? )

 謎解き後の衝撃に耐えられるのか、心と頭の準備は出来ているのかなーと思ってさ。想像力とかさ、理解力とかさ、期待値も含めて最大限にしておいてくれないと。それらのすべてを圧倒的に超えて行くから。

 ( 出た、トモヒロック節。この余裕。このメタ感。ミステリー史上最大級の謎を背負いながらも、なぜこの男はさらに自分で自分のハードルを上げてしまうのか。強がりではないとすると、この余裕はどこから来るのか、、、。

  しかし、これまで謎解きアンサーを見せ付けられて来た読者は知っている。トモヒロックは読者の予想を絶対的に超えて、必ず大風呂敷に帳尻が合ってしまう事を、、、)

 こっちはいつでも大丈夫なんだけど? まぁ、当初の予定の10作品は書き終える事が出来たから、11作目からはまったくの未知数だけどね。今まで以上に自由に書かせてもらいます。リミッター解除で(ニヤリッ)

 ( 押してはいけないスイッチを押してしまった様だ、、、。それでは皆さん、回必至の新作「 tangram'5 - Stereotype Control 」をお楽しみにー! )

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tomohirock

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