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フランスのインシュアテック"Alan"が€1億8,300万(約247億円)を調達し、2025年までに黒字化を目指す

Alanは、オンライン医療保険サービスの開発を継続するため、1億8300万ユーロを調達する。

フレンチテック、インシュアテック「Alan」、1億8300万ユーロを調達

2022年5月5日に発表されたシリーズEラウンドの資金調達で、ユニコーンの評価額は27億ユーロとなった。Teacher's Venture Growth(TVG)を中心に、Temasek、Index、Coatue、Ribbit Capital、Exor、Dragoneer、Lakestarが参加するラウンド。

100%オンライン補完型医療保険

Alanは2016年に、企業向けに100%デジタル補完型の医療保険を提供することでスタートした。同社は、医療サービスから診療報酬まで、医療の全経路を管理する単一のソリューションを提供する予定。また、予防と治療のサービスも提供している。また、Alanは、リアルタイム病気休暇、遠隔相談サービス、自己診断ツール、心理的サポートライン、企業向け後払いオプションなどのソリューションも提供している。

最近では、自己啓発アプリケーション「Jour」を2,000万ユーロで買収したことを発表し、それに伴い、雇用者向けのメンタルヘルスサポートサービス「Alan Mind」を開始した。このプログラムには、専門家によるコンテンツ、専門家によるライブセッション、パーソナライズされたデジタルプログラムなどが含まれる。Alanは、新しいパーソナライズされたソリューションを提供し、メンタル・ウェルビーイングにおけるヨーロッパのリーダーになりたいと述べている。


2025年に300万人の契約者

イノベーションの面では、Alan Clearのソリューションにより、ユーザーは拡張現実の中で眼鏡を試着し、アプリケーション上で直接購入することができるAlan Clinicでは、医療従事者を推薦し、遠隔診療を行っている。この機能は、会員のヘルスジャーニー全体をカバーすることを目標に、さらに発展させる予定。Alan as a Serviceは、共済会社に対してその技術を売り込んでおり、共済会社はその機能、プロセス、ユーザー体験を利用して、自社の保険契約者に同じ体験を提供することができる。

Alanは、2025年までに30万人の会員と、主にハイテクや小売業を中心とした15,000社の顧客を獲得することを目標としている

Alanは現在年間売上高2億ユーロを誇る。2025年末までに300万人の会員の健康パートナーになり、黒字化を目指す。そのために、1,000人の従業員を採用する予定である。


https://www.usine-digitale.fr/article/l-insurtech-alan-leve-183-millions-d-euros-pour-poursuivre-sa-croissance.N2001712

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