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モコロのお酒紹介シリーズ Vol.3

昨日は北海道各地で赤いオーロラが見えたとSNSで話題になっていましたね。
残念ながら私は仕事で室内にいたため見ることができませんでした(泣)

さてこれまでのお酒紹介は白州⇨山崎ときましたので次にくるお酒がわかった方がいらっしゃたかもしれませんね。

ということで今回は「知多」のご紹介になります。
今回もざっくりと歴史からの紹介です。

1972年、サントリー創始者の鳥井信治郎が夢として掲げていた「日本の豊かな自然と職人の技を生かした多様なジャパニーズウイスキー」の実現に向けて、2代目マスターブレンダーである佐治敬三氏は、知多半島の穏やかな霧の中に、最高品質のジャパニーズグレーンウイスキーをつくるための蒸溜所を建設したのです。

知多蒸溜所では、世界にも類を見ないグレーン原酒の造り分けを行っています。

連続式蒸溜機で造られているのは、ヘビー・ミディアム・クリーンの3タイプ。ヘビータイプは穀類の香り立ちが強く豊かな味わいで、ミディアムタイプは穀物由来の旨味があり口当たりはマイルド、クリーンタイプはピュアでクリーンかつほのかな甘さがある、というようにそれぞれ特徴を持っています。

さらに、知多蒸溜所では複数の貯蔵樽を使い分けて、樽熟成による造り分けも行っています。

3タイプの原酒は、ホワイトオーク樽をベースとして、スパニッシュオーク樽やワイン樽などに貯蔵・熟成され、年月を重ねて、樽香が活きた豊かな風味の原酒となります。

そうしてピークを迎えた多彩な原酒が、「知多」をはじめとしたサントリーウイスキーを支えています。

そしてこの写真の「知多」は、2015年(平成27年)9月に誕生した比較的新しいシングルグレーンウイスキーです。

「知多」の魅力は、ほのかに感じられる穀物由来の甘い香りとやわらかな味わい、なめらかで心地のよい余韻にあります。

複雑で飲み飽きしない味わいから、2020年にイギリスで開催された世界的な酒類コンペティション、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」で金賞を受賞するなど、世界各地でも高く評価されています。

「知多」を複雑で飲み飽きない味に仕上げるためにはどうしたらよいのか。その答えを導き出したサントリーの5代目チーフブレンダーである福與伸二氏は、造り分けたグレーン原酒を約10種類ほど重ね合わせることで、知多でしか味わうことができない唯一無二の味を完成させました。

シングルグレーンウイスキー「知多」に感じる複雑さは、匠の技と、知多蒸溜所のたゆまぬ研鑽があってこそ実現できた味わいです。

ちなみにイチオシの飲み方は、サントリーがおすすめする「風香るハイボール」です。

ぜひこちらもお試しください!

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