姉妹
妹「お姉ちゃん、お腹空いたよー」
姉「何言ってんのあんた。さっき食べたばっかでしょ」
妹「食べたっていってもおひつ半分だよ」
姉「おひつ半分食べりゃ十分でしょうよ」
妹「でも昨日だっておひつ半分だったよ」
姉「でもそれは一食分でしょうが。あんた一日に八食も食べてるでしょ」
妹「でもお腹空いた」
姉「少しは我慢しなさい」
妹「お姉ちゃんスカート破けてパンツ見えてる。しかもその見えてるパンツも破けてる」
姉「あんたがご飯ばっかり食べるから米代がかさんでうちにはお金なんて無いの。だから私の服も買えないの」
妹「またあれを売れば?」
姉「あれを売るったってもう最後の一台なのよ」
妹「ごめんね。私の大食いのせいで全車種全色揃ってたお姉ちゃんのフェラーリが無くなっちゃって」
姉「本当にこれが最後の一台。度が過ぎ兄弟が買ってくれるから良いけど。これでもう、うちにはお金に替えるフェラーリは無くなるの」
妹「それじゃあ私達どうなるの?」
姉「今度お金が無くなったら、あとはランボルギーニ100台とポルシェ80台を売るしかないわね」
妹「そのお金がなくなったら?」
姉「あとは大量の金塊と宝石、そして有価証券と広大な土地と数え切れないほどのビルを売るしかないわね」
妹「お姉ちゃん」
姉「お腹空いたって言いたいんでしょ」
妹「その話聞いたらお腹いっぱいになっちゃった」
姉「やれやれ」
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