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お金よりも大事なことって

なるべくお金をかけずに、よりたくさん売って儲ける。
ビジネスとして見るなら、それで良いのかもしれないけど……。

お金以外にも、大事なことはいっぱいあるよ。

利益を上げることだけを目標にして商品やサービスを売るのではなく、そこから生まれるストーリーとか、きっかけとか、つながりとか、そういったものを大切にしたい。消費するだけではなく、文化をつくっていく。イノベーションを起こす。世の中をよりよくする。

仲間と一緒に、社会課題について取り組んだり。お金だけじゃない、本当の価値を摸索したり。質の高い情報を効率よく、誤りなく収集する方法であったり、その価値と真偽を的確に判断する能力であったり。

「たくさん金を稼いだ人が成功者」っていう価値観は、もう古いのだと思う。言い方は悪いけど、サイコパスのように友人やファンからひたすら金を巻き上げようとする人間は、いくら金持ちになって世間から認められたとしても、それは単なる金の亡者でしかない。尊敬はされないし、金の切れ目が縁の切れ目になりうる。

本当の価値って、数字だけでは測れないところにあると思う。
生活にずっと寄り添う存在。人生を変えてしまうような衝撃。我が身を犠牲にしてでも守りたくなるような。出会えたことが奇跡。

テクノロジーが発達して、情報の伝達やプロダクトの開発・販売、コミュニケーションの形もどんどん変わっていく。シンギュラリティという言葉が表す様な、いずれはAIやマシンパワーが人間を上回る時代が来るだろうし、それはもうすでに始まっている。
そんな世の中で、僕らができることとは?なにに気を付け、どこへ向かったら良い?

そんなことを摸索しながら、テクノロジーとクリエイティビティをテーマにした「大人もできるかな」という勉強会を毎月開催しています。

6月は気候変動について、制作を担当したプロデューサさんをお招きしてのドキュメンタリーフィルム上映会。
7月は、お山開きの日に都内で富士登山をするイベント。
そして来月8月は、都電荒川線の路面電車をまるごと貸切にして、旅をテーマにした写真展を開催します。

2018年4月から、月に1回のペースで、思い付きの企画を立ち上げて実行している形です。

機械翻訳で物語を100の言語に翻訳して、電子書籍にして売る企画とか。音声入力や文字認識で遊ぶ会とか。お金の要らないフリマ企画。アンバサダーマーケティングについて語る飲み会。アイデアを形にするためのワークショップ。製品レビューのお作法や、語学力を身につける方法など。縁あって、キッズ向けのワークショップでゲスト講師をやったり、チェコ共和国大使館で「旅と情報発信」をテーマにした勉強会を開いたりも。

なんで、こんな企画を勝手に立ち上げて、やり続けるのか。別に、誰かに頼まれてやってるわけでもなく、いつも集まるのは個人的な知り合いばかり。ほとんどの企画が、赤字ばかり。でも、やっててとことん楽しい。いつもなにかしら発見がある。みんなで知識と体験を持ち寄る、学びの場なのです。

9月以降のテーマも考え中。新しいものづくりの形、デジタルファブリケーションやシェア工房についてはぜひやりたい。シンプルに工作ワークショップと組み合わせつつ。また、「食」についても興味があるので、フードロスの問題や虫食といったテーマと組み合わせつつ。メディアとニュースのこれから、とか。アートとマーケティングについて。語学や、旅など、興味があるテーマについては今後も深掘りしていきたい。以前、「撮る、書く、つくる」というテーマで勉強会をやったので、その続きも。運動と健康、ダイエット。お金について。「ものを買う」という行動の変化と、未来。

勉強会のよいところは、誰かが一方的に教えるのではなく、みんなで知識や体験を持ち寄って、それを共有できること。そのうえで、みんなで語り合うことができる。そこで気づき、学んでいく。それが楽しい。

学びたいこと、共有したいことがたくさんある。
そういうみんなで学べる場を今後もつくっていきたい。


「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。