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気候変動をテーマにしたドキュメンタリー上映会を主催しました

学生の頃に、都内の公民館で映画の上映会をやったことがあります。きちんと配給会社からフィルムを受け取って、映写機を使って上映するという、それなりに本格的な企画。一番安いフィルムを選んだのですが、それでも1万円くらいした気がする。安く済ませるために、郵送ではなく直接手渡しで、配給会社に取りに行った思い出。

ちなみに、映画の内容は、三大喜劇王の白黒サイレントムービー。しかも、16㎜だった気がする。暗い上映室で、音のない白黒映画を友人たちと鑑賞するという。貴重の体験でした。

で、それから二十数年経ちまして、今回は「気候変動」をテーマにしたショートドキュメンタリーフィルムの上映会。知り合いのアーヤ藍さんがプロデューサを務めたもの

『SIGNS FROM NATURE 気候変動と日本』という、23分弱のショートドキュメンタリーフィルム。日本各地5カ所で、計6名にインタビューをした内容をまとめた映像作品です。沖縄の自然、長野の雪、北海道の海。岡山の自然災害の爪痕。東京のガーデンなど。それぞれの場所で、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ方々が、感じたままに気候の変化について語る内容。心に訴えかけるドキュメンタリーです。

5月にその映画を観るイベントに参加して、「ご興味ある方は市民上映会も開催できますよ」って言われたので、「ご興味ある、あるー!」って手を挙げて、今回の上映会を開催する運びとなりました。

そして、今回スペシャルゲストになんとアーヤさんも来ていただけることになり、作品のこぼれ話とか、その後のエピソードなどもお話いただきました。

映像を見た後は、みんなでディスカッション。今回の映画は、パタゴニアさんの助成金が使われているので、パタゴニア製のロングルートビールの試飲などもしつつ。環境について、気候について、みんなで話をしました。

「気候変動」はとても大きなテーマなので、どこから手を付けて良いか分からず、どうすれば良いのか分からなかったりもしますが、こうやってみんなで一緒に考えてみると、なにかしら私たちにもできることがあるのかも、と思えたのが収穫。皆さん、気候変動や社会課題に興味をお持ちの方が多く、いろいろ教えてもらいました。沖縄のサンゴのこととか、エシカルなプロダクトやサービスを「選ぶ」ということなど。あとは、日本の「自然が美しい場所」についていろいろ伺ったので、行ってみたい場所が増えました。奄美大島西古見とか、白神山地とか、あとは屋久島もしばらく行ってないので再訪したい。

最後に、この映画をつくった350 Japanの活動を紹介。ダイベスト宣言という、「環境に配慮した銀行を選ぼう」という活動の説明などをしました。

というわけで、あっという間の90分。いろいろ考えるきっかけになりました。いろんな情報がある中で、何が正しいのか判断が難しいこともあるけれど、分からないなら分からないなりに、知ろうとするのは大事だなと思いました。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。