見出し画像

見えないものを怖がる

グレート・ハックを見終わったとこ。ネットフリックスで配信している、ケンブリッジ アナリティカのスキャンダルに関するドキュメンタリー。ちょうど、知り合いのアメリカ人も含めて、僕の周りの何人かがオススメしてたので。

で、見終わった感想としては、まぁ、面白いけど、それほどでも……みたいな感じ。期待して観ちゃうとダメだね。

なんか、ドキュメンタリーとしてはフワフワしていて、核心を付いてない。実際のところが見えてこない。一番肝心なところがもやっとしたまま。なんか、遠くから事件を眺めてる感じ。

もちろん、「当事者」を名乗る人たちは2人ほど出てくるんだけど、その人たちの発言とか行動が薄っぺらいというか。「ホントに当事者なの?」って感じで。

全体的な印象として、事件の取材をしているニュースクルーの後ろで、陽気にピースサインをしている子供達が写り込んでるのを見てるみたいな。なんか、気に触るんだよね。注目を浴びて喜んでる子供を見せられてるような。

時代は移り変わって、宣伝やプロパガンダの手法も変わってくるが、それ自体は新しいものでは無い。昔からある、自分の都合の良いように民衆の心を動かそうとする権謀術数とか。あるいは、自分を大きく見せたい軍師の営業トークとか。

いつの世でも変わらないのは、見えないものを恐れる心。それこそが、付け入る隙を与えてしまうのに。データマイニングとマイクロターゲティングがどれほど効果があるかは分からない。それが商品の売り上げにいくばくかでも貢献してるのは分かるけど。まるで陰謀説のように世界を陰で動かすなんて話を聞くと、「おいおいホントかよ」って疑ってしまう。人間って、もうちょい利口だと思うよ。

いや、でも僕が今ここでこんなことを書いてるのも、もしかしたらネットに公開してる僕のプロフィールや情報を元に、なんらかの印象操作によってカウンター意見を形成させ、真実を歪めるためのマインドコントロールをされてるのかもしれない。きっと、アメリカとかロシアとか、そこらへんが。なんてね。

見えないものを怖がるのは、今も昔も一緒だよね。だからこそ、真実を見極めるのが大事。少なくとも、なんでも鵜呑みにはしないことだ。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。