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僕が旅をするのが好きなのは、時々こういうごっつい偶然と出会えるから

チェコ共和国のミクロフ出身で、現在はアメリカのニューヨークでフォトグラファーとして活躍している、マリエさんっていう日本人の名前みたいなチェコ人の女性がいて、先日広尾にあるチェコ共和国大使館で彼女の写真集の出版記念イベントでお目にかかったのですね。

僕、チェコの各地を訪れた中で、実は一番ミクロフが好きなので。

マリエさんの写真の中に、ミクロフの湖を写したものがあって、「あ、あの湖は僕が訪れた場所だ」と思ったら嬉しくなって、イベントの帰りに話しかけたんだけど、テンション上がりすぎたせいか、肝心のその話をするのをすっかり忘れて、普通に雑談して別れてしまって「あ、しまった」と、後から気づく、と。

でね、どうしても僕のミクロフ愛と、その湖を見たときの感動を伝えたくて、Facebookでマリエさんにメッセージを送ったのですよ。そしたら、マリエさんもその湖が大好きって言ってくれて、すっげー嬉しくなって、このnoteを書いてるわけなんですけどね。趣味と波長があう人と出会えるのは、素敵なことですね。

その湖は、もともとは採掘場だったんですよ。なにかの鉱物を採るための人口の穴。

すると、ある日その穴から地下水が湧き出できて、採掘の機械や施設ごと、全部水没してしまったという話。今、その場所は湖になっています。

なんとも、不思議な湖だな、と。
よく見ると、魚が泳いでたりして。

美しくて神秘的な湖ですけど、別に観光地というわけでもなく、たまたま僕は自転車ツアーに参加して、その日は他に客がいなかったので、「ちょっと普段とは違うコースに行こうか」ってことで、ここにたどり着いたと記憶しています。なので、本来だと来るはずがない場所。

ちょっとした巡り合わせでこの場所にたどり着き、その場所の記憶を共有できる人とたまたま広尾で巡り会えた、と。

そういう偶然に出会えることが、僕が旅が好きな理由のひとつ。Googleマップやガイドブックでは、この感動は味わえないから。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。